2022年02月14日

【世界の力を読み解く】民主主義ではリーダーは育たない!~導くリーダー?窺うリーダー?信頼できるのはどっち!?~

昨年の10月末に衆議院議員総選挙が行われました。そこで日本の首相は菅首相⇒岸田首相に交代されました。岸田首相になってから3か月が経ちましたが皆さんはどのような印象を持っているでしょうか?

画像はこちらから引用

支持率という視点で見てみると「支持する」が58%と上々の評価にも見えます。
しかし、テレビ画面から伝わってくる印象で言えば多くの人が、一国のリーダーにしては存在感や覇気といったものが伝わってこないと思っているのではないでしょうか?

近年だけを見ていても知名度や存在感のある安倍首相⇒菅首相⇒岸田首相と知名度や存在感を下げる方に向かっています。昨年の総裁選のメンツの中でも存在感が薄い方だった思います。
日本の首相においては存在感が消える方向に向かっているのはなぜでしょうか?世界状況も踏まえつつ考察していきたいと思います。

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〇世界のリーダー状況
まずは極端な事例になりますが、米国大統領のバイデンは違った意味で日を追うごとに存在感を高めていますが、本来の大統領としての役割からは遠くなっている状況です。認知症を思わせるような発言も増えており米国首相のような重要な役割どころか、社会人としての必要最低限の成果すら出せるのかが怪しい状況のように思われます。

次に欧州についてですが、これまでEUにぶら下がってきた欧州各国の代表の存在感が薄くなっています。EUから離脱した英国や離脱に傾いてるドイツは違った雰囲気が見られます。
欧州の中で英国が先陣を切ってコロナ対策という名の愚策をやめる方向に舵を切りました。今までであればこういっただましが明るみになるような動きに入ることは考えられませんでしたが、ついに現実的な判断に踏み切りました。(コロナ愚策をやめた英国

そして年々圧倒的に存在感を強めているのはロシアのプーチンと中国の習近平です。この2人については、自国内だけでなく世界中に対しての存在感も強めつつあります。

“民主主義=善”?“独裁政権=悪”?
このような違いがここ最近強くなっているのはなぜか?
日本のメディアや教育だけを信じている人からすると、ロシアや中国のような独裁国家が世界の中心となると大変なことになるといったことを考えてしまいます。このような勘違いというのは“民主主義=善”という思考から始まって“独裁政権=悪”になっているからです。

民主主義というのは権利や人権、自由といった本来は存在しないものをさも存在するもののように定義して、人々の意識を支配しているだけのもの。これは以前の記事(リンク)でも紹介したように、無から有を生み出すことを得意としてきた欧州諸国の基盤となっているのはまさに民主主義です。そこから米国や日本にも展開されていますので思考の基盤はほぼ同様です。

民主主義振興では現実的な闘争からは切り離されていくことになります。戦時中や戦後であれば国としてやるべき課題は明確であったこともあり、強い圧力が国の代表にも掛かっていたと思いますが、現状ではそういった圧力がないため、存在感をなくしている(=無能化している)と言えるでしょう。

〇導くリーダー?窺うリーダー?信頼できるのはどっち!?
日本を見ていればイメージしやすいと思いますが、首相を筆頭によくやっている事は会議や意見調整といった生産性の低いことばかりをやっていいます。とにかく決めることをしません。それが許されてしまっているという時点で、完全に圧力から切り離されてしまっていると言えるでしょう。リーダーが本来するべきことは自らで情報を統合して答えや方針を出すことです。

常に社会の圧力にさらされている企業のリーダー達は高い圧力の中で自らで考えて方針を出して進んでいく中で、仕事で成果を出すための闘争力を身に付けていきます。既に官僚機関の中には頼れるリーダーを育成する機能は有していないでしょう。

中露は独裁政権と言われていますが、実際には目の前の現実的な問題に向き合いながら先陣を切って闘ってきただけのことです。
自分が属する集団のリーダーであれば方針を出してくれるリーダーとみんなの顔色を窺って会議ばかりしているリーダーどちらを選びますか?

〇潜在的に求められる地に足の着いた政策
当然世界でも答えを出して問題を解決してくれる国が信頼を得ます。現実的な問題を解決してくれる中露についていく諸国が増えていることからも分かります。それはユーラシア諸国(イラン、カザフスタン、シリア、アフガニスタンなど)を見れば明らかです。(リンク

欧州も英国以外にもデンマーク、ノルウェー、イタリア、スウェーデン、フランス、スイスが、ワクチン接種の強制になるワクチン旅券の制度の停止に入っています。中露に続くような国力を有する存在になれるかどうかは、まずは騙しのコロナ騒動からどのように離脱していくか、多くの国が関わり始めているウクライナ情勢(リンク)にどのように関わっていくのかが試金石になりそうです。

by Satoshi

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