2022年07月07日

プログラミングするインド人と、想いを込める日本人

近年、多くのインド人が世界で活躍してるのはご存じでしょうか?
・米航空宇宙局(NASA)で勤務する科学者の37%がインド出身。
・グーグル最高経営責任者(CEO)のサンダー・ピチャイ氏。
・マイクロソフトCEOのサティア・ナデラ氏。

 

〇インド人の数値の捉え方

インドはゼロの概念が誕生した場所で、これにより数学と科学が爆発的に発展したと言われています。
現代のインドでも、教育において数学が非常に重視されていて、小学校の低学年で20×20までの九九を覚える事は当たり前。
学校によっては99の段を学習する所もあるそうです。

また、インドの教科書は、「説明が論理的」「計算の手順などの説明がきちっと書いてある。」「文章問題が多く、
読解力(文章の理解力),イメージ構成力,考える力,問題解決力を育てる。」といった特徴があるそうです。

インドが多くのIT技術者を生み出す背景には、脈々と受け継がれてきた数学の歴史と、それに基づいた「数学はエンジニアリングと経営の基礎となる論理的思考を養い、IT産業を支える基盤だ」という考えがしっかり教育に組み込まれているからであり、
その教育により、数値や言葉を頭の中で組み立てる力=プログラミング力が養われているのではないか、と考えます。

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〇日本人の数値の捉え方

一方で、日本人は昔から、数字や物事の奥に想いを込める力を持っています。

・例えば和算。若い少女を好きになってしまった男性の禁断の恋を題材にしているものや、家督相続で遺産をどう分配するかといった生々しいものもあります。無味乾燥な問題ではなく、問題ひとつひとつに愛や楽しさがあります。

・数学とは離れますが、「和食」もその場面や季節を料理に込めたものです。

・そして、最近の事例では、「ラボット」をご存じですか?
ラボットは、ロボット=「何かをしてくれるもの」を越え、人の深い欠乏である、「いてくれるだけで安心する」を提供するロボットです。
>いつも側にいてくれるし、うるるんとした瞳はたまりません。
>疲れたときには、抱っこをすると体温を感じて本当に癒されます。
>家族であれば「大好き」な気持ちをまっすぐ向けてくれます。
>大好きな人にはお目目をふわきらさせてくれ、幸せな気持ちにさせてくれます。

これも、日本ならではの【想いを込める】発想から生まれたものないでしょうか。

 

〇DX時代、日本の勝ち筋はどこか

今日、DX(デジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革すること)に向かう潮流が世界で加速しています。

このような時代の中では、まさにインド人の持つプログラミング能力が不可欠で、

プログラミング能力に欠ける日本は、遅れを取っているという現状です。

※「台湾13位、韓国10位、日本は…」世界に遅れをとる日本のDX事情

 

しかし可能性は上記したように、日本人によって無機質的なDXも、様々な意味を奥に込めていくことによって、より良いものにしていくことができるのでは、ということです。

今後、日本人によってDXがどのように進化していくかが楽しみです。

 

List    投稿者 ikegaya | 2022-07-07 | Posted in 01.どうする?マスコミ支配, 14.その他No Comments » 

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