2016年10月25日

ロシアの中国包囲網と日本

ロシアの世界覇権が着実に進んでいます。

すでに中東諸国はロシアの勢力下にあり、ロシアの有する最新鋭の兵器群はアメリカのそれを上回っています。直近のロシアの動きを見てみましょう。

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■ロシアと諸国

・インド、イラン、サウジアラビア

モディ首相はプーチンと会談し、ロシアのミサイルシステムS400を導入することになりました。この兵器はロシアが同盟国と認める相手にしか売却しないと言われています。インドは事実上、ロシアの傘下に入ったと言えます。イラン、サウジアラビアも導入すると言われています。

・トルコ

NATO加盟国であるにも関わらず、ロシアから天然ガスの供給を受けることに合意しています。トルコはNATOとアメリカを裏切り、ロシア側についています。本来ならNATOの制裁を受けてもおかしくありませんが、インジルリク空軍基地に保管されている核兵器を盾に、NATOとアメリカをけん制しています。このトルコもロシアのS400を導入する予定です。

・フィリピン

ドゥテルテ大統領は日本、中国に訪問した後でロシアを訪問する可能性を示唆しています。すでにアメリカとの決別宣言をしているフィリピンは、明らかに親中親ロです。経済で中国、そして軍事面ではロシアと同盟関係を結ぶと考えられます。S400を購入するかもしれません。

 

■諸国のS400配備は、ロシアの中国包囲網か。日本はどうする?

ロシアの誇るS400とは、多目標同時交戦能力を持つ長距離地対空ミサイルです。これはアメリカのパトリオットミサイルの2倍の射程距離を持っており、400km先の6つの標的を同時に処理する能力を有している最新鋭のミサイルシステムです。

このS400をインド、トルコ、イラン、サウジアラビアが導入。近くロシアを訪問するフィリピンも導入する可能性が高いと考えられます。

ロシアが次々と傘下に置いている諸国は、かつてはアメリカの勢力下にあった国々です。これまでアメリカは、軍事上の重要拠点とされる国々を自国の勢力下に置いてきました。それをロシアが次第に取り込んでいることが上記からわかります。

中国もS400を配備していますが、経済力をもってアジア、中東、アフリカへと勢力を拡大しています。あらためてロシアのS400の導入先を見ると、経済拡大し続ける中国に対する包囲網を敷いているのではないかと考えられます。

当ブログでも以前のエントリーで触れましたが、ロシアと中国には根本的な立脚点に決定的な相違があります。いずれ両国は対立することになります。こうした未来を見据えてのプーチンの一手なのでしょう。

日本もそのひとつになるのか、強力な同盟関係を築けるのか。日露首脳会談は12月に迫っていますが、このように考えれば主導権は日本にあるのです。

 

(by ken)

List    投稿者 nihon | 2016-10-25 | Posted in 09.国際政治情勢の分析, 12.現代意識潮流No Comments » 

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