2016年07月15日

直接民主制度を国民は求めているか?

今回の参院選もおかしなことばかりですが、投票前にも少し話題になった「支持政党なし」という政党はどうなったのでしょうか?

出口調査では、「無党派層」の比例区投票先で民進と自民の 19%、共産党の13%、おおさか維新の会の11%に次いで「支持政党なし」が10%に達していると報じられました。
結果は64万票!。思った以上に票が伸びている事から、「勘違いして投票をしてしまった人もいるのではないか?」という評価も、それだけでは説明出来ない感じです。

ネットで国民の意見を募り、政治への参加(直接民主主義)を趣旨に立候補している「政党」ですが、改めて直接民主制に可能性はあるのでしょうか?

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「支持政党なし」善戦をもたらした”徹底的に孤立した個人”
(http://www.huffingtonpost.jp/tooru-takeda/election_japan_b_10953204.html)

> (中略)今回、新たに注目しておきたいのは「支持政党なし」の予想外の「善戦」である。朝日新聞の出口調査では無党派層の比例区投票先で民進と自民の 19%、共産党の13%、おおさか維新の会の11%に次いで「支持政党なし」が10%に達していると報じられた。(朝日新聞デジタル「無党派層、比例投票 先は民進と自民互角 朝日出口調査」7月11日)。結果的には比例区で64万7071票にとどまり、擁立した2名とも落選。選挙区候補も全員落選したが、 総得票数では正規の政党である「こころ」と「新党改革」の間に入った。

>(中略)
だが、この反語的名称の政党が登場し、国政選挙に挑戦するたびに票を伸ばし、単なる「勘違い」を越えた支持を得つつある現実については一度考えてみる価値があるように感じている。
言 うまでもないことだが代議制民主主義は唯一の民主主義形態ではない。たとえばジャン・ジャック・ルソーは『社会契約論』の中で英国議会選挙への皮肉を書い ている。「イギリスの人民は自由だと思っているが、それは大きな間違いだ。彼らが自由なのは議員を選挙で選んでいる間だけで、議員が選ばれるやいなやイギ リス人民は奴隷になって、無に帰してしまうのだ」。

改めてこの政党の存在は、特定政党への支持表明を好まない人の心情を、積極的かつ反語的に示すチャンスだと思われたのではないか?
「支持政党なし」を謳う政党という反語が、そうした個人の存在をかいま見せる装置として機能したと言っていいのではないでしょうか。

■直接民主制とは?
「国民が直接政治的決定に参加する制度。代議制に対比。古代ギリシアの都市国家で典型的にみられた。」
とある。実際にこの制度で政治が行われている国はどれくらいあるのか?

「世界が注目、スイスの直接民主制」
(http://www.swissinfo.ch/jpn/%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%81%8C%E3%81%8A%E6%89%8B%E6%9C%AC-_%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%8C%E6%B3%A8%E7%9B%AE-%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%9B%B4%E6%8E%A5%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%88%B6/33539920)
GLARNER LANDSGEMEINDE, LANDSGEMEINDE GLARUS, TRADITION,

 

 

 

 

 

 

 

スイスの直接民主制は、外国から熱い視線を浴びているらしい。
特に大きな関心を示しているのはドイツ語圏諸国で、近い将来スイスの政治システムをまねる国が出てくるかもしれない。
(※グラールス州のランツゲマインデは、直接民主制の典型的な例と言われる。)

■制度化されている国や自治体
直接民主制の特色として、有権者は一定数の署名を集めれば国レベルの国民投票を要求できる。
この制度を認めている国は1920年以前のスイス以外に、

・リヒテンシュタイン公国
・イタリア
・サンマリノ共和国
・アメリカ
・カナダ
・オーストラリア
(1990年代以降~)
・東ヨーロッパの14カ国(ラトビア、リトアニア、ハンガリーなど)
・南米のウルグアイ
・コロンビア
・ベネズエラ

に同様の制度がある。
(※民主主義研究機関「アーラウ民主主義センター(ZDA))より

■なぜ直接民主制に注目が集まっているのか?その潮流から可能性と追求ポイントは何か?
・間接民主制への不満の高まり
・既存の民主主義国家は権威主義に傾き、権力は施政者に移りつつある
・直接民主制の弱点として「多数派による専制政治」。少数派が追いやられる。
・初期段階で野党の権力闘争の道具として使われることが多い
・国民からの要求で国はがんじがらめにされる
等々

List    投稿者 sin | 2016-07-15 | Posted in 01.どうする?マスコミ支配No Comments » 

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