2016年01月03日

2016年 主要国の動きはどうなる?~最新の軍事費動向~

皆様、お正月は如何お過ごしでしょうか?
暖冬で過ごしやすいとの声が聞かれる一方で、環境の変化が気になります。

さて、2016年の主要国の動きや先行きはどうなるのか?も非常に気になります。
特に日本と関係性の高い中国や米国を中心に、世界情勢を先読みする上で切り口になるであろう事象と、その記事を挙げてみようと思います。

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①主要国の動向は、最新の軍事費動向を手掛かりに予測してみる。

軍事費の動向には、先の勢力の入れ込み方がよく分かる指針となる。特に対GDP比における比率を注目していきたい。

「主要国の軍事費をグラフ化してみる(2015年)(最新)」http://www.garbagenews.net/archives/2258794.html

ストックホルム国際平和研究所(Stockholm International Peace Research Institute、SIPRI)は2015年4月13日、2014年における世界の軍事費動向をまとめたレポート「Trends in Worldmilitary expenditure 2014」を発表した。

その内容によると2014年の世界全体における軍事費総額は1兆7760億米ドルであることが分かった。もっとも多い軍事支出を計上していたのはアメリカ合衆国で6100億ドル、次いで中国の2160億ドル、ロシアの845億ドルが続いている。
今回はこの報告書を基に、世界の軍事支出の現状を確認していくことにする
(発表リリース:Trends in World military expenditure 2014)。

2015軍事費2015軍事費2

特に上位3国の軍事費は、世界の総軍事費の約半分にのぼる。中でも、ロシアの軍事費はここ数年急増していることに注目したい。
特に、対GDP比でみるとロシアはアメリカの「3.5%」に対し、同国は「4.5%」と上回り、中国の「2.1%」やほかの先進国と比較すると抜きん出ている事が分かる。


②ロシアの軍事費においては年々上昇傾向にあるが、「超兵器」と言われている兵器の導入においては、米国ですら遅れをとっている。

下記の記事は週刊事実報道(12月24日発行)からの引用です。
※るいネット参考記事(http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=311006

◯ロシア「超兵器」米圧倒~米上回る軍事科学技術~
●「撃沈」されたイージス艦
 ロシアの軍事力の存在感がここ数年、急増している。世界銀行のデータによると、ロシアの軍事費は98年の236億ドルを底に、ほぼ毎年増加。2009年には1000億ドルを突破した。14年には1700億ドルに達し、世界5位の規模に膨らんだ(約20兆4千億円、1ドル=120円で換算)。

ロシアの軍事費は、世界1位の米国と比較すれば(14年、6000億ドル)、3分の1程度に過ぎない。しかし、対GDP比でみると米の3・5%に対し、同国は4・5%と上回り、中国(2・0%)やほかの先進国と比較すると抜きん出ている。
ソ連崩壊を経て、軍事大国として復活したロシア。その軍事向げ科学技術の水準は、いまや米国を上回ると噂される。昨年、それを垣間見せる「事件」が起き、世界の軍関係者の聞に衝撃が走った。日出年4月、黒海。米国の駆逐艦「ドナルド・クック」が、ワクライナ紛争の威嚇行動のために派遣されていた。

同艦は米国が誇る最新鋭のイージス戦闘システムを搭載し、世界最強の攻撃力と防御力を有する。その「最強の軍艦」であるドナルド・クックに向って、ロシアの戦闘機「スホーイ包」2機が突然、接近してきた。同艦がスホーイに向けて醤告を発した直後、同艦のレーダーやミサイル発射・防御システムに至る全ての装置、機器が一斉に停止した。瞬時にしてドナルド・クックは「張子の虎」になったのだ。

その問、スホーイは、丸腰になったドナルド・クックに向けて、12回もの仮想ミサイル演習を実施。その全てが成功を収めた。もし、これが実戦なら、同艦は黒海に沈んでいたことになる。
軍関係者らは「スホーイの電波妨害システムが、ドナルド・クックの全ての電子システムを無効化した」とみている。スホーイに搭載されていたのは、ハイテク兵器を上回るロシアの「超兵器」だった。

また、中国においてもアメリカを凌駕しているらしい。
オバマが南品シナ海に送り出した米空母が、中国のEMP(高高度核爆発によりパルス状の電磁波を発生させる兵器)により無力化したという情報が出回った。
「中国のEMP兵器で米空母が無力化したという話」(http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=310380


③ロシアとアメリカが手を組む!?

昨年12月。露プーチンは米国次期大統領選にて、米共和党公認候補を目指して支持率トップを走っているドナルド・トランプ氏を公の場で絶賛したそうです。
露首脳が米国大統領選に関するコメントを出すのは極めて異例です。
米国事情を知った上であえてトランプ氏を絶賛したのです。なぜでしょうか?
※るいネット「露プーチンが暴言男・トランプ氏を絶賛するのはなぜ?①」(http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=310560)

プーチンは、政治家歴はないのに世界的知名度の高いトランプ氏があえて米大統領選に立候補した真の目的が何であるのかを見抜いているからでしょう。
その真の目的とは、ズバリ、米戦争屋CIAネオコンの傀儡候補・ジェブ・ブッシュを絶対に米共和党公認の次期大統領候補にしないことであると本ブログでは観ています。そして、トランプ氏やその支援勢力の狙い通り、ジェブが米共和党の公認大統領候補になれる芽はほぼ摘まれてしまいました。

このようにアンチ・ジェブのトランプ氏陣営は、米保守層の心理を徹底的に研究分析して、どうすれば、トランプ氏の支持が上がるのかに精通しており、彼らの計算どおり、トランプ氏は米共和党候補の中で支持率トップに立っているのです。
米戦争屋系の米マスコミがいくらトランプ批判を展開しても、まったく効果が上がっていません。

そこで、露プーチンはトランプ氏の米戦争屋の傀儡候補・ジェブ潰しが大成功している事実を大いに評価しているということです。
プーチンはジェブが次期大統領になったら、近未来の米国は、2000年代初頭のブッシュ・ジュニア米戦争屋ネオコン政権時代と同様に再び、戦争世紀に突入し、今度こそ、第三次世界大戦が勃発するのではないかと危惧していると思われます。

今年も主要国の動向から目が離せない一年になりそうです。
特にロシアと中国の関係、特に本源性を主体とした判断はなされているのか?そして米国における様々な勢力を中心に探っていく所存です。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

List    投稿者 sin | 2016-01-03 | Posted in 01.どうする?マスコミ支配, 09.国際政治情勢の分析No Comments » 

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