2008年12月16日

インドとパキスタンの関係

インドの同時テロ事件がニュースで数多く報道されている。
イギリスのストロー法相は、【テロリストは「世界の偉大な宗教の1つ」であるイスラム教とは関係がないと強調しつつも、「テロ行為に身を投じる者は全く邪悪な人間で、聖典コーランの教えに完全に背く行為をしていると強く批難した。さらに「テロリストたちが目指しているのは罪なき人々を殺し傷つけることだけでなく、社会の分断だ」とテロリストを厳しく批判した。」
そしてインドは、パキスタンを非難しパキスタンは、インドの策略だ反論している。過去数十年のインドとパキスタンの関係は、お互いに敵対国家とみなしており、現在の火薬庫のようになっている何故なのか?
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よくわかる政治 辻 雅之 http://allabout.co.jp/career/politicsabc/closeup/CU20020121/よりお借りしました。
宜しくお願いします。

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○両国の誕生の歴史
インドとパキスタンの歴史は、大英帝国によって「インド植民地」として植民地支配を受け、1947年、相次いで大英帝国から独立を果たした。大英帝国の植民地支配は、支配層(主にイスラム教徒)を通して大多数の民衆(ヒンドゥ教徒)から富を収奪する間接支配方法である。常に支配層と民衆の対立あるいは、宗教間の対立を造り、直接英国に反旗が揚がらないようにする事であった。
英国の国力の衰退に伴いヒンドゥ教徒の多い地区(インド)、イスラム教徒の多い地区(パキスタン)の独立を認めた次第です。
○歴史上の闘争と背景
両国の争いの場カシミール
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/6063/komento1.htm「インドとパキスタン」参照します。
 

インドはかつて、ムガール皇帝を一応の頂点とする封建領主(マハラジャなど)が支配して
いました。
 カシミールにも領主がいて、彼はヒンズー教を信じていました。彼は当然ネールを支持した
から、カシミール州はインドに所属することが決まりました。
 ところが、カシミール住民の多くはイスラム教徒ですから、彼らはパキスタンとの合併を望みます。
【3度にわたる全面戦争】
 インドとパキスタンは独立以来50年の間に、3度にわたって全面戦争を行いました。そのうちの2回はカシミール領有の問題が原因でした。
 
圧倒的に有利なインドに比べて、パキスタンの病状は深刻です。
長い国境をインドと接するパキスタンは、国境を警備する陸軍が重要だから、陸軍(軍部)
が政治に強い発言力をもっています。実際、パキスタンでは数度にわたってクーデターが起こ
り、現在の大統領ムシャラフも陸軍の参謀総長の座にあって、99年にはクーデターで政権を
奪取しました。
 また、98年にはインドとパキスタンが核実験に成功しました。相手に対する恐怖と不信感
から両国の指導者は原子爆弾に手を伸ばしたわけですが、これで全面戦争イコール完全破
壊となることは確実です。「戦争」という選択肢は、以前より選びにくくなりました。
「抵抗」としてのテロリズム
 古来、勝ち目のある戦いなら正々堂々と行うものです。勝ち目がなければ、不利な側は物
陰から敵軍を攻撃し、ベトナム兵士が言うところの「今日一日戦えれば、それが勝利だった。
水滴が石に穴をうがつように、アメリカ軍を磨耗させるつもりだった」(「ベトナム戦争」参照)というゲリラ・テロ戦争に打って出るしかありません。
 国家による全面戦争ができなければ、強力なインド軍を自分たちの手で追い払ってやろう。
そう考えるイスラム過激派が、ここ数年、インド軍に対する奇襲攻撃を繰り返しています。01年にはインドの首都ニューデリーのインド国会がイスラム過激派によって攻撃されました。
 4度目の戦争の足音
インドの人々はムシャラフ政権に対して失望。・・・・・

○今後の両国の関係
インドとパキスタンの関係が回復する望みは少ない。近年のパキスタンは、アメリカの国力衰退からもイスラム諸国(反米)よりに動き始めており、インドは元々反イスラムであるから過去からの紛争は続くと思える。
どちらにしても、対立(人種・宗教・階級・利権等)を煽り、紛争により利益を得るユダヤ商法まがいの国際政治が続く限り、貧困国では、紛争はまだまだ続くようである。

List    投稿者 yuji | 2008-12-16 | Posted in 09.国際政治情勢の分析2 Comments » 

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コメント2件

 Suzumotojin | 2009.04.04 13:05

類ネットからたどって、拝見しました。
まず、申し上げます。
トップページのこの文章が、極めて読みづらいです。
というよりも、理解不能です。
あなたは、誰にこの文章を読ませたいのですか。
もし狭い、あなたとツーカーの人間と分かり合いたいのならば、これで結構です。
しかし、部外者は、あなたの文章を決して読んでくれません。
私が、保証します。
もし、私のような部外者に、あなたの主張を読んでほしいのならば、日本語を学びなさい。
あなたの主張は素晴らしいので、残念だから申し上げているのです。
同じく、わかりづらい文章をブログで書いている、私の印象です。

 sinkawa | 2009.04.04 20:59

企業は株主のものであり、そこで実際に働いている人々のものではない。
そして、働いている人々も、企業は金を稼ぐ場であり自らの属する場・集団だとは思っていない。
米国はこれを徹底してきたと言えると思います。
その企業が社会・国家に救済を求めること自体が、彼らの徹底してきた個人主義と根本で相反すると感じますが、個人の利益を最優先するためには国家も利用すると言う点で貫徹されていると言えそうです。

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