2020年11月05日

奥の院の主体性の根源は、対ローマ戦争、敗北総括にある。海賊≒共同体の組織論と思考を見失わないこと。

奥の院は今、コロナを使って世界秩序を根本から作り変えようとしている。しかし、その長い歴史のわりに、巨大勢力となって世界を支配するという位置には収まろうとはしてこなかった。むしろ反権力・反大国というスタンスを取り続けているように見える。

中世十字軍で、小国連合を組織してイスラムの大国と事を構え続け、近代も欧州の大国ハプスブルグと対立し続けた。産業資本の時代になってもその道には手を出さず、ロスチャやロックが巨大国家と一体となって動くようになっても、そのような勢力からは一線を置き続けた。

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 その理由は、対ローマ戦争敗北総括にあるのではないか。奥の院の出自は海賊。海の上は判断の誤りが死に直結する、本能からの思考・事実認識が求められる。加えて一人の誤りが全員の死を招きかねないから結束する、究極の共同体ともいえる。その中で自在に考え、判断して生き残ってきた、それが、長きにわたって勢力を維持し続けた力の源と思われる。(海賊≒共同体の組織論と統合力、本能からの思考・事実認識)

そのような組織統合力と思考をを武器に有力な商業国家(フェニキア→カルタゴ)となり、最終的にローマと戦うことになる。しかし、敗北する。

ローマは陸上の本家略奪集団の流れにあり (海賊は、負けて海上に逃れた勢力)、『私権集団』としての統合力も思考(≒思考停止)も格上である。カルタゴ(元祖、奥の院)にたまたま有力な指揮官がいたこともあり、ローマ路線で巨大化して勝てると見誤ったのではないか。

そこでの総括は、ローマに対抗するため、自らの武器(海賊≒共同体の組織論と統合力、本能からの思考・事実認識)を忘れ、巨大国家の論理と思考に絡めとられ、活力も認識の確かさも失ったと総括したのではないか。

ローマに正面から対抗しようとすれば、大規模な軍隊を組織しなければならない。巨大な私権集団を作れば、海賊≒共同体の統合力とは無縁となり、活力は下がるし、認識の確かさも失われる。産業国家の道を選ばなかったのも同様の理由で、歯車となった巨大な思考停止集団では、長く続かないと考えたのではないか。ロスチャ、ロックの帝国に対しても同様に見なしていたのではないか。(200年しか続かなかった。)

海賊≒共同体の組織論(→統合力)と、思考(事実認識)を見失わないこと。これを選ぶため、巨大になることを避けてきた。そして、そのような組織論と思考は、脱貧困の時代(共同体の時代)に、改めて世界で必要とされる普遍性を持っている。本質的に必要な思考を守ってきたと言えるかもしれない。私たちが縄文の共同体性と思考をもって、どう世界と戦い、貢献していくか、そのために学ぶべき点も多い。

 

List    投稿者 nihon | 2020-11-05 | Posted in 08.近現代史と金貸しNo Comments » 

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