2008年06月25日

マイクロクレジット~グラミン銀行~その一~

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写真は ここ から
金貸し”と言えば、最近では、額に汗しないで、金をだまし取り・金を吸い上げることに長けている“国際金融資本家”が真っ先に思い浮かぶ。身近なところでは、バブル期にはじゃんじゃん金をばら撒き、バブル崩壊後には一気に貸し渋り、銀行自体の倒産の危機が叫ばれると政府の厚い保護を受け(実態は国民の税金)、いくら預けてもすずめの涙しか利息が付かない銀行や、絶対手を出したくない、弱者に付け込むマチ金etc.etc.があげられますが、
本来、あるべき、お金の融資=貸し方とも言うべき、『返済の目処を立てさせる⇒(どうする?)相談に乗り、返済のためのアドバイスを行い=仕事を創り出す→(結果)負の循環から抜け出し自立=活力を生み出している』銀行が東南アジアを始めとして各国に広がりつつあります。今回は、その代表格ともいうべき、
グラミン銀行を紹介したいと思います。
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●マイクロクレジットvol.1 「21歳の女性が貧困から抜け出せた!バングラデシュで成功したグラミン銀行 」

●マイクロクレジットvol.2 「世界に広がるマイクロクレジット借り手の半数が貧困を脱出 」より

グラミン銀行について
グラミン銀行の特徴は、株主の93%が同行の借り手であること。残りの7%は政府が所有している。借り手と、株主=会社の所有者がほぼ同じであるため、「もっと儲けるために、貧しい人への貸付を減らせ」といった圧力は働かない仕組みになっている。バングラデシュ国内4万の村に1175の支店を持ち、約1万2000人のスタッフがいる。
スタッフの目的は借り手にきちんと返済させることだけでなく、借り手の生活水準が向上することだ。子どもが学校に行っているか、貧困線から脱することができたかなどいくつか基準を設け、優良店は表彰している。貸付はいくつかの種類に分けられ、使途によって利子が異なる。事業資金のためのローンは20%、住宅ローンは8%、高等教育のためのローンは5%だ。

利子が20%というのは、暴利なようにみえますが、
ウキペディア グラミン銀行 より

低金利融資とはいえ、金利は年率20%近くであり日本におけるノンバンク系金融機関(グレーゾーン金利が撤廃された場合の最大年率20%)と数値的には大差がないように見える。
しかしながらバングラデシュにおける貧困層向け高利貸手の金利は年率100%、200%とも言われており、バングラデシュの物価上昇率(10.3%(2005年度))を考えると低く抑えているといえる。

(リンク先に戻って)

土地ではなく「信頼」が融資の決め手
  融資の仕組みは既存の銀行とはだいぶ違う。「借り手の返済能力」を土地ではなく「仲間からの信頼」で測るのだ。借り手は、5人で1組のグループを作る。それぞれが、竹細工や家畜の飼育、木細工など自分の仕事を持っている。それぞれが自分の仕事に必要なお金や収益性について計画を立て、それをグループ内でチェックする。
  グループのメンバーは同じ村に住んでいるので、お互いの性格や仕事ぶりをよく知っている。「この人の計画には無理がある」と気づくのも容易だ。お互いが励ましあい、アドバイスしあう構造が生まれるため、返済率は高くなる。
借り手は1週間に1度、グラミン銀行の支店が主催する集会に出席する。そこで決められた分の返済をしたり、事業計画について話し合う。銀行側は借り手の状況を知ると同時に、計画についてアドバイスする機会も得られる。
  グラミン銀行総裁となったユヌス教授は、「これは慈善事業ではなく、きちんとしたビジネス。利子を取って収益を上げています」と言う。実際に設立以来、約20年間で赤字は3期だけだ。2001年の最終利益は5900万タカ(約1億2000万円)で黒字。2001年8月から02年7月までに、143億タカ(約295億円)を貸した。返済率は98%、貸し倒れはわずか2%である。

規模は小さいが役に立つ度合いはメガバンクより上
  日本人から見れば、グラミン銀行は小さな銀行だ。預金総額は71億タカ(約146億円)しかない。数十兆円の預金総額を誇るメガバンクの1000分の1の規模である。けれど「お金を貸して人の役に立つ」ことで利益を上げるという、本来銀行がやるべき仕事をきちんとやっている。このことは、私たち日本人にも2つの大事なことを教えてくれる。
  1つめは、金融システムの多様化だ。ユヌス教授は言う。「既存のシステムは大企業など巨額のカネだけのために動いている。でも、貧しい人にお金を貸してきちんと返済してもらい、彼らを経済的に強化することで、社会全体を強くできる」。1997年にインドネシアやタイが金融危機に陥ったのは、ヘッジファンドが一度に資金を引き上げたことが原因だった。普通の人の生活をよくするためには、グローバルな資金の流れとは切り離された、小規模で地域に密着した金融機関が必要なのだ。
  2つめは、貧困を減らすには「援助」でなく「融資」が有効ということだ。これまで主流だったのは、援助金や物資を送って貧困層を助けるという発想だ。でも、他国からモノやカネをもらえると期待していては、いつまでたっても自立できない。貧しい人々の生活を根本的に改善するには、自分の力で生活を支えられるように、起業の手助けや融資をするほうがいいのだ。
  グラミン銀行のように、貧しい人を助けるために、少額を無担保で融資する仕組みは「マイクロクレジット」と呼ばれ、アフリカやラテンアメリカなど各国に広がっている。

 南アフリカで融資を受けた女性。子どものころから生活は苦しく、それは結婚しても変わらなかった。だが、友人から地域のマイクロクレジット機関について教えてもらったことがきっかけで、生活を立て直すことに成功したという。自身は貧しくて学校に通えなかったが、生活を立て直せたことによって娘を大学に行かせることができたそうだ

こう言った活動は、1億人以上に影響を与えている。

すでに1億人以上の生活を変えた
  マイクロクレジットを手がける機関は、今やバングラデシュだけでなく、他のアジアの国々、アフリカ、中南米にも広がっている。世界2186のマイクロクレジット機関の発表によると、2001年12月末時点で借り手の数は5490万人に達しているという。そのうち約半数の2680万人は最初に融資を受けたとき、最貧困層に属していた。一つの家族を5人と仮定した場合、マイクロクレジットは1億3400万人の最貧困層に何らかの影響を与えたことになる。
  国連は、世界に30億人いると言われる貧困人口を「2015年までに半減させる」という目標を掲げている。世界のマイクロクレジット機関に関わる人々は、この目標を達成するにはマイクロクレジットこそが有効な手段であると考えている。

~その二~へ続く

List    投稿者 sodan | 2008-06-25 | Posted in 08.近現代史と金貸し2 Comments » 

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コメント2件

 日本を守るのに右も左もない | 2008.10.12 5:00

『近代国家成立の歴史』3 教会支配の拡大と金貸しの台頭

『近代国家成立の歴史』2 国家と教会の結託 ~ローマ帝国を事例に検証する~ の…

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