プーチンはトランプを見限った!?~次にプーチンはどう動く?~
現在は中東を外遊中のトランプ大統領ですが、米議会はトランプの弾劾準備に入ったと報じられており、メディアの発表では支持率も40%を切りました。
先週はドルも急落を見せるなど、アメリカ情勢が不安定になっています。果たしてトランプ政権はどこに向かうのでしょうか。
◆旧勢力に乗っ取られたトランプ政権
5月17日のニューヨークダウは8ヶ月ぶりの急落を見せました。これはトランプがコミー氏をのFBI長官職を解任したことに端を発したマスコミの一斉批判報道が起点となっています。
トランプ政権は大統領補佐官であったマイケル・フリン氏の辞任を皮切りに、次第にロスチャ・ネオコン・CIAの旧勢力が、政権内部に強力に入り込み、トランプの娘婿であるジャレッド・クシュナー氏もまた、ソロスとの繋がりがあることも明らかになりました。
シリアへのミサイル攻撃は、もともと戦略的価値のない基地への攻撃でしたが(この大半はロシアが迎撃)、これは政権内部に入りこんだ旧勢力と、それに歩調を合わせたマスコミにより、止むに止まれずトランプが実行したものでした。北朝鮮への示威行為もこれに当ります。
ロシアゲートの報道は旧勢力の下、昨年末からのマスコミによる仕込みが、今になって効果を発揮。コミー氏の解任は、追い詰められたトランプの一手とも言えましたが、むしろ旧勢力の罠に嵌ったと言って良いでしょう。
◆冷静な軍部(愛国派)
シリアへのミサイル攻撃や北朝鮮への武力的威嚇の実行部隊として動いている軍部は、比較的冷静と言えます。ミサイルの目標となった基地は大きな被害もなかったこと、事前にロシアへ連絡が入っていた事などは、軍部の周到な動きと言えます。また北朝鮮へ空母カールビンソンを派遣するとトランプが言ったにも関わらず、実際は朝鮮半島から遠く離れたインドネシア海域にあったことも、軍部の冷静な対応と見ることが出来ます。
アメリカ各軍には士官クラブがあり、そこに士官が極秘にかつ日常的に集まっていいます。そこでは愛国派の士官らが、旧勢力に乗っ取られたトランプ政権の現状を注意深く見ていると共に、非常事態の対応についても計画を立てていると考えられます。
つまり、トランプが旧勢力に屈した場合、軍部によるクーデターが起こる可能性もあり得えます。
◆プーチンはトランプを見限った?(プーチンの次の動きは?)
プーチンはイタリアのジェンティローニ首相との共同記者会見の席で以下のような発言をしています。
【アメリカでは政治の統合失調症の兆候がみられ、トランプ大統領はしかるべき責務を果たせない状況に置かれている】
これは、トランプ政権が旧勢力に乗っ取られ、トランプが身動き一つ取れない状況を分かった発言と言えます。そして、こうした事態に有効な手立てを打てないトランプ本人に対する同情あるいは見限りとも取れます。
フランスの大統領選挙では旧勢力が不正選挙で勝利。新勢力は、旧勢力に加え、民主主義を掲げるマスコミのイデオロギーとも闘って行かなくてはなりません。長期的に見ればプーチンや習近平ら新勢力が世界の潮流をつくっていくことに変りはありませんが、現段階では旧勢力の巻き返しに勢いが見られます。プーチンの次の手が非常に重要になってきます。
(by ken)
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