新聞の凋落過程
新聞を読んでいますか?
私の会社では毎日たくさんの新聞を回覧して社内で読んでいます。
そんな回覧されている新聞を見て、購買部数は年々減少傾向に有りスポンサー離れが深刻化している事を思い出し、マスコミの原点である、新聞を追求しようと思います。
昔は「新聞を読むのは当たり前」のような規範もあったように思いますが、何故今は新聞を読む事が少なくなったのでしょうか?
そこで、今回は出来る限り多くの視点から新聞の凋落過程を読み取れればと思い、今回の記事にしてみようと思います。
そのまえに応援宜しくお願いします
視点1 「歴史的背景から成立構造を掴む」
新聞を見る人が年々減り、スポンサーも離れている現状を目の当たりにして、そもそも新聞って何のために作られたというのが疑問が生まれてきます。
そこで新聞の起源を遡って見ていきましょう。るいネットに分かり易くまとめている投稿がありました。
マスコミ史概略【岩井裕介さん】
新聞史年表1:幕末~昭和戦前【岩井裕介さん】
新聞史年表2:昭和戦後~現在【岩井裕介さん】
そして
>新聞の成立構造を調べてみると、「世論形成」か「大衆迎合」が目的であり、そもそも「事実報道」は全くされていないことが分かります。【新聞の成立構造に見るマスコミの本質 春風さん】
まさにこの通りなのです。
事実報道の期待が高まる中で、事実報道を前提としない成立過程を経ている新聞は人々の意識潮流に適応できずに淘汰され始めているということでしょう。
視点2 「情報収集ツールの多様化」
私達が社会の状況などを知る媒体は新聞やテレビだけではありません。現存する情報収集ツールは大きく①新聞 ②テレビ ③書籍 ④雑誌 ⑤インターネット ⑥口コミ(大元の情報源は①~⑤のどれか) の6つ。
特に買わずともクリック一つで閲覧する事が可能なインターネットは手ごろで、しかも最近では動画を配信し映像として大衆へ送り届ける事が可能になりました。
つまり競合が多くなり比較すると手ごろ感のあるインターネットへ収束しやすく、映像も付いて分かりやすいという事が新聞から人々が離れていっているのではないでしょうか。
視点3 「情報の独占体制の崩壊」
つい先日起きた大事件「リーマンブラザーズ破綻」【リーマンの破綻、米金融の崩壊2008年9月15日 田中 宇氏】
リーマンブラザーズは2008年9月14日に破綻し、翌日に破産申請をする事を発表。
この時、最新の情報を提供してくれたのは他でもないインターネットなのです。
新聞はこの大事件を速報する事もできないまま一日遅れで皆さんの手元へ届くという事態になりました。
また一般の人でも汚い話しお金さえあれば本を出版する事が容易になり、これまで特権階級が独占・専有していた知識や情報を誰でも発信する事が可能になりました。むしろインターネットにおいては新聞やテレビなどよりも情報が早く大衆へ届くという事実も見逃せません。
視点4 「新聞の権力衰退」
最近で一番有名な事件と言えば、鳩山邦夫法相が宮崎勤死刑囚ら3人に死刑執行を指示した際に、朝日新聞から「死に神」と揶揄されたことに対し、朝日新聞が大衆からかなり叩かれたことがありました。
【産経新聞2008.6.20 朝日「死に神」報道に法相激怒 「死刑執行された方に対する侮辱」】
そしてインターネットでは↓↓↓
【探偵ファイル2008.6.22「死に紙」と揶揄された朝日が反論、毎日にも飛び火】
ちなみに、「死に神」と形容した朝日新聞を皮肉って「死に紙」と呼ぶ動きが、ネット上では各所に見られる。朝日新聞を揶揄する事柄を散々書いておいて、最後に「中傷する意図はない」と一言付け加えることで、今回の件での朝日新聞の対応をパロディ化している。
【死に紙】
死に紙(しにがみ)は、朝日新聞に対して用いられるメディア用語で情報を中立な立場から正確につたけるという本体の姿からかけはなれメディアとしての機能が死んでいる状態を指す。
朝日新聞の時事寸評コラム「素粒子」のおいて死刑執行を行なった鳩山法相を「死神」と表現したことに反発するネットユーザーの書き込みから生まれた言葉。
捏造記事やミスリード、低俗な内容、頓珍漢な論理展開など、過去の度重なる不祥事もあり一般大衆の間に定着している。
※中傷する意図は全くない
新聞・TVなどのマスコミが第一権力化していった70年以降は、マスコミが叩けば政治家であれ、教授であれ失脚へ追い込むほどの力を持っていました。
皆がマスコミに取り上げられないよう必死だった時代が一転し、今や大衆の方に権力がありマスコミ自身が大衆から叩かれないかと肝を冷やしている事でしょう。
視点5 「人々の事実(社会・認識)収束の加速」
貧困が消滅し、私権収束力が衰退し共認原理に移行し始めた結果、その時代の制覇力が力(武力や経済力)⇒共認形成力へと転換していき、共認形成力を持っていたのがマスコミ(新聞やテレビ)です。
しかし、相次ぐ捏造報道や偏向報道、誹謗中傷の記事に対し「うんざり」「信じられない」という意見も多いのではないでしょうか。
それも大衆側の意識が「事実が知りたい」「社会のもっと深いところが知りたい」と事実(社会・認識)へ収束しているからであり、その大衆の意識変化に今だ昔ながらの手法を用いている新聞は「見るに値しない」という評価が下ったからに他なりません。
以上5つの視点を導入して新聞の凋落過程を考えてみました。
しかし、どれもこれも追求不足であることは否めませんし、他の視点も有るのではないかと思います。
一番初めのマスコミである新聞の凋落構造を紐解く事でテレビや今後のインターネットの可能性が見えてくるのではないかと感じているので、まだ今後も追求し発信していきたいと思います。
他にも視点があると思った方はコメントで発信お願いします
ありがとうござました 🙄
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コメント6件
tennsi21 | 2009.02.23 13:29
そういう意味では、敗戦からずいぶんあとで行われた《公職追放》というのも同じ意図で行われたのではないでしょうか
憂国の士 | 2009.02.23 15:52
現在、新聞・テレビ等のマスゴミの情報操作により
民主党に政権を任してもいいのではないかとの世論が
作られています。
本当に民主党に政権を任してもいいのでしょうか?
このままでは日本は中国・韓国に支配されるかもしれません。
外国人参政権、人権擁護法案、沖縄ビジョン
これらの危険な法案がつくられようとしています。
私達、日本国民がそれぞれ出来ることを一つずつ行っていきませんか?
親・兄弟・友人への口コミ、他の政治とは無関係なブログへの現状の
広報活動、ポスティング活動。
私達一人一人が動けば世界は変えられると考えます。
告知ビラ作成所
http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/218.html
2ちゃんねる:日本前向新聞配達活動スレ
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/offmatrix/1234941495/l50
kenya | 2009.02.24 19:38
当時は財閥が日本の富を独占していたために、富を国民に公平に分配する目的と習った。農地改革もその一環と言われた。
アメリカの目的の本質は日本の国力を弱体化すること、金融支配に関しては当時の国力からは重要視していなかったのでは。
Maimaikaburi | 2009.02.26 0:04
元は、欧米の財閥が育てた(種自体は江戸時代の商人が持っていたが)日本の財閥。欧米の金融資本に対抗できる極となりうるから解体されたのだろう。現在も生き残る旧財閥系のグループ会社はどこも、ロスチャイルドやロックフェラーとタッグを組んでいたところばかり。農地解放で没落させられた豪農の受けた被害の方が財閥解体で受けた被害よりも国の根幹に関わるものだったのでは無いだろうか。
hermes handbags apricot | 2014.02.02 13:36
hermes bags birkin colors 日本を守るのに右も左もない | 〔日本の政治のしくみ6〕財閥解体ってなんだったの~?
y.suzuki | 2009.02.22 20:19
>分轄して統治せよ!
アメリカの戦略方針はこの一言につきますね。これはもともとロスチャイルド家の世界戦略方針でもあったようです。
つまり、ロスチャもロックも採用している市場社会の統合方針だったのではないかということが浮き彫りになりましたね。