【世界の力を読み解く】~なぜ世界の重心はアジアから欧州へ移ったのか~
これまで当ブログでは、世界の覇権を握る大国の手がアジア、その中でも中東ほかアジア中央部に伸びていること。それが何故かを解明してきました。
その追求過程でふと疑問が湧くのが、インダス文明や、東西を結ぶ交易など、かつては世界の中心にあったアジア中央部から、なぜ世界の重心は欧州に移ったのか。というもの。
そこには、人々の意識状況や民族性が、地域≒外圧状況によって違うという事実が、大きく起因しています。
○土着のアジア・侵略の欧州
まずは民族性に着目してみましょう。
前回のブログでも示したとおり、アジア中央部は乾燥地帯。そこで生きる人々は、『遊牧民』や点在するオアシスを拠点に生活をする『定住民』でした。
遊牧民は、その名のとおり家畜を放牧させながら定住せずに移動を繰り返す。
定住民は、拠点がオアシスなので、資源は限られている。
共通するのは、『部族』という単位で集団を形成しているということです。
一方欧州は、5500年前に同じイラン高原で起きた世界最初の戦争以降、高原を離れ、より豊かな資源(私権)を求めて西へ西へと略奪を繰り返しながら集団を拡大していった結果できた国家ばかり。
ギリシャやローマがその最たる例ですし、そこから侵略的な『帝国主義』が生まれ、大英帝国の躍進にもつながります。
そのため、無限に(他者を殺してまで)私権を獲得する意識が根付いているともいえます。
※アジア中央部でも教科書でいう帝国は設立されますが、欧州と違うのは部族連合国家に近い集団だということ。
イラン高原で起きた戦争。その後、その土地で・限りある資源で、知恵を絞って小さな単位集団で生きてきた土着的な人々と、
無ければ奪えと言わんばかりに侵略的に私権の獲得に向かった人々とで、大きな意識の違いが生じたのでしょう。
○金貸し支配が終焉、世界は回帰している
世界はそんな欧州主導の産業革命に後押しされた資本主義社会へと進んでいきます。そしてその時から、科学技術~戦争~金儲けが、一直線にとつながっていくのです。
しかしその間も民族第一で生活をしているアジア中央部の人々は、変わらずに土着的に生活。
歴史上(教科書上)は、欧州こそが世界の中心であったというのが通説ですが、実はより人間的な生活をしていたのはアジア中央部の人たちかもしれません。だからこそ、大国による支配には強い拒絶感を示すのでしょう。
金貸し支配が終焉し、世界は侵略的な資本主義社会から、土着的な民族自決社会(自分たちのことは自分たちで決めていく)へと回帰しているようにも思えます。
それを知ってか、ロシア・中国は支配ではなく、共同の方向性でアジア中央部各国と関係を深めているように思えます。
次回はそんな中露とアジア諸国がこれからどこに向かうのか、どんな世界観をつくろうとしているのかに迫ります。
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日本民族は秘密殺人と背乗りで消滅させられる | 2021.11.21 3:42
石橋学記者が事務所付近に出没
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/53379942.html?1621707366#comment-17
コメント欄をよく読んでみてください。
相模原市でヘイト条例を求める動き
暴力団関係者と本村市長の深い関係には触れない
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/53369135.html#comments
コメント欄をよく読んでみてください。
最大限に警戒してください。
「誰であってもついていってはいけない」
日本だけではもはや解決できません。
国際社会へ助けを求めてください。