2018年11月13日

中間選挙はトランプの勝利。革命は続いていく

先日のアメリカ中間選挙結果をうけて日米のマスコミは、下院の民主党勝利を大きく報道し、あたかもトランプ政権が弱体化に向かっていることをアピールしていた。ネットの開票リアルタイム速報では、色分けで共和党と民主党を凡例化しており、凡例表では上段に民主党、下段に共和党を記していた。これひとつ取り上げても、日本のマスコミが未だにネオコン・CIAの旧勢力に色濃く支配されていることが見て取れる。

しかし、事実はそうではない。トランプはツイッターで「すばらしい勝利」とつぶやいたように、今回の中間選挙は上院下院ともに、トランプの勝利だった。

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◆大統領府と共和党をトランプ色へ染め上げた

トランプが2016年に大統領に就任した当時、共和党も旧勢力(金貸しやネオコン・CIA ら軍産勢力)に乗っ取られていた。その共和党において、今回の選挙では、トランプ支持者が多く当選しており、反面、ポール・ライアン下院議長やジェフ・フレーク上院議員等、旧勢力派の議員は引退し立候補すらしていない。加えて反トランプだったジョン・マケイン上院議員は、8月に死去している。

大統領府でも同様に、旧勢力を政権から追いやり、ポンペオ氏に代表されるようにトランプと共に闘う同志がCIAの無力化に成功している。この2年間に旧勢力は政府中枢からほとんど追放されている。

 

◆実は過去の大統領に比べて中間選挙では善戦

実はアメリカ歴代大統領の多くが1期目の中間選挙で上下院とも議席を大幅に減らしている。例えば2010年、オバマ政権の中間選挙で民主党は上院で6議席、下院で62議席を失っている。これに対して今回の民主党の議席は上院でマイナス2議席、下院でプラス30議席となっており、オバマ政権での損失を補えていない。

下院で共和党は敗北しているが、このように議席損失の数が軽微だった。また、中間選挙に向けてアメリカのマスコミがこぞって反トランプのキャンペーンを繰り広げた。にも関わらず、この結果は明らかに現有政権の勝利と言える。

 

◆トランプの革命は継続していく

この2年間で旧勢力の政権追放にほぼ成功したトランプ政権だが、今後も旧勢力によるネガティブキャンペーンが矢継ぎ早に放たれることが予想される。これまでもロシアゲート等を捏造されトランプ政権の有力人材が辞任せざるを得なかった。しかし、この選挙結果と圧倒的支持の世論から、すでに政権にとって最も危険な時期は乗り切ったと言える。

トランプは来年初めまでに新たな閣僚人事を組み、政権からの旧勢力追放をさらに加速させていく。また離脱したINFミサイル協定やイラン制裁を通じて、欧州や中東の民族自決主義の潮流を揺さぶっている。こうしてグローバリズム=アメリカ覇権を完全に消滅させ、ロシアや中国や北朝鮮をはじめとるす新勢力に世界を委ねていく。

 

 

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