海軍極秘文書 発見される。海軍は、二・二六事件を事前に把握していながら放置した。やはり海軍+天皇は、意図的に負け戦に突入し属国への道を選択した。
海軍極秘文書が発掘され、海軍は二・二六事件、陸軍青年将校の反乱がおこることを事前につかんでいながら放置したことが明らかになった。8月半ばにNHKで放送されましたが、その紹介HPより引用です。https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20190815。
>今回NHKは、あの歴史的事件の一部始終を記録した「極秘文書」を発掘した。1936年2月26日、首都・東京の中枢で首相や大臣が襲撃された、近代日本最大の軍事クーデター「二・二六事件」。
これまで、事件に関する主な公的記録は、完全非公開で“暗黒裁判”と言われた陸軍の軍事裁判資料とされ、事件をリアルタイムで記録した1次資料はなく、多くが謎とされてきた。事件から83年がたった今、見つかった「極秘文書」によって、青年将校たちの反乱と、その鎮圧にいたる「4日間」の詳細が明らかとなったのだ。
文書を密かに記録していたのは海軍。事件発生直後から現場に解き放った「調査部隊」や、密かに設置された「見張所」からまさに分単位で緊迫の状況を記録していた。陸軍の幹部が事件の裏で行っていた知られざる会談や、海軍が、反乱を超えた大規模な内戦まで想定して備えていたことなど、文書に残されていた「新事実」の数々に、解析に当たった専門家も息を呑んだ。<以上引用
私はこの番組は一部しか見ていないので、要点を「いしはま通信」さんから引用させていただきます。https://ameblo.jp/million3605/entry-12507170358.html
1 事件をリアルタイムで記録した1次資料が存在し、海軍が記録していたこと。そして海軍の首脳部はすべて知っていたこと。
2 事件発生直後から現場に解き放った「調査部隊」や、密かに設置された「見張所」からまさに分単位で緊迫の状況を記録していた。
3 陸軍の青年将校の暴走ではなく、陸軍首脳部も承認していたこと。
4 二・二六事件の鎮圧のために海軍が出動して、陸軍の事件に同調する者との間に鎮圧のための内戦が起こる寸前だったこと。
5 鎮圧されても、軍部の発言力は強まり、この事件を契機に神格化された天皇を担ぎ出し、軍国主義にまっしぐらに進んだこと。
6 二・二六事件の動きをことごとく前もって知っていた海軍首脳部も、事前摘発の手段を執らなかったこと。内実は黙認していたのでは。
以上引用
海軍と陸軍が対立構造にあることは、すでに言われていることだったが、この秘密文書によって確定したことになる。そして、その奥には、陸軍を暴走させてつぶし、天皇+海軍へ権力を集中させ、意図的な負け戦へ⇒属国へと突き進もうとする意図があったという以下の仮説に、一段と裏付けが与えられたことになる。以下、るいネットより引用。
●市場論・国家論18.太平洋戦争の謎 日本は敗けると分かっている日米開戦になぜ踏み切ったのか?http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=333758
二次大戦は、ロックフェラーがロスチャイルドを押し退けて世界の覇権を握るために仕掛けた、ロスチャ潰しの戦争である。東洋におけるロックフェラーの主要な標的は、欧州におけるドイツと同様、群を抜く発展を遂げていた日本となる。従って、ロックフェラーから日本の権力中枢(天皇)に向けて、様々な工作が行われ、密約が交わされていたと見て間違いない。
実際、太平洋戦争には、幾多の疑問がある。極東裁判において、戦争責任が天皇にある事は明白であるにもかかわらず、なぜ天皇は死刑にならず、陸軍中枢だけが死刑になったのか?真珠湾攻撃をはじめとして太平洋戦争を主導したのは海軍なのに、なぜ海軍中枢は誰も死刑にならなかったのか?更に、真珠湾攻撃やミッドウェー海戦を指令した山本五十六の、敗けるために戦っているとしか見えない作戦の裏には、何があったのか?
そもそも、天皇は、なぜ敗けると分かっている日米開戦に踏み切ったのか?ロックとの間に、たとえ「天皇資産10倍増」とか「皇室存続」の密約が在ったとしても、敗戦によって「現人神」たる天皇の権威が地に堕ち、民心を失うことは明らかであり、それだけでロックの「敗けいくさ」命令に従うとは考え難い。
ここで「なぜ、天皇は?」と天皇個人に焦点を当てて見ている限り、決して答えは見えてこない。権力第一=資力第一で、天皇をも駒として使う闇勢力に焦点を当てることによって、はじめて答えが見えてくる。戦っても到底勝てないロックフェラー(アメリカ)の巨大な力を熟知している資力第一の闇勢力なら、「資力10倍増」「皇室存続」を餌とする「敗けいくさ」命令に従っても不思議ではない。むしろ、従うのが当然と言うべきだろう。
又、この闇勢力は明治維新という名のクーデターによって、かつ当時、世界の覇権を握っていたロスチャイルドの支援によって権力を手に入れた連中である。従って、彼らが何よりも怖れていたのは、同じくクーデターによって権力を奪われることであり、中でも彼らが最も警戒していたのが強大化し過ぎた陸軍である。従って、ロックとしては陸軍内部の不満分子に決起を促すだけで良い。それだけで、日本の闇勢力は竦み上がる。その上で、「敗けいくさを通じての陸軍潰しと戦後の軍隊廃止」を提案すれば、喜んで乗ってくる。
ここで、最も重要なのは、権力志向ではないが故に、我々が見落としがちな、権力支配の力学である。権力を持たない我々が、仲間や人々を組織し、統合するのは、至難の業である。しかし、最大の権力=資力を握る金貸しにとって、権力の中枢に群がってくる財界人や政治家や官僚や学者を手懐け、支配することは、赤子の手を捻るより簡単だという単純な権力の原理に注目すれば、簡単に謎は解ける。
即ち、ロックフェラーが日本の闇勢力を手懐けるのは極めて簡単であり、同様に最大の資力を手に入れた日本の闇勢力が財界人や政治家や官僚を支配するのは極めて簡単である。
かくして、国家権力の中枢は、常に権力亡者によって完璧に固められることになる。そして、政治家や学者やマスコミの中枢を完全に支配できれば、国民全員を数百年に亘って騙し続けることも、さして難しいことではない。
従って、日本の権力中枢とマスコミを完全支配した闇勢力が、陸軍さえ潰せば敗戦後も日本を支配し続けることができると判断したのは当然であった。現に戦後も、この闇勢力が現在に至るまで日本を支配し続けている。
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