2019年07月02日

極東における米覇権は低下する~板門店での米朝首脳会談~

大阪でのG20が終了するや否や、トランプは金正恩と板門店で首脳会談を持った。

前日のトランプのツイッターを読んだ金正恩が、それに応えたことで実現したと報道さているが、それは事実ではない。この会談は事前に周到に組み込まれていた。

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◆軍産を欺いて会談を成功させたトランプ

ハノイでの第二回米朝首脳会談は、トランプが急遽帰国することになり、予定よりも早く終了せざるを得なかった。それはアメリカ国内のネオコン軍産勢力が階段を妨害しトランプを緊急帰国させたからに他ならない。

G20の開催地が極東の日本であることは、トランプにとっても金正恩にとっても好都合だった。G20の終了とともに半島へ飛べば、ネオコン軍産勢力を欺いて金正恩との会談を持つことが出来る。そのため隠密にこの会談の準備は進んだ。そして表向きは「ツイッターを見て」というポーズをし、両者との役者を演じた。

 

◆極東の米覇権は確実に低下。日本の民族・集団本能の開放が求められる

もちろん北朝鮮に眠る大量のレアメタルを欲しているのもある。だからアメリカは北朝鮮とも本当は国交を持ちたい。今回の首脳会談は間違いなく経済制裁の解除をめぐる狙いがあっただろうが、それだけではない。

トランプは金正恩と和解を進めることで、極東での米軍の撤退を画策している。まずは在韓米軍、次に在日米軍という順序で。日本においてはやがては安保破棄を現実のものとするだろう。極東のにならずロシア・中国らによる新勢力が世界の覇権を持つことになる。

ところで日米安保条約が無効になれば、ロシアは北方領土を返還するだろうか。否、米軍のタガが外れたことでロシアは日本にさらに圧力をかけてくるだろう。中国も例外ではない。こうなって初めて日本の“自立”が試されることになる。

日本は今後、民族・集団本能を開放していくことが不可欠になる。

 

 

 

 

 

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