2011年05月31日

次代の社会統合の場を考える2~国家と(力の序列共認)とその統合限界~

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本シリーズは、国家も市場も限界を迎え行き詰った今、今後どのような場が必要になるのか?どのような統合の仕組みが必要になってくるのか?という問題意識から、次代の社会統合のあり方について考えていくものです。
前回の記事「次代の社会統合の場を考える①~国家はどう統合されているのか?~」
では、国家(超肥大集団)とは、力の序列を背景につくられた、身分という評価指標(観念化された肩書き)を万人が共認することで、統合されてきたことが明らかになりました。
しかしながら、歴史を振り返っても、現在進行形で見ても、力の序列共認により統合されてきた国家というものは、戦乱による支配や転覆などを繰り返している(=秩序が維持されない)という現実があります。
今回は、力の序列共認による統合様式がもつ、特徴、問題点、矛盾について、るいネットの秀作投稿「超国家・超市場論8」を紹介しながら、明らかにしていきたいと思います。
応援宜しくお願いします。

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  投稿者 fuji | 2011-05-31 | Posted in 未分類 | 15 Comments » 

『今こそパラダイム転換が求められる時』シリーズ-6~現実否定の倒錯思考~

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このシリーズも中間地点ということで、これまでの流れを一旦整理しておきます。
シリーズ-1では、
社会不全→思考停止のループを打ち破り、観念パラダイム転換への意識潮流が巻き起こる予感について扱いました。
シリーズ-2では、
その意識潮流を若者を、中心とした様々な事象から探っていきました。特に、今回の大震災や原発事故によって、その潮流は大きくなっていることが分かりました。
シリーズ-3では、
この本能を直撃する不全によって、嘗て原始人類が抱いた“祈り”にも似た思念から、現実直視の萌芽が見られ、事実追究への欠乏が数段高まっていることを見ていきました。
シリーズ-4では、
原発関連の報道から、政治家・マスコミなどの特権階級への不信感からの高まりから、素人達による事実追究が、ツィッターなどのネットを軸として、繋がり、拡がっているということを取り上げました。
シリーズ-5では、
マスコミに登場する学者が「ウソをつく!」ということから、旧観念に対する不信が顕在化し、それは、観念パラダイムの転換の好機と捉えました。また、原発事故という未曽有の不全から、その不全をみんなで共有して初めて、課題化され得ることが分かってきました。
これまでの展開から、今回の大震災、原発事故を受けて、人々の意識のレベルでは、観念パラダイムの転換の可能性が大きく高まってきたことがわかります。
そして今回は、それでも特権階級に根強い「現実否定の倒錯思考」とその背景にある支配構造という、観念パラダイムの転換の前に立ち塞がるについて見ていきたいと想います。
いつも応援 ありがとうございます

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  投稿者 sashow | 2011-05-30 | Posted in 14.その他No Comments » 

原発問題から見える特権階級・近代科学の問題性5 ~法律や基準は誰を守るためものか~

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画像は放射線医学総合研究所資料よりお借りしました。
 
福島原発での事故によって、大量の放射性物質が大気・土壌・海中へと放出されています。
このような状況で、人々が最も懸念することのひとつが健康への影響であり、健康への影響を判断する上で決定的に重要となるのが被曝する放射線量(累積値)です。
 
しかし、今回の事故後における東電・政府・学者・マスコミからの発信は、その情報を受け取った人たちが正確に状況を認識して判断することを妨げる極めて犯罪的なものであったと言えます。

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  投稿者 lived104 | 2011-05-29 | Posted in 10.日本の時事問題1 Comment » 

地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【4】特権階級の暴走は今後も続くか否か?(マスコミ支配との綱引き?)

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(左)3月31日東電抗議デモ(右)4月10日高円寺1万5千の反原発行動
リンクよりお借りしました
【1】:原発問題の本質は特権階級の無能と暴走
【2】:次々と明るみに出る特権階級の暴走ぶり
【3】:試験エリートの無能とえげつなさ
の4回目です。
前回は試験エリート(東大関係者)の無能ぶり、無能にいたる過程・構造について紹介しました。
今回は、全く違った環境でいきる有能な人々の意識はこれからどこにむかっていくのか?を考えます。
振り返ると、3/11の原発事故(事件)以降、人々の意識はネットを中心に、事実収束にむかいました(事実系関連サイトのるいネットの検索数は、一週間で200万アクセスに急上昇等・・・)
一方日本のマスコミ報道姿勢は、海外マスコミと比較し、隠蔽・ごまかしによる報道姿勢(原発は必要)を変えていませんが、浜岡原発停止以降、突如に報道姿勢を変えています(特に、最近の週刊誌は暴露記事が多く、事実とは全く違う位相にいるはずの週刊誌がなぜでしょうか?)
以下の記事でも一部紹介しますが、最近は綱引きどころか、ますます反原発の潮流、事実収束が高まっているのではないでしょうか。
続きをごらんください。

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  投稿者 Hikaru | 2011-05-28 | Posted in 12.現代意識潮流1 Comment » 

国際金融資本家の支配構造~国際金融資本家は戦争によって勢力を拡大してきた

 浜岡原発の停止要請、オサマ・ビンラディンの“殺害”、民主党・自由党有志による地下式原発の推進など、311以降、日本を取り巻く情勢は目まぐるしく動いています。世界規模で“国際金融資本家”の意思が錯綜し混乱を極めており、状況の整理と構造化が急がれている状況です。
 
 今回はその手始めとして、国際金融資本家の理解を深めるために、その代表であるロックフェラーロスチャイルド(と、その背後にいる欧州貴族)の歴史を、企業の設立年に焦点をあてた年表 をもとに、追ってみました。
 
%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%83%BC.jpgワーテルローの戦い
画像はこちらから
 

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  投稿者 shimaco | 2011-05-27 | Posted in 未分類 | 1 Comment » 

次代の社会統合の場を考える①~国家はどう統合されているのか?~

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                    <菅首相と東電社長>
福島原発の事故では原発の危険性が明らかになりました。同時に、これほど危険な原発をここまで推進してきた市場、それを止める事無く、事態を収拾する事もままならない政治家官僚と、市場国家それぞれの統合限界も露わになりました。
また、今回の原発事故は、「今後どうする?」という問題意識を作り出し、普通の人たちのネット等での事実探索や発信が増えています。今後、利便性を追求するばかりの市場、政局や利権に囚われ現実に答えが出せない国家には、社会統合を任せられないという意識が強まっていくはずです。
国家も市場も限界を迎え行き詰った今、今後どのような場が必要になるのか?るいネットの秀作投稿を紹介しながら、歴史を遡って市場と国家の成立構造を押え、今後どの様な社会統合の場が必要なのかを明らかにしていきます。
応援よろしくお願いします!

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  投稿者 kagano | 2011-05-24 | Posted in 14.その他1 Comment » 

今こそパラダイム転換が求められる時』シリーズ-5~現実捨象の倒錯観念から、観念捨象の現実直視へ~

皆さんこんにちわ 😀
『今こそパラダイム転換が求められる時』シリーズ第5弾です。
過去のエントリーはこちら
シリーズ-1~「必要意識⇒課題意識には、不全発と可能性発の二通りある!」~
シリーズ-2~不全発の『変革の必要』から、実現発の『認識の必要』への大転換」~
シリーズ-3~社会運動の総括1 現実否定の自己欺瞞」~
シリーズ-4~社会運動の総括2 社会運動の自己欺瞞~

この画像はこちらからお借りしました。御用学者もここまでくれば怒りを通りこして哀れみさえ感じてしまいます。
なかなか収束する兆しが見えない、福島原発事故。
政府はメルトダウンをようやく認めましたが、当初からテレビに出てくる学者もいい加減な回答をして生きた事が明らかになりつつあります。また子供達への許容放射能についても年間20mSvという数値の正当性について学者の発言が物議をかもし出しているところです。
これまで、政治家や官僚、マスコミの無能ぶりはいろいろ言われてきました。
今回の原発事故を通して顕在化した、これまで無かった新しい現象が、『学者がウソをつく』という認識が顕在化し決定的になった事では無いでしょうか?
小中高大という学校教育のトップにあって、今までは胡散臭ささを感じつつも、正しいと思い込まされてきた立場である大学教授=学者の言葉がもはや信じられなくなったという事に多くの人々が気づき始めた事の意味は大きいと言えます。
応援よろしくお願いします!

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  投稿者 kichom | 2011-05-23 | Posted in 12.現代意識潮流No Comments » 

原発問題から見える特権階級・近代科学の問題性4 ~原発をどうするか~

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画像はこちらからお借りしました。
 
今回の福島第一原発の事故で、原発の“安全神話”は完全に崩れ去りました。
しかし、福島の津波対策は、過去の津波の記録調査や地震学的に想定される最大級の津波への対策を講じていたはずが、実際には土木学会の基準に基づいて約5mの津波を想定した対策のみであることが発覚したり、電源は津波が到来する前に喪失していたなど、そもそも“安全神話”と呼べるほどの安全が確保されていたことはなかったのが実態です。
 
また、原発推進が必要な理由として掲げられていた石油枯渇・地球温暖化の根拠が曖昧である上に、そもそも原発が二酸化炭素を排出しないということもウソであるなど、これまでは原発に対してかなり粉飾・歪曲された情報が流布していたことが明らかになってきました。
 
【参考】
○災害の名前 2  平成東電原発災害 <水は変わる>
○原子力発電の推進の根拠は全て嘘である <るいネット>
 
このような杜撰な安全管理やウソ・ゴマカシ・隠蔽を許すわけにはいきませんが、現在、重要なことは、これらの事実を知った上で、「原発をどうするか?」に対して皆で答えを出していくことです。
 
この問題に対する提言を紹介しながら、考えていきたいと思います。

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  投稿者 lived104 | 2011-05-22 | Posted in 10.日本の時事問題No Comments » 

地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【3】:試験エリートの無能とえげつなさ

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1971年初臨界の東京大学原子炉「弥生」の当時の工事写真
画像はこちらから 
 
【1】:原発問題の本質は特権階級の無能と暴走
【2】:次々と明るみに出る特権階級の暴走ぶり
の3回目です。前回いかに特権階級が無能で暴走しているかを事例紹介から明らかにし、本来は統合を担うべき特権階級がなぜ無能・暴走してしまったのか?の構造まで明らかにしました。
今回は、現在も未だ進行中の原発事故の中心勢力である東大関係者に焦点を当てて試験エリートの無能さについて考えてみたいと思います。
まず、彼らの迷走振りを3件ほどご紹介します。

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  投稿者 saito | 2011-05-21 | Posted in 12.現代意識潮流6 Comments » 

ビン・ラーディンが『殺された』のはなんで?②~今後のアメリカの世界戦略は?~

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こちらからお借りしました  
前回の『ビン・ラーディンが『殺された』のはなんで?①~911、アフガン紛争とはどんな戦争だったのか~』に続き、今回は第一次湾岸戦争からイラク戦争(第二次湾岸戦争)、そしていよいよビンラーディンは何故「殺された」のかを見ていきます。
 
 
続きへ行く前に、応援宜しくお願いします。
 

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  投稿者 tibatosi | 2011-05-20 | Posted in 未分類 | No Comments »