2016年10月04日
アメリカの凋落。国連と露中による覇権崩壊のシナリオ
アメリカを取り巻く情勢が慌しく、国内はもとより外交においても諸国が急速にアメリカから離れていっています。
11月8日には大統領選挙がありますが、実はそれどころではなく、アメリカの周辺では国連やロシア・中国が活発に動いており、国の根幹部分が揺らぎ始めている様子です。
◆各国のアメリカ離れ
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先日、フィリピンのドゥテルテ大統領は、10月に検討している日本訪問の前に中国を訪問し、その後ロシアを訪問することを明らかにしています。さらに以下のような発言をしました。
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「ロシア及び中国と開かれた貿易同盟を組む」
「アメリカのご機嫌とりはしない」
「習近平氏やメドベージェフ氏と話をした。ビジネスをしようと言ってくれている」
「投資家が逃げるぞ、と脅す人がいるが、だったら逃げればいい」
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こうした発言から、完全にロシア・中国の陣営に入り込もうとしているのが分かります。また8月のことですが、カナダがAIIBに参加することを表明していますし、ロシアのG8加入をドイツが支持しています。もはや世界を牽引するリーダーシップの適任者が、もう既にアメリカでは無くなったことを明確に示していると言ってよいでしょう。
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◆政府が、国民一人ひとりに食料、水、武器、 金銀、現金の準備を呼びかけ
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弱体化しているのは外交だけではありません。国内はそれ以上に嵐の前の静けさのような状況にあります。
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8月31日、オバマ大統領は「国民準備月間」と称し、 国民一人ひとりに食料、水、武器、 金銀、現金の準備を呼びかけました。この大統領宣言は、環境変動による自然災害を匂わせていますが、おそらく事実はそうではなく、近未来に国内において未知の混乱や危機が訪れるであろうことを意識した異常事態であると言えます。
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国内の暴動や内戦、こうした最悪の事態を想定している可能性も否定できません。ではなぜそのような状態が起こるのか。ドル暴落による経済混乱からの暴動、軍によるクーデター、アメリカは今やこうした状況にいつ突入してもおかしくない状態にあるということです。
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◆国連と露中がアメリカの覇権を崩壊に導くか
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国連は、2009年頃から少しずつBRICS勢力によって占められるようになりました。その結果、国連総会では米英批判がこの頃から増えはじめ、安保理では露中が反対する案件は通らなくなっています。
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またロシアと中国がアメリカで内戦を勃発させようとしている動きを見せているとの情報もあります。上記のオバマによる大統領宣言は、この事態を予測してのことなのかも知れません。内戦が勃発すれば、露中主体で編成された国連軍が速やかに鎮圧に動き出すというシナリオなのかも知れません。
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アメリカ・CIA・戦争屋の傀儡であった国連も、現在ではアメリカにとっては敵対勢力となっています。すでにロシアの潜水艦がワシントンDCに程近いアメリカ領海の外側に待機しており、ワシントンに照準を当てたミサイルをいつでも発射できる状態にあります。また、既に中国軍がアメリカに潜伏しているとの情報もあります。
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アメリカ国内に混乱が起これば、露中は、いつでも力づくで世界覇権を奪い取ることも出来る状態にあると言えます。その混乱のトリガーすらも露中(と覇権交代を望む金貸し勢力)が握っていると考えられます。
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(by ken)
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投稿者 nihon | 2016-10-04 | Posted in 01.どうする?マスコミ支配, 03.アメリカの支配勢力と支配構造, 09.国際政治情勢の分析 | No Comments »
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