2013年01月27日

アルジェリア人質事件の真の黒幕は誰なのか?

アルジェリア人質事件で犠牲になった方々のご冥福をお祈りします。
アルジェリアでの人質事件には、多くの謎が残されている。イスラム過激派武装勢力によるテロとされているが、なぜ日本人犠牲者が最多になったのか。軍隊に守られた場所が狙われた理由、武装勢力の動機もはっきりしない。
その真相は何なのだろうか?
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『新・ベンチャー革命』「アルジェリア工事現場での日本人人質事件」
「アルジェリア政府のテロ戦略の犠牲か、それとも、自衛隊を中東で傭兵化するための犠牲か 」
の見方を要約すると、次のようになる。
【1】中東や北アフリカでの紛争国は決まって、石油ガス産地や鉱物資源国であり、欧米の資本が群がり、イスラム過激派と衝突が起こる(資源のない中東・アフリカ各国では、欧米資本と現地住民の衝突は少ない)。
【2】中東・アフリカのイスラムの武装テロリストには必ず黒幕が居て、テロリストを闇支援している。地元の人間だけでは欧米資本と闘うことは不可能。今回のテロリストもプロの武装集団のようであり、何者かによって背後から支援を受けているはず。
【3】急襲されたBPは米国戦争屋と対立する欧州寡頭勢力系企業である。テロ集団の黒幕も、欧州寡頭勢力と対立する連中ではないか。
欧州寡頭勢力系BPの幹部はこの事件の仕掛け人をすべて知っているはずで、だからこそ、黒幕の思う壷に嵌らないような荒療治をアルジェリア軍にやらせたのではないか。
【4】プラントはアルジェリア軍によって厳重警備されていたにもかかわらず、なぜ、武装テロ集団の侵入を易々と許したのか。
アルジェリア政府はアルカイダのテロ計画を事前に知っていたのではないか。
その証拠に、アルジェリア政府が失ったものは何もない。被害プラントで働くアルジェリア人は全員無事だったし、肝心のプラントは破壊されていない。
【5】今回の30数人のテロ実行犯は高額の報酬につられて群がった連中だったのではないか。
彼らは仕掛け人から請け負った名目は、何人かの外国人を拉致してマリに連れ込むことだった。実行犯は仕掛け人から「プラント内で働くアルジェリア人の一部と水面下で話がついているからプラント内に侵入しても攻撃されることはないから大丈夫」と聞かされていたが、待ち構えていたアルジェリア特殊部隊のヘリで攻撃された。バスに乗れず、逃げ遅れた連中は人質を取って立て篭ったが、全員射殺された。つまち、皆殺しにされたテロ集団の連中はだまされたのではないか。
【6】なぜ、日本人は選択的に射殺されたのか? 犯人にとって日本人は自分の身を守る絶好の盾(人質)であるにもかかわらず。
予め日本人は射殺せよと命令されていたのではないか。
つまり、マリに何人かの外国人人質を移送するミッションの他、日本人を射殺するウラ・ミッションがあったのではないか。
【7】この事件に米戦争屋ネオコンが関与しているとすれば、この事件をネタに法改正をやらせて、自衛隊を米戦争屋ネオコンの傭兵として、中東紛争地域にて便利に活用しようとする魂胆なのではないか。
『新・ベンチャー革命』は、この事件の黒幕は米戦争屋(ロックフェラー)であるという見方だが、急襲されたBPが欧州勢力(ロスチャイルド・欧州貴族)系企業だからと云って、事件の黒幕は欧州勢力と対立する米戦争屋であるとは断定できない。
9・11に米貿易センタービルが破壊された時のように自作自演である可能性だってある。
しかも、今回はプラント施設そのものは破壊されていないのだから尚更で、欧州勢力の自作自演である可能性も十分考えられる。

実際、次のような見方もある。
『Kazumoto Iguchi’s blog』「アルジェリア大虐殺は計画されたか!?:『アングロサクソン・ミッション』の一手のようですナ」から転載します。

アフリカのアルジェリアの大虐殺事件。混沌としてなかなか我々日本人には理解し難い事件である。
しかしながら、これは「アラブの春」、「中東の嵐」などにみたように、国民的(ナショナリズム)に傾き、石油を自国民で管理しようとするアラブ人の政府を、欧米の石油メジャーと組んだCIAなどの工作員が長年に渡って養成した「解放軍」(あるいは、という名のテロリスト)たちが石油関連施設を襲ったというのが本当のところだろう。
日本企業は、アラブの国民の生活が良くなるように、アラブ人主権の石油事業に協力しているから、欧米の闇権力からすれば、邪魔以外の何者でもなかったわけである。
おそらく、英米仏のリーダーの主張の一転二転三転を見ていると、どうもリビアやエジプトやシリアのような形で政府転覆を狙ったのはいいが、思わぬ形で日本人が犠牲になってしまったことから、本来は石油施設を管理している政府軍をテロリスト呼ばわりし、攻撃した側を解放軍のように装いたかったのだが、それが真逆の展開になり、しどろもどろしているという感じがするのである。イギリスのキャメロン首相の右往左往する様がまさにそれを物語っているといえるだろう。
要は、リビアのカダフィ政権、エジプトのムラバク政権と同じようにしたかったのである。
さて、第三次世界大戦勃発は、実はアフリカから始まる。
この可能性については、私はすでに4年前に以下のように昔の拙ブログでメモしていた。この際、これを再掲しておこう。

デービッド・アイクやタープレイによれば、次の8年の人類最悪のシナリオを演出する張本人は、このオバマ大統領だと目されている。ヘンリー・キッシンジャー/ズグビニュー・ブレジンスキーの傀儡政権とまで言われる。
かつて英米が黒船やってきて日本に開国を迫り、開国しないなら植民地化すると言った時代。英米に日本のインテリを留学させ、殿様時代から英米流の官僚時代の道を開いた。
そして、日本をアジアの工業国に導き、その物資はイギリスの植民地であった中国に依存させた。そして、驚異的な経済成長を起こさせたが、日本が中国やアジア資源に依存しきったとたん、その供給をストップ。そうやって日本を中国、朝鮮大陸へ侵攻させるきっかけを作り、太平洋戦争を導いていった。
実は、今の中国は、その時代の日本と同じ役割をこれから演じさせられるのだ、というのである。
昔のイギリスに留学した日本のインテリは、今のアメリカに留学した中国のインテリである。 太平洋戦争前の日本にとっての中国大陸は、今の中国にとってのアフリカ大陸である。
昔の重厚長大の工業国日本にとって中国が必須であったように、今や中国の工業力にとってアフリカは必須である。
というわけで、心ある人々、洞察力ある人々の間では、「第三次世界大戦はアフリカで勃発する」だろうと見られているのだ。おそらく、今の日本の言論人を見ているかぎり、その中ではだれ一人「 アフリカ-中国問題」を理解できているものはいない。日本の大学人など目くそ鼻くそ耳くそである。
かつて「盧溝橋事件」が太平洋戦争の切り口になったように、これから世界の工業生産にとってアフリカが主戦場となる。アフリカの物資なくしては世界の工場である中国は成り立たない時代へ入る。中国人は昔の日本人が満州に大挙して働いたように、アフリカに大挙して働く時代となる。
そして、中国経済がアフリカなしでは成り立たないほどの時代に入ったとたん、英仏独米人(アイク の言葉では「イルミナティー」)は、欧州の植民地であったアフリカの物資供給を止める。
こうして、アフリカで”第二の「蘆溝橋事件」”が起こり、中国が戦争に引きずり込まれる。中国は 自身の周りを制圧する必要があるわけだから、韓国、北朝鮮、日本などどんどん武力で併合しようとする。
見かけは欧州(と欧州側に立つロシア)対中国(と中国側に立つ若干の国々)の戦いと見えるが、最後には、かつて日本とアメリカが太平洋戦争したように、中国とロシアでユーラシア大陸戦争を引き起こさせたいのである。しかも核戦争だ。
これが、ヨーロッパの権力者が狙っている計画だという話である。

2012年以降に始まり、2030年には世界の人口が半減し、2050年には世界の人口の8割は死に絶える。そこまで徹底してやるという話である。

今回はまさにこの形の様相を呈した事件であるために、私自身は特に驚くことはなかったが、我々日本人の立場というものがいかに欧米の白人エリートたちと異なるかということを我々は理解しておかないといけないだろう。
我々はアジアでも中東でもアフリカでも現地人の有色人種の味方である。これが日本外交の基本になっている。また、日本企業の人々もそういう気持ちで現地で仕事を行なっている。
しかしながら、欧米の白人エリート層はそうではないのだ。
彼らは、武田教授が「現代のコペルニクス」で述べたように「白人は人間ではない」のである。自ら自分たちは違うと言っているわけである。だから、彼らはこの地球上のすべての不動産、地下資源は自分たちのものだと考えている。イギリスのBPなどの石油メジャーは、すべて自分たち白人エリートのものだと考えているのである。
この彼ら特有の精神状態をまず理解しておかないと、次にどんな事件が起こるかということを予想できないのである。
インドネシアの東チモール独立紛争もそうである。白人が石油利権を突然気にしだして独立運動を始めたのである。尖閣諸島も同じことである。地下資源を日本とシナの所有にさせたくないから紛争を起こし、仲裁する形で名乗りを上げるのだ。最近、欲の皮のつっぱった豪州のギラード首相が尖閣問題に口を挟んできた。
白人とはそういうものである。ここを覚えておかないといけないのである。
いずれにせよ、今回の大虐殺事件で犠牲になられた多くの日本人技術者の方々のご冥福をお祈りします。

まとめると、
【1】中国を工業化させることで世界市場をムリヤリ拡大させる。
【2】同時に、中国は物資をアフリカに依存することになり、アフリカなしに中国は成り立たなくさせる。
【3】その上で、欧州の植民地であった(正確には現在も事実上の植民地である)アフリカの物資供給を止め、中国をアフリカに侵攻させ、第三次世界大戦を勃発させ、最終的には中露によるユーラシア戦争を引き起こす。
これが、欧州の権力者が描くシナリオであり、そのためにはアフリカ支配が必須である。今回のアルジェリア人質事件もアルジェリア国家を支配し続けるために欧州勢力が仕組んだものという見方である。

「衆院選の背後に見える世界情勢の変化」では、次のように述べられている。
米大統領選でロスチャイルド勢は何とかオバマを当選させることに成功した。
のみならず、米戦争屋の本丸拠点であった米軍・ペンタゴンも今やデビッドRFの指揮下にはなく、ロスチャイルドが握っている。さらにロスチャイルド勢は米軍だけでなく、CIAも握ろうとしている。

『Kazumoto Iguchi’s blog』が云うように、欧米の石油メジャーと組んだCIAが養成したテロリストが石油関連施設を襲ったというのがアルジェリア人質事件の真相だとすれば、CIAは既にロスチャイルドの支配下にあるということであり、今回の事件の真の黒幕は、戦争経済によって延命を図ることに路線転換したロスチャイルドだということになるのではないか。

List    投稿者 staff | 2013-01-27 | Posted in 09.国際政治情勢の分析No Comments » 

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