2020年06月21日

思想の解体、帝国の解体

アメリカ帝国軍の世界からの撤退。
在日米軍の撤退は時間の問題。・・・予想もできない事態の予感。

アメリカ帝国内での暴動・内乱から解体へ。人工国家アメリカ、内戦から分裂・解体に向かっている

注目されるのは、アメリカ国内で起こっている銅像を倒す現象。植民地支配の先兵だったコロンブスだけでなく、奴隷制度と戦ったという人や、独立宣言を起草したジェファーソン、インドの解放を目指したガンジーまで標的になっている。

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無題

 

 

 

台座から外されたトーマス・ジェファーソンの像。リンクよりお借りしました。

★思想への違和感と攻撃
実行している人間に同化すれば、黒人差別や貧困など結局何も変わらない表層的な思想・建前への違和感、奴隷制度と戦った白人という名誉以前に、黒人と白人の壁の大きさ、本音の違い。
アメリカ独立宣言の思想(自由や権利)以前に、肉体的な違和感から銅像を攻撃し倒している。建前を形にしたような銅像への嫌悪。・・・それはよくわかる気がする。

●思想の解体からアメリカの解体が始まっている
アメリカを一つの国にまとめ上げている近代思想(自由・平等・権利)。この思想の解体から、帝国の解体が着手されているように見える。アメリカは国民の手によって解体され始めているのだ。アメリカの終わりが始まっている。

2600年前頃、世界的な思想が同時に現れてきた。ユダヤ教、仏教、ゾロアスター教、儒教。そしてその少し後、秦やローマ帝国、インドのマウレア朝など巨大帝国が成立した。部族や都市国家を超えた巨大帝国を統合するためには、超越神や思弁性という観念的な統合軸が必要だったのだ。

数千年の時を経て、現代起こっているのは、もはや表層的な思想は要らないという拒絶感。それよりも肉体的・本能レベルの民族のつながりや親和性であり、多民族国家は難しいという拒絶感。

★中国やインドという帝国は?
欧米の植民地支配に対抗するために、共産主義や民族自立という思想を持って対応。力で対抗するためには巨大な国家で対抗する必要があった。しかし、巨大帝国と民族自立は相反する。その内部に自立志向の民族を多数抱えることになるためだ。・・・実態は力で統合した巨大国家であり、観念的に統合するために何らかの思想(共産主義やガンジーの平等思想)が必要だった。
敵が消え、貧困が消滅していくにつれて、そんな思想に対する違和感が増幅していく。
・・・ある時、毛沢東や孔子の像が倒される。そして中華帝国の解体が始まるのだろう。

西洋による植民地支配の力の源泉となり、現代の世界を破壊しまくっている西洋科学や背後のキリスト教はどうなる?

by Hiroshi

 

List    投稿者 nihon | 2020-06-21 | Posted in 01.どうする?マスコミ支配, 06.経済破局の行方No Comments » 

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