2015年01月10日

自民圧勝もロスチャルドのシナリオ

●世界覇権を握ったのは中央銀行利権派か軍産複合体派か?

ロックロス

2014年のプーチンの台頭は、2015年、更なるBRICS経済圏の拡大とドル覇権の終焉=金を裏づけとする新貨幣秩序への転換を予見させる。他方で、ウクライナ情勢やイスラム国の台頭は、プーチンすら世界戦争への引き金の駒に過ぎず、軍産利権体の更なる暗躍が進むという見方もできる。

前者からみれば中央銀行利権勢力ロスチャイルドの台頭、後者は軍産利権勢力=ネオコン&ロックフエラー健在、とみるのが一般的な解釈であろう。果たしてどちらの解釈がより現実を捉えているだろうか?

市場経済社会においては経済情勢こそ基底的であり、ロックフエラーの失脚、BRICSを主導してきたロスチャイルドの台頭は明白である。

中国でのロック派の粛清、プーチンによる911の証拠暴露、更にはロックの石油からの撤退など、ロックは既に万事窮した感が強い。
又、その底流では、ドル基軸体制に代わる中・露と各国の通貨交換協定の急進展やBRICS開発銀行の設立、あるいは金価格の低下(ロスチャによる金買占めの工作)など、米国債・ドル暴落の山場がいよいよ身近に迫ってきた可能性が高い。リンク

さらには、ロックフエラーとの覇権闘争終結を踏まえて、ロシア・イスラム利権の簒奪に、日本の経済力→兵力を利用しようとしている可能性も否定できない。(実際、ウクライナ情勢はユコス石油問題でプーチンに切られたジェイコブ・ロスチャイルド一派の暗躍だとの分析あり)

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●自民圧勝もロスチャルドのシナリオか?

そんな中、日本は自民党による不可解選挙へと突入し、自民党が圧勝した。しかも、その右寄り姿勢故に日中関係を拗れさせ、中国経済にまで悪影響が懸念される安倍政権がである。

しかし、安倍政権の再任を持って、軍産複合体=ロックフェラ-健在とみるのは誤りであろう。

確かに岸→安倍政権=清和会はユダヤのアジアにおける手先として働いたハリマン=ブッシュ勢との関係や、また岸がA級戦犯をCIAの手先となることで許されたこともあり、アメリカ=ロックフェラーの手先という傾向は強い。リンクしかしそもそも安倍政権はアメリカ追従政権ではあるが、その本質は旧満鉄=陸軍につらなるロスチャイルド寄りの政権であるし、アメリカの監視の眼をかいくぐりながら原子力利権に手を染めてきた。そして安倍は今もって、原子力推進を後生大事にしているだけでなく、海外に原発を輸出する優秀なロスチャイルドのセールスマンである。リンク そしてTPPや機密保護法、さらに不正選挙ですらロスチャイルドが影で操っているだろうことは既に分析済である。リンク リンク

他方、自民党・公明党だけでなく骨抜きになった民主党と一般大衆の票を割るためのだけの共産党は議席を増やしたが、鳩山・小沢一派のみならず、橋下・石原・渡辺喜美といった(この間、マスコミにチヤホヤされた)反乱分子も処分された。彼らは様々であるが、基本的に官僚、経済界、農協や労組といった既得権益との対決を迫る勢力である。ロスチャイルドが今進めているのはTPPや機密保護法などによる国家の直接支配であり、一般大衆は搾取対象だが、既得権益派は手なずける対象である。従って、既得権益派である自公・民主・共産だけが生き残ることになったのだ。そう考えると、何をしでかすかわからない石原・猪瀬の失脚と製薬利権べったりの舛添への都知事交替も理解できる。

そうするとロックフエラーとの覇権闘争を終えたロスチャイルドが、不平不満分子を処分し、安倍自民党を始めとする既得権益派を従えたのが今回の選挙だったとみるべきであろう。そして今後は、ますます大衆世論無視、マスコミすら無視の選挙が繰り返され、二世議員と官僚や労組出身議員ばかりが幅を利かせる選挙となるだろう。

●何故、右寄りの安倍政権なのか?

しかし、何故、円高路線、デフレ路線の民主党ではなく、円安、インフレ路線の自民党なのか。
また、何故、親中路線・平和路線の民主党ではなく、親米路線・海外派兵路線の自民党なのか。

円安・インフレ路線は異次元緩和が限界に来たFRBにかわる資金源として日本が使われているということであり、おそらく今しばらくはバブルづくりが続くが、どこかで新通貨秩序移行の準備が整えば、バブル崩壊の口実に使われることになる。おそらく、ロスチャイルドは新通貨秩序の構築=ドル機軸通貨体制の崩壊は、秩序崩壊のリスクがあると睨んでいるのではないか。つまり、インフレや取り付け騒ぎには容赦なく大衆を官憲の手で取り押さえ、不満分子を処分できる体制が必要と考えているのであろう。その場合、人権主義を標榜する左派政権では乗り切れない。むしろ右寄りの安倍政権の方が官憲や自衛隊を動かしやすい。

少なくとも、親中で米軍との対決姿勢をみせていた鳩山・小沢はロスチャイルドから切られたし、何をしでかすかわからない橋下・石原・渡辺喜美といった新興勢力も切り捨てられた。鳩山・小沢の孤軍奮闘によって、板垣英憲らロスチャイルド待望論が幅を利かせてきたわけだが、そうした可能性はない。もはやロックフェラーとの闘いを終えたロスチャイルドは、金貸しの本領を発揮し始めた、あるいは欧米支配を作り出した力の原理主義者としての本質が露呈し始めた、とみるべきだろう。

List    投稿者 mamoru | 2015-01-10 | Posted in 01.どうする?マスコミ支配No Comments » 

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