2008年11月09日

『国際金融機関はどうなる?』1 プロローグ:金貸し規制共認の場に国際金融機関は変われるか?

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昨年(2007年)夏のサブプライム問題を皮切りに、リーマン→メリル→AIG~と米発金融機関の破綻によって世界的バクチ金融市場の破綻が明らかになり、ドル基軸通貨体制の崩壊そして“新自由主義”の市場システムそのものが崩壊しかけている
今の状況は、世界主要国が国債を乱発して、公的資金注入をはじめとする金融システム安定化策発動で足並みを揃えたにもかかわらず、とうとう金融機関の破綻では済まずに国家破綻まで出てきた。
そして、アイスランドを筆頭に、パキスタン、ウクライナ、ベラルーシ、ハンガリーなどIMFへ融資要請を表明する国が続々登場している
このままでは、東欧・アジア・南米など経済基盤の弱い国家の破綻が顕在化してくる可能性が非常に高い
その状況のもと、金融危機の元凶である「金貸し」を規制する新たな世界経済枠組みづくりの動きが出始めている。
そのひとつの動きが、独・仏・英が提唱する、G7を超えてBRICsなども含めた「新ブレトンウッズ会議」で、11月15日に開催され国際金融機関のIMF(国際通貨基金)の改革も見込まれる予定だ。
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『今後、金貸し規制共認が進むのか? それとも金貸しの新たな抜け道を作るのか?』
そのポイントとして、設立から今まで一貫して金貸しの手先として欧米の国際的搾取機関として存在していた国際金融機関が、今後どのように改革・変化していくのかが重要になる。
(参照)『るいネット「新ブレトンウッズの焦点:IMF改革=主導権争い」』
そこで、『国際金融機関』はどうなる?→IMF、世界銀行、国際決済銀行、欧州中央銀行(ECB)、etcについて、このシリーズで追及していきます
内容は、概ね次の目次に沿ってアップしていく予定です。
(状況でどうなるかわかりませんが
1.プロローグ
2.国際金融機関が設立される前夜の国際状況
3.国際金融機関の設立目的は?
4.国際金融機関は、これまで何をやってきたのか?
≪超短期課題≫
5.今回の金融破綻を受けた「新ブレトンウッズ」との関係は?
≪短期課題≫
6.米発金融危機に対して、軟着陸戦略に国際金融機関は寄与するのか?
≪中長期課題≫
7.国際金融機関は設立から一貫して金貸しの手先機関を目的としてきたが、
⇒金貸し規制に向う機関になりうるのか?
8.新たな世界経済秩序に寄与する機関になっていくのか?
⇒ドル基軸通貨制から多極化制に移行するなかで、世界経済決済の【基準通貨】づくりとの関係は?
≪長期課題≫
9.超市場から超国家への可能性
⇒資本主義体制からの大転換
⇒銀行の国有化 ⇒国家紙幣
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では次回より本編に入っていきますので応援よろしくお願いします。
byあさおかG

List    投稿者 kirin | 2008-11-09 | Posted in 08.近現代史と金貸しNo Comments » 

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