2006年12月30日

安倍退陣、小泉再登板?

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支持率の下落が止まらない安倍首相に「退陣論」が急浮上してきた。来年7月の参院選の直前、5月に総辞職する可能性があるという。すでに自民党内は「ポスト安倍」で動き始めている。
「復党問題、道路特定財源、本間スキャンダルと、まったくリーダシップを発揮せず、支持率を下げたことで、党内から『安倍首相では参院選を戦えない』という声が噴出しています。『選挙の顔として選んだのに、ここまでお粗末だったとは……』という議員も多い。年明けから『安倍早期退陣』というキーワードが政界で飛び交うのではないか」(政治評論家・有馬晴海氏)
 そんな自民党内の空気を察知して、民主党の渡部恒三・最高顧問も先週、講演で「来年は自民党のなかから『ポスト安倍』という言葉が出てくる」「後継は福田康夫元官房長官が取り沙汰されるだろう」と参院選前の安倍退陣を予言してみせた。
 麻生外相が新派閥「為公会」を結成し、武部前幹事長が「新しい風」というグループを立ち上げたのも、ポスト安倍に備えた動きとみられている。
●「参院選の顔」はムリ
「安倍首相が退陣を迫られるかどうか、焦点は4月の統一地方選と補選でしょう。ここで大惨敗したら、安倍降ろしの動きは止められない。5月の連休明けに退陣を表明させ、通常国会の会期末に新首相と代わる。01年、参院選の直前に不人気の森首相から小泉首相にバトンタッチした時と同じパターンです。参院選で勝利するためには、それしかない。これなら安倍内閣として予算を成立させ、通常国会をこなしたということでメンツも保てる。後任は小泉首相の再登板でしょう」(政界関係者)
 鳴り物入りで登場した安倍首相だったが、1年も持たずにクビになるのか。

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小泉再登板と政界関係者による大胆な予測だが、全くあり得ない話でもない。
来年の参院選を睨めば、人気取りにたけた小泉にすがるしかないという思惑が、少なからず自民党内に存在するということだろう。
小泉首相の主席秘書官を努めた、飯島勲秘書官が最近筆を執った「小泉官邸秘録」の中にも、安倍ではダメだというメッセージが告発されているという。言う事を聞かない安倍に見切りをつけ、小泉復活への布石を打ったという見方もできる。
FACTAonline

読み進むと一層、その感を深くする。「安倍官房副長官(当時)の気配り、度量の広さに感服した」などと一見、安倍への歯の浮くような礼賛の辞が並ぶ。一言も批判めいた表現はない。ただ、行間からはっきりと浮かび上がってくるのは、同じ「官邸主導」を標榜していても、小泉流リーダーシップと安倍の政権運営はおよそ「似て非なるもの」だという強烈な告発のメッセージである。

小泉復活はアメリカの意向でもあるかもしれない。
増田俊男の時事直言

9月からスタートしたばかりとは言え、アメリカは安倍政権にいささか困っている。それは安倍内閣がアメリカから見て、期待外れになりつつあることだ。安倍首相は、小泉改革を踏襲すると同時に、経済成長路線を採るとの指針を明らかにした。しかしながら、ブッシュ政権が郵政民営化に次いで期待し、またアメリカの金融界が強く求めてきた三角合併法に制約をつけ始めたのである。また7兆円を超える歳入増についても、財政健全化の名の下にすべて債券発行額削減に使われることになった。これで経済成長路線の真意も怪しくなってきた。

安倍でも小泉でも展望が開けない事に変わりは無いと思うのだが、もし小泉が復活したとすれば、参院選の結果が興味深い。国民は相変わらず目先のワンフレーズ政治に踊らされるのか?はたまた誤魔化しを見抜く事ができるのだろうか?

List    投稿者 kichom | 2006-12-30 | Posted in 10.日本の時事問題1 Comment » 

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コメント1件

 こん | 2007.02.13 22:27

小泉・飯島再始動??
可能性おおありかもしれない。
いまの安倍政権では、参議院選挙は勝てない!
大敗を帰すだろうことは、容易に想定できます。
今、彼らは、何をしているのだろうか?隠居??
違うだろう。背後で、マスコミ・ネット戦略を世耕とともに画策しているのではないか?
要調査。

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