2008年11月10日

『EUって、どうなっているの?』2 D・ロックフェラーの狙いは「東欧」!?

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『EU』って、どうなっているの?①:プロローグ・・・金融危機で最も危ないのは欧州!の続きです。
『EUって、どうなっているの?』を追及していくうえで、まず、現在の状況・ポイントを整理し、そこから仮説を立ててみました 😮
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Q1.ユーロが暴落しているは、なんで?
欧州もアメリカ以上に住宅バブル化していた
→それが、金融引き締めとサブプライム問題で、住宅価格が下落しバブル崩壊した。
欧州の金融機関もアメリカ以上にバクチ金融市場に大きく染まっていた
→サブプライム関連資産など証券化商品への投資が拡大していて、米発の金融破綻を契機にドルの回収により破綻が顕在化した。
特にアイスランドのような金融立国は、米発の金融危機を契機に外資流入ブームが逆転し資本が流出し、深刻な通貨危機に陥っている。
ヨーロッパはアメリカと違い、投資銀行と一般銀行が一緒になっている
→今回の米発金融破綻で銀行の痛手がアメリカより大きい。
欧州は各国の通貨当局の足並みが揃わない
←独と仏は歴史的な経緯から通常牽制しあううえに、欧州は多国通貨だから各国通貨当局の足並みが揃わない。
→不安定で、通貨制御に遅れをとる。
EUに入っているけどユーロから排除されている国も多い
←経済が弱体の国はユーロに入れてもらえていない。その代表が『東欧』
→そのため、ユーロに入っていない東欧などの国はユーロ圏での調整外に有り、今回の金融破綻による外資の流出の影響が一国の経済力に規定されて影響が大きい。
以上を踏まえると、
このまま経済破綻が進むと最も危ないのは欧州で、
特に『東欧圏』の国家破綻が生じていく可能性は高い
今後、「東欧圏の破綻が、EU(ヨーロッパ)の問題として深刻になる」
ユーロが空中分解する恐れもある
西欧VSロシアで東欧市場をめぐる争いが生じる恐れがある
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Q2.今回の米発金融危機は人為的操作!?
今回の金融危機を受けた世界の主要株式市場の動きを見ると、
(イ)「25日移動平均線」が過去の5~6%に比べ20%を超えている。
(ロ)「恐怖指数(VIX指数)」が、通常41程度に対し、今は異常な高止まりを続け24日には過去最高の89を超えた
(ハ)前場・後場での異常な乱高下
という現象からみて、これは買い方と売り方が決戦した人為的に仕組まれていると見て取れる。
そして、今回の米発金融危機事態も人為的操作が大きく干与していると見ることが出来る。
この主役が金貸しの2大勢力で、売り方が米デビット・ロックフェラーであり、買い方が欧州ロスチャイルドであろう。
(参照)『10/19 なんでや劇場レポート1 ~銀行国有化しかない~』
そして、為替も、米発金融危機を受けたドル回収にともない「ユーロが暴落」しており、ユーロ建て資金調達が難しくなり欧州経済が危機を迎えている。
この状況で、今までアメリカ寄りであったフランスのサルコジばかりでなく、アメリカと一体のイギリスのブラウンも金融規制を言い出している。
つまり、今回の金融危機の仕掛け人である、デビット・ロックフェラーが暴れているのを制御しようとする動きが出てきている
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Q3.東欧圏の破綻が、デビット・ロックフェラーの狙いか?
ここまでの状況分析から推測すると、今回の金融危機の仕掛け人
『デビットロックフェラーの狙いは、東欧』ではないだろうか?
EU寄りでユーロに入っていない東欧圏の通貨暴落を引き起こし、IMFを介入させたうえで、東欧圏(後進国)の優良企業買占めをねらっているのではないだろうか?
(※これは、アジア通貨危機と同じやり方)
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Q4.なぜ、デビット・ロックフェラーは東欧を狙うのか?
世界的に先進国は市場拡大が見込めず、今後のヨーロッパの市場拡大は、東欧以外にない
西欧VSロシアで東欧市場の獲得合戦
東欧圏には、石炭・天然ガス・鉄鉱石の資源がある
そして何よりも、宿敵ロスチャイルドの本丸ヨーロッパの牙城を切り崩す布石になる
ただし、(アジア通貨危機の)アジア圏と違い、東欧は元々は社会主義国
とすると、金融危機になれば銀行の国有化政策が行われる可能性が高い(実際そうなってきている)。
そうなれば、ロックフェラーの狙いは水泡に帰す。。。。。
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Q5.ロックフェラーは、ヨーロッパをどうしようとしているのか?
・・・・
このことを分析するにも、ユーロ、EU、特に東欧のことがわかっているようでわかっていない
そこで、次回から、以下の検証課題を追求しながら進めていきますので、応援よろしくお願いします。
<検証課題>
①EU加盟国はどうなっている?
②EUに加盟してもユーロに入っていない国は?
③EU、特に東欧はどこと貿易しているのか?
④EU、特に東欧の石油、エネルギー、食糧はどこから輸入している?
⑤東欧と西欧の関係は? また、東欧とロシアの関係は?
⑥デビット・ロックフェラーは原油・穀物を上げることを狙っている?
→とすると、東欧通貨暴落したらどうなる?
⑦etc
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List    投稿者 kirin | 2008-11-10 | Posted in 08.近現代史と金貸し4 Comments » 

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コメント4件

 yooten | 2009.02.19 21:18

>マハティールは、1983年に来日して当時の中曽根首相と会談、ルック・イースト政策への協力を訴え、これに中曽根首相も応じ、同政策は順調な滑り出しをみせた。<
中曽根首相の協力となると、初期は国際金融資本のグローバル化への意図もあったのでしょう。
その後のプラザ合意、日本のバブル崩壊と、国際金融資本に振り回された歴史がありそうですね。

 のだおじさん | 2009.02.24 21:56

日本が、どんどんアメリカ化していった結果が、学ぶべきものが無くなった日本なのでしょうね。

 unimaro | 2009.04.15 23:21

お疲れ様です。
お邪魔いたします。
マハティール氏自身の「ルックイースト」が多いに不足していたように思えます。
彼は明治開国からの日本を中心に、それまでの日本人社会、そして戦後の復興をシンクロさせて学ばなければならないと思います。
ただ、もし、「マレーの資質はここまでしかない」と理解した上での行動であれば、大したものだとも思えます。

 hermes handbags blue | 2014.02.01 18:28

hermes mode homepage 日本を守るのに右も左もない | 東南アジア諸国と日本 ~マレーシア編 その1~

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