これから求められるのは情報収集編集力。新しい情報発信の可能性とは?
物流業界の新しい可能性を探して、追求を続けています。
前回は、江戸時代の物流まで遡り、モノだけのやり取りを超えて、色々な情報を届けていた飛脚について調べました。http://blog.nihon-syakai.net/blog/2022/06/13541.html#more
その中で、モノ・人・情報が一体となった物流網の構築がこれからの可能性になると考え、新しい情報発信の可能性について追求しました。
誰でも手軽にインターネットに接続でき、大量の情報を手に入れられる時代になりましたが、
本当に情報は手に入れやすくなっているのでしょうか?
スマートフォンを使って、検索。
自分で調べているような気持ちになりますが、実はAIがあなたの思考に寄せた情報をどんどんと集めてくれています。
どのアプリを開いても、自分の興味のある広告ばかり出てきたりしますよね。
また、そもそもインターネットから得られる情報は正しいのでしょうか?
最近、食べログさんの評価も公平性が足りないのではないかとの判決も出ていました。
https://www.daily.co.jp/society/national/2022/06/16/0015391818.shtml
これからの時代に求められるのは情報を収集するだけでなく、情報を切り取って編集するだけでもなく、
その両方を兼ね備えた情報収集編集力が必要なのではないかと思います。
例えば、社内外問わず優秀な人や、常に相談がやまない人の共通点を見てみると、
・相手が動きやすいように情報を伝える
・どの人をつなげばうまくいくかを考えている
という点があると思います。
常に相手の事を考えているからこそ、情報がどんどんと集まってくる人になる。
情報を知っているからではなく、その人の相手を思う気持ちに惹かれて人が集まってくるのだと思います。
また、東京都初の民間人校長を務めた藤原和博さんの記事にも情報編集力について書かれています。
情報収集は、情報処理力、情報編集力など、情報をどう扱うか?という視点で物事を考えがちですが、
実は、伝えたい相手のことをどれだけ思っているか?が大事なのだと思います。
ただ、スマホの画面に向かうだけの一方向の情報収集ではなく、お互いのためになる双方向の情報収集。
モノ・人・情報が一体化した物流の実現に向かう中で、ただ一方的に情報を配信するのではなく、受け取り手にとって、ためになる情報を伝えられる人。
さらに、受け取り手が、伝える側にもなって、双方向に情報収集をできる仕組みを作ることができれば、地域の活力が上がる物流網ができるのではないかと思います。
引き続き、追求を続けていきます。
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