中国はどうなる!? 20 ~中国の本源収束が加速する!~
昨年より連載してきました『中国どうなる!?』シリーズですが、いよいよまとめに入っていきます!
本シリーズでは、中国の本源収束の意識潮流を鮮明にするために様々な角度から追求を深めてきました。
そこで、まずはこれまでのブログ記事のポイントを振り返っていきます!!
③中国どうなる!? 3 ~中国都市部は2000年前後に豊かさを実現した!!~
※中国都市部は、「主要電化製品の普及」と「エンゲル係数の低下」の2つの視点から、
2000年前後に日本の1970年の水準と同程度となりました。しかし、都市部と農村部での格差は広がっています。
⑤中国どうなる!?5 ~中国一の金持ち村。どうやって貧困を克服出来たのか?~
※農村部において、豊かさを実現した金持ち村として、江蘇省の華西村(かせいそん)があります。
この村の「共同富裕」は、中国の本源性にみる『集団収束力』の強さがあったからこそ、成し遂げられた成果だと思います。
※中国は国家主義の左派と、市場主義の右派に大きく大別されます。左派と国家の結びつきが一つの特徴です。
⑪中国どうなる!? 11 中国の社会福祉政策の歴史と今後の展望
※中国は社会福祉制度は国家主導で1950年代(毛沢東時代)にほぼ整備されているが、都市と農村の格差はますます増大しています。また日本に比べると社会保障に掛ける一人当たりの政策費用も低く、自己負担や相互扶助のかたちで国家財政を圧迫しないような制度としておりまだまだ社会保障の確立としては不十分な状況であると言えます。しかし、2020年の実現目標に向けて動いています。
※中国共産党は、マスコミと法律を完全に支配することで、支配力の基盤を形成している。
強まる共産党支配は、本源潮流の流れからは逆行しているようにも見える。
⑮中国どうなる!?15 中国共産党と人事~政治腐敗の本質的な誘因は人事システムそのもの~
※【政治腐敗の本質的な誘因は人事システムそのものであり、党書記が絶対的な権限を与えられていることにある】この一言が共産党と人事から共産党の腐敗していく構造について端的に表しています。また賄賂が横行している実態も中国の一つの特徴である。
⑯中国どうなる16? 中国共産党と軍隊~軍が抱く党との不整合感~
※軍事という世界情勢、そのパワーバランスの外圧を直接受けているのは、中国共産党ではなく人民解放軍と見てよいでだろう。そういう意味では、自国を外圧(西側の圧力)から守るという意思を中国で最も強く持っているのは建軍以来、集団第一を貫いてきた人民解放軍なのかも知れません。そんな人民解放軍と中国共産党との対立が、近い将来に顕在化してくる可能性もあるのではないかと考えます。
⑰中国どうなる17? 腐敗撲滅運動と中央規律委員会〜政治のための監視システム〜
※中央規律委員会自体、中国共産党の取り込まれてしまっているというシステム全体が重大な欠陥を抱えてしまっています。第3者機関が機能していけば、共産党の闇の部分は暴かれていきます。
いかがでしたでしょうか??
集団収束する国民の本源潮流と逆行して、中国共産党の支配力も強まっているように見えます。しかし、中国共産党支配も決して安泰ではないという現象も見えてきています。
参考投稿:るいネット『反中国共産党勢力による中国統治の変革は可能か?』
反共産党の勢力「三退」が、2億人の規模になってきています。本源潮流が加速して、
中国が激変する日も近いのではないだろうかと考えます。
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