2008年04月22日

日本支配の構造7~阿片戦略3~海外編

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アヘン窟
阿片戦略1・2で日本の阿片戦略を扱ってきましたが、そもそも日本のお手本となった海外の阿片戦略は具体的にどうなっていたかを調べてみます。
まずお手本と言えば、日英同盟の同盟国、英国ではどうだったのか?阿片戦争はなんだったのか?その当たりから調べていきます。
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Renaissancejapanより引用します。

サッスーン財閥は、18世紀にメソポタミア台頭したユダヤの富豪家族で、オスマントルコ治世には財務大臣を務めるほどの政商となっていました。 この一族に生まれたデヴィッド・サッスーンは、バグダッドに生まれ、インドに進出、1832年に阿片の利権を求めて、ボンベイに移住しました。 
 
彼は、上海を中心に中国北部を支配したフリーメーソン組織「イングランド系北支地区大結社」の首脳の一人でありました。  
当時は、イギリスが1773年からインドでのアヘン専売権を武力で獲得し、東インド会社の貿易を通じて、中国にアヘンを売りつけ、アジアから銀を巻き上げる麻薬貿易により、ロンドンのシティに莫大な富をもたらしていた時代でした。
そして、1842年のアヘン戦争に敗北した中国は、香港をイギリスの植民地とする敗戦条約に署名をしなければならなくなり、同時に上海などいくつかの港を開き、イギリス領事館を置くことに同意させられました。
イギリス最大の銀行である HSBC(香港上海銀行)は、こうしてアヘン貿易で得たお金で、1868年に創られたものであります。
「阿片王」 デヴィッド・サッスーンは、1864年にこの世を去っており、HSBCはデヴィッドの5男のアーサー・サッスーンが最大の株主となり、香港上海銀行は設立されました。  その出資者は、サッスーン一族がリーダーとなり、ベアリング商会、ジャーディン・マセソン商会、ロスチャイドに関係する役員で構成されていました。
デヴィッドの長男は、アルバート・アブダラ・サッスーンといいますが、彼はインド西岸にはじめてドッグを建設し、その名も「サッスーン・ドッグ」を足場に海運事業を興しており、当時イギリスの風刺画に彼は、「インドのロスチャイルド」と称されていました。
しかし偶然と言うものは恐ろしいもので、アブダラの息子エドワード・サッスーンの妻の名はアリーン・ロスチャイルド、何と本当のロスチャイルド家の娘と結婚したのです。 その後も、この両家は複雑に婚姻関係を結び、中国とインドで悪いことばかりしていたのです。(後略)

「アヘン戦争」の舞台裏より引用します。

欧米の商社が業務を拡大し、取引金額が増えるに従い、なにより頭を悩ませたのは資金の安全な輸送方法だった。イギリス流の解釈では、「イギリスが中国から資金を取り戻す」ための安全で迅速な手段が必要とされたのである。
よいアイデアはすぐに浮かんだ。銀行の設立である。
1865年3月、「サッスーン洋行」、「ジャーディン・マセソン商会」、「デント商会」らは15人の代表発起人を決め、資本金500万ドルを投じて香港に「香港上海銀行(HSBC)」を設立した。サッスーン・グループのアーサー・サッスーンら8人が理事会役員に就任し、1ヶ月後には上海で営業を開始した。
「香港上海銀行」の最大の業務は、阿片貿易で儲けた資金を安全かつ迅速にイギリス本国へ送金することであった。

香港上海銀行とは、今や世界で3本の指に入る銀行です。そのような銀行の設立が、阿片資金であったことは驚きです。
その頃、日本は日清戦争後、日本政府の産業の発展を図るために、外資導入策を積極化していきます。また、日露戦争の為の軍事費用の資金繰りに困っていた。そこでその当時非常に外国政府債で最も利率のよかった日本の英貨公債は、人気で即日申し込み締め切りということになっていたようです。そのは詳しくは「日本支配の構造6 戦争と金貸し~日露戦争 」をご覧下さい。
当時の外債発行交渉担当の高橋是清は6回の外債募集を成功させている。これもシフが日本の外債を引き受けたことがきっかけだったようです。英国「パース銀行」「香港上海銀行」「横浜正金銀行」、米国「クーン・ローブ商会」「ナショナル・シティ銀行」が主な引き受け先となっています。この資金力でもって日露戦争にも勝利しました。
その金貸し達の資金源は、阿片や武器等で儲けたものです。やはり、汚いお金は、汚く、金の臭いのするところに流れ込むようになっている。これが、金貸しの実態でしょう。
それらの金貸しについて詳しく分析しているサイトを紹介します。そちらで詳しくはご覧下さい。
日本人が知らない 恐るべき真実「三菱フリーメーソン説④

List    投稿者 gabor | 2008-04-22 | Posted in 04.日本の政治構造10 Comments » 

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コメント10件

 mineko | 2008.07.23 10:49

なるほど!!
他国では、“金貸しは国家を相手に金を貸す” http://www.financial-j.net/blog/ けれども、
日本は勤勉に働いた国民が国にお金を貸していたんですね。
日本の借金の問題は国民の合意しだいで何とでもなるというのもこういうことなんですね☆

 かもねむ | 2008.07.23 12:49

確かに、現在の露骨な金融資本家たちによる日本市場席巻に比べると、戦後~高度成長期はアメリカの影が薄い。日本独自の財政システムがうまく機能した時期なのかもしれない。
それは、当時の米がソ連との軍拡競争、ベトナムや中東での代理戦争にてんてこ舞で、極東日本は二の次だったためか?反共砦は51年までにほぼ完成しており、問題ないと考えていたのかも。
いずれにしても、GHQによる戦後処理の中でこの「財投」がどう位置づけられていたのかが気になるところ。総帥のマッカーサーは経済無知だったという話もあるし。

 y.suzuki | 2008.07.23 20:04

金融資本勢力からいかに距離をおくか、今後の経済システムを考えるうえで、地に足がついたものだと思います。
但し、その財投の使途については、納得できるものとなっていないのが課題ですね。回りくどい財政投融資から、更に踏み込んで、国民が国の事業の投資家として位置づけられれば、より納得できるシステムになると思います。

 匿名 | 2009.05.27 22:58

ある樵が山林地主に一万円をはらって木を切り出し、二万円で材木屋に売った。それを家具職人が三万円で買い、テーブルを作って四万円で売りに出した。各人の収入はそれぞれ一万円で、四人の収入の総計は四万円である。左側には四万円の収入があり、右側には四万円の商品がある。
 もし樵の取り分が五千円であれば三万五千円の総収入に対して三万五千円の商品になり、材木屋が自分の収入を一万五千円にすれば四万五千円の総収入が四万五千円の総商品に対することになる。さらに一人の商人が現れてそのテーブルを買い五万円で売るとしても同じで一方に五万円の総収入があり反対側には五万円の商品がある。総収入の額と総商品の額は常に等しい。この二つは違うことができない。だから収入のすべてが支出されればすべての商品が売り切れる。
 このとき、収入の一部が支出されずに貯蓄に回されるとするとその分の商品が売れ残ることになり、その商品が売れればもたらされるはずの収入が実現しないことになる。そこに発生する貧困の量は貯蓄の量と等しい。使われずに残った貯蓄は世界の反対側に自分と等しい量の貧困を生み出す。
 加賀百万石の国で百万石のすべてが消費に回されれば百万人が生きることができる。十万石が貯蓄に回されれば十万人が餓死する。十万人の餓死を防ぐには溜め込まれた十万石を没収して貧民に配ればよい。
 貯蓄が残るということは、それがなくても生活が維持できるということなのだから、それを没収して貧民に配れば貧困を解決することができる
現物のコメが溜め込まれてしまったら力まかせで放出させるしかないが、カネが溜め込まれている場合にはいくつか方法がある。木の葉っぱに「かね」とスタンプを押して貧民に配ることもできる。または、没収するのはカドが立つというのなら公営の銀行に預金を集め、その金を国づくりのためとかいう名目でバラまけばいい。これが要するに郵貯による公共事業だ。しかしこの、「郵貯による公共事業」という偉大な循環ポンプの一つが今機能を停止されようとしている。日本経済の急所が突かれたのだ。

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