2019年07月25日

戦後、世界の意識潮流 ~支配階級発の意識、大衆発の根源的な意識~

巷では参院選の結果の報道が多いが、どうも関心がわかない・・・。
目先のことも大事かもしれないが、今後どうなるのか?・・・大きな流れを見てみたい

人々の意識の変化について、下記に時代の主な出来事を見ながら、流れを追ってみた。
画期になった2つの時期があると思った。

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①1970年の先進国(日本、ドイツなど西欧)の豊かさ実現
→豊かさ実現により、先進国は市場拡大停止。
しかし、市場拡大しないと困る人々(金貸しや統合階級)は、公共事業や福祉・医療のムリヤリ拡大、バブル化。あらゆる手を使って市場拡大を図っいく。その結果国家には際限のない借金が溜った。

②2000年頃の中国・発展途上国の工場化 → 世界的な物的供給過剰 →貧困圧力の低下(ガツガツした感じがなくなった。)と戦争抑止

大きくは、市場拡大の停止 →近代世界を主導してきた金貸しの凋落。ただし金貸しは頭脳支配を通じて支配継続に躍起。
意識潮流は支配階級発の頭脳支配系の(ピークオイルや地球温暖化、福祉・医療など)ものと、大衆発のより根源的な意識(本源収束・民族収束)の2つの流れがあることに気付く。ここを押えると不整合感の原因が分かりやすい。

以下時代推移。

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★1945年:第二次大戦終戦
→東西冷戦へ、西側は民主主義、東側は共産主義と福祉主義

1950年代:理由なき反抗(映画・学生運動)
※都市化・市場化の進展 →序列規範の解体

1960年代:先進国高度成長
1962年 レイチェルカーソン『沈黙の春』

★1970年頃:日本を先頭に西欧先進国(ドイツ、フランスなど)で豊かさ実現
                        →高度成長の終焉
                        ※以降無理やり市場拡大(‘70:公共投資、’80:福祉、医療、次いで金融バブル化)
1973年 第一次石油ショック、1978年 第二次石油ショック

1985年:プラザ合意
→1986年:日本バブル

1989年:天安門事件
1991年:ソ連崩壊、日本バブル崩壊
→中ロの市場化へ

1995年 ~2005年:アメリカを始め世界中で金融バブル
市場経済の行き詰まり(国家財政赤字の拡大)
→市場拡大の活路を途上国と共産国へ(BIRCS)

2001年 米9.11同時多発テロ

★2000頃年~ 中国の市場化・急成長 →世界的に物的供給過剰
※この頃から世界的な民族主義の台頭と戦争・貧困・私権圧力の低下
→世界的な戦争抑止。

2007年 アルゴア「不都合な真実」、地球温暖化の喧伝
2008年 リーマンショック(米金融バブルの崩壊)

2012年~ 世界中で金融緩和(日本:異次元緩和)→再び金融バブル

2015年 ロシアによる電撃的な中東進撃、アメリカ→ロシア主導の世界へ
民族主義・大衆主義の台頭(プーチン、トランプ、周)
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以上

by Hiroshi

List    投稿者 nihon | 2019-07-25 | Posted in 08.近現代史と金貸し, 12.現代意識潮流No Comments » 

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