2022年08月31日
スイス人はなぜ自国を愛せるのか
世界の中でも「愛国心」が強いと言われているスイス。なにか特別な教育がされているのでは?と深めていくと、
「愛国心」ではなく「自治意識」。つまり、自分たちの集団を自分たちでつくるということが、自然と国民の中に浸透していることがわかってきました。
スイスの強さの秘訣は何か?~武力?資力?それとも・・・~
国際経営開発研究所(IMD:International Institute for Management Development)が毎年公表する「世界競争力ランキング」で、毎年上位にランキングされるスイス。(2020年:3位。2021年:1位、2022年:2位)
アメリカのメディアU.S. News & World Reportが毎年発表している「世界最高の国ランキング」でもスイスは上位の常連国。(2019年:1位、2020年:1位、2021年:4位、)
『永世中立国』としても有名なスイスは一体どんな国なのでしょうか?
国としての評価の高さの秘密はどこにあるのでしょうか?
今回は、スイスの強さの秘訣に迫ってみたいと思います。
働くしあわせをつくりなおす企業~仕事の成果とは、なにか?~
前回リンク
「仕事の早さ」で勝敗が決まる時代http://blog.nihon-syakai.net/blog/2022/07/13706.html
会議体デザインから始める働きがい改革http://blog.nihon-syakai.net/blog/2022/05/13387.html
上記記事でもわかるように、社会全体が、スピード・質の高い仕事が求められる時代に変化してきました。
これからの生産の主軸となっていくZ世代やこれまでを支えてきた世代は、今の時代において働いていくためにどのような仕事の成果が求められるでしょうか。活力ある働き方のヒントになる企業をいくつか見ていき、普遍構造を探っていきましょう。
【インボイスで殆どの農家は適格事業社になる必要がある?!】
先日の参議院選挙で与党が圧勝したことから、インボイスの導入はほぼ確定といって間違いない状況です。
そこで、売り手と買い手の問題点を整理します。
まず売り手。農家の問題点を整理します。
1.買手事業者(小売店等)が取引先にインボイス制度登録事業者を選ぶようになる可能性大
売手事業者がインボイス制度に未登録の場合は、今までは支払う必要のなかった消費税を、買手事業者が支払うことになります。
【世界の力を読み解く】中国と米国・台湾間の圧力の高まり/脱米路線に向かう日本
米国が台湾を通して中国への圧力を高めている事はメディア通して伝わってきます。その論調もウクライナ戦争の時のロシアに対するものと同様で中国を悪としたい意図が伝わってきます。このタイミングでの中国への圧力強化は何を意味しているのでしょうか?
また、中国・米国間の圧力の高まりと合わせて、日本の自民党への批判圧力も高められています。これらのメディアの動きはどのような意図のもとで行われているのか?各国の力関係がどのような動きを起きているのかを考察していきたいと思います。
生産側・消費側・媒介者の三方に活力や充足を届ける宅配~地元密着のポスティングを事例に~
課題山積の物流業界について、飛脚や倉庫を通じて、モノ・人・情報が集まる場の可能性を考察してきました。
・物流業界における新たな価値。そのヒントはモノ・人・情報が一体となった「流通のありよう」にあった。
・物流拠点も効率化だけでは人が集まらない。倉庫の可能性はモノだけでなく情報も集約できること。
決して効率的ではないかもしれませんが、生産側と消費側を繋いで最適な商品・サービスを媒介し、需要を喚起し、双方の活力や充足を生み出す役割が、ただ運ぶだけに特化した物流には必要と考えています。その活力や評価が主軸となった物流(物流を通じて、そこに取り巻く誰もが活力=評価を得られる仕組み)とはどんなものでしょうか。私の仕事の一部であるポスティング営業を紹介しながら、考察したいと思います。
【日本の技術の神髄から学ぶ】~金属加工・製鉄③ 最先端の科学技術を超える職人の精神世界に学ぶ。~
前回の記事では「地域の歴史」を追っていく中で、日本の職人たちが世界一の “技”を持つ背景には職人の精神性があることが分かりました。
そして、その優れた技を持った職人の精神性を代々引き継いできた企業が、現代においても世界ナンバーワンの技術を持っていること、またそれらを地域全体で維持している共同体性こそが日本のモノづくりの強さの根源にある、ということが見えてきました。
では驚異的な技と能力を育む『職人の世界』とはどんなものなのでしょうか?彼らは、日ごろ何を見て、何を考え、その奥にはどんな精神世界があるのでしょうか?
職人ではない私たちも、彼らに学ぶことで、新しい時代を生き抜く力を獲得することができるのではないでしょうか。
正解のない時代の学び:人が人を育てる。最先端の認識を生み出すエコシステムは人と人の繋がりで生まれている。
前記事では、正解のない現代においては、”実践力”こそ学びの源泉になることを読み解いてきました。整った環境ではなく、実践力=失敗や負荷をどれだけ体感できるか、ということだと思います。
では、そういった人材は具体的にどう生まれてきているのか。
世界に目を向ければ、イノベイティブな発明を生み出す人材が集積するシリコンバレー(米)、スタートアップの世界最大の拠点Station F(仏)など、イノベーションやスタートアップの拠点や都市環境が世界のあらゆる場所に、国家予算も相当額付けられ整備されています。それに比べて、日本はイノベイティブな人材が育っておらず、かつスタートアップ支援の国家予算額含め、新事業の発掘・スタートアップの活性化という意味では他国に相当な遅れを取っていると言われています。
これは予算や支援のための施設整備自体が進んでいないことが、停滞の最大要因のように捉えられている節がありますが、本質は別にある考えています。
今回は”最先端”の認識を生み出す人材にフォーカスして、最先端の技術や商流が生まれる条件に迫ってみたいと思います。 (さらに…)
世界のグローバル化は衰退する。ダボス会議とスイスの動きに見るディグローバリゼーション
西欧諸国でトップ層が続々と退陣 世界の向かう先は?から、右派が台頭してきている構図やグローバリズムとの決別の流れ。その先にガタガタになった国内を立て直し、国内回帰の流れを生み出していく動きが見えてきた。
FRBが資産圧縮(QT)を開始。米国債保有国の変化から読み取る各国の思惑は?でも上げたように、世界各国のインフレ拡大に対し、その抑制に向けて、世界の中央銀行が利上げラッシュとなっている。
一方で、気になる動きがある。スイスだ。スイスから、中央銀行の利上げ、創立以来過去最大の赤字などが起こっている。この動きが世界にどう影響するか。(参考:世界の中央銀行が利上げラッシュとスイス中銀過去最大の赤字)
西欧諸国でトップ層が続々と退陣 世界の向かう先は?
FRBが資産圧縮(QT)を開始。米国債保有国の変化から読み取る各国の思惑は?
では、米国債の買い支えてきた近年の西欧諸国の姿が見えてきた。
その西欧諸国でこの6~7月にトップ層の辞任や内閣解散などが相次いでいる。コロナとウクライナ戦争を経て、世界はどのように動いていこうとしているのか考えてみたい。
■西欧諸国の政治的混乱
<フランス>フィリップ首相と同内閣が総辞職(7/3)
6月の議会選挙敗北を理由としている。後任は右派のカステックス氏となっている。
<イギリス>ボリス・ジョンソン首相が辞任(7/7)
保守党内で新党首、新首相が必要という意向によるものとされている。その二日前に財務相と保健相が相次いで辞任している。
<イタリア>ドラギ首相が辞任(7/21)
主要与党が離反し、連立政権の維持が困難になったことが理由とされている。現在、世論調査で支持率が最も高いのは極右の党首で、次期首相候補となっている。
※ちなみにドラギは欧州中央銀行(ECB)の前総裁。
<ドイツ>左派のショルツ首相が支持率危機
ドイツは辞任には至っていないが、5月の州議会選挙でショルツ首相の所属する中道左派のドイツ社会民主党(SPD)が支持を大きく下げた。支持を広げているのは、メルケルが属していた中道右派の政党。 (さらに…)