ウクライナ情勢。日本は大丈夫なのか?
※ウクライナ情勢をどう見るか?(視点) http://blog.nihon-syakai.net/blog/2022/03/13268.html
日本のメディアもウクライナ・ロシア報道一色ですが、いったい何が事実なのか、非常に混迷している。
少なくとも、正義感情で思考停止している場合ではない。
遠い国の戦争ではなく、日本もかなりヤバいことになっているのではないか?
決して他人事ではない、と懸念します。日本はこのままアメリカ従属路線で大丈夫なのでしょうか?
※日本人はいい加減目を覚まさないと未来はない。https://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=376316
ウクライナ・ロシア戦争の経緯(原因)として、米国が大きく関係していることは、もはや世界の常識だと思われますが、そのことを掘り下げる報道もほとんどなく、日本のメディアは情報戦(西側プロパガンダ)に組み込まれてしまっている前提で、事実を見極める必要があります。
※ネオコンがウクライナ侵攻の原因を作った https://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=376176
経済では「円」がますます安くなっています。
政府も日銀も知らぬふりですが、これはドル円の金利差の問題、つまり米ドルを支えるべく日本円が従属させられていることだと思われます。
※円の問題、ドルの問題http://blog.nihon-syakai.net/blog/2022/01/13152.html
米国をはじめとする西側諸国からロシアへの金融制裁(SWIFTから排除など)は、ドルの力を根拠としているわけですが、ロシア側は「ロシア財務省の金備蓄」「中国人民元の国際送金網との連携」「原油・LNGのルーブルリンク制の発動」など、対抗策を打ち出しています。この先行き予測はかなり重要です。
これらは、いわゆる「ペトロ・ダラー制」への挑戦です。(1971年の金ドル交換停止後のドル基軸体制で、米ドルで原油を買わせる制度。変動相場制でのドルの通貨価値の根拠になっている)
この意味を日本のメディアは理解していない、もしくは報道できない。
※ロシア制裁の裏で強烈に進む中国の通貨政策 https://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=376210
※ロシアと中国、単一通貨の導入を検討 https://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=376077
※日本円もひっそりと「大暴落中」https://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=376341
米ドル基軸に対抗する中国・ロシアという構図ですが、少なくとも日本は、米ドル一極体制ではなく(米国一点掛けの心中?)、多極体制を前提に通貨・金融戦略をとる必要があるのは自明です。
「安全保障」(東アジア情勢、中国・台湾・北朝鮮)、「エネルギー・資源・食糧」の観点でも同様です。
アメリカに言われるがままですが、ユーラシア新勢力とわたりあうことも含めた全方位外交が必須です。
とにかく日本のメディアは、とても残念なことに、あまりにも自閉的、鎖国的で遅れています。
世界から日本がどう見られているか(米国、ロシア、中国、欧州、アジアの人々から・・・)、もっとアウトサイドインの視点で、大局を先読みしなければ、生きていけないのではないかと危惧します。
※世界は実力主義・自治自決の時代へ http://blog.nihon-syakai.net/blog/2022/01/13110.html
パンデミックもあり、戦争もあり、地震もあり、今の時代はたいへんに混迷しています。
今までの枠組みが大きく崩れて、地球レベルで物事を考えないといけない時代だとも言えます。
世の中はどうなるのか、どういう方向が望ましいのか、フェイクニュースで混迷し、みんなどうしていいのかわからなくなっている。
そういう状況だからこそ、あくなき事実の追求が必要、真の活力再生が必要。
そのことに常に自覚的でありたいと思います。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.nihon-syakai.net/blog/2022/04/13307.html/trackback