2016年12月16日

米ネオコンの敗北、金融奥の院の凋落、・・・カネが力を喪失・人々の意識へ

今後世界はどう動くのか?
世界情勢は今、プーチン・ロシアを中心に目まぐるしく変わっている。
今回は、最近まで世界を主導してきた、アメリカ勢力と背後の欧州寡頭勢力の力について分析する。

●アメリカ勢力分析
当ブログ記事 「アメリカ大統領選を受けての世界情勢分析」1/2

によると
米大統領選直前のアメリカ国内の勢力は、
①第一勢力:ロスチャイルド―FRB-中央銀行を作った。アメリカのマスコミを握っている。
②第二勢力:ロックフェラー―戦後のアメリカを牛耳ってきた軍産複合体の主体であり、石油利権を基盤にした産業集団(※ブッシュ政権まで第一勢力)
③第三勢力:ネオコン―★クリントン家・ブッシュ家とつながるのはこの勢力。

つまり、大統領選でのヒラリーの敗北は、ネオコン勢力の敗北を意味する。直後のデモを煽っていたのもこの勢力。

にほんブログ村 政治ブログへ

●米ネオコンとは?
ネオコンは金貸し奥の院(欧州貴族)が作り出した革命勢力の一派。
狙いは、戦争や革命の創出+重要拠点である中東支配。そのためのアメリカ大統領支配。

旧革命勢力である社会主義の行き詰まりの果てに、新たな思想を生み出し世界革命を推進しようとした勢力である。

リンク より以下引用

ネオコン派の源流は1950年代にさかのぼる。が、注目されたのは60年代後半でこの頃、ベトナム反戦から生まれたリベラル派などを批判し、「反ソ」や「道徳」を訴えるアーヴィング・クリストルやノーマン・ポドーレツらが台頭した。

アーヴィング・クリストルやノーマン・ポドーレツらは、第四インター系の社会主義的世界同時革命を捨て、アメリカとイスラエルが手を組みシオニズムを旗印に世界支配を企てるという理論を創造していった。この理論が次第に影響力を持ち始めネオコンを形成していくことになった。

目的や理念のためには手段を選ばない現実政治主義を特徴としている。政治のマキャベリズムに通暁し、グローバリズムや自由主義だけではなく、利用できるものは「愛国主義」や「反テロリズム」から「大イスラエル主義」や「宗教右派(キリスト教シオニスト)」まで手当たり次第に利用するところに特徴がある。

ネオコンは空理空論家ではない。9・11以降の世界史は、むしろ国際金融資本勢力による「世界革命」が進行している過程にあると考えられる。そのネオコン=世界革命家が利用している最大でかつ最強の手段が、米国の権力機構である。

ネオコンは革命の夢想家では無い。石油と軍事を中核にした利権屋でもある。但し、単なる利権屋とすると見間違う。彼らは利権屋でありながら、世界的に普遍化すべき理念・価値観・制度・政策を持っている。そのような理念・価値観・制度・政策を現実化することこそが、最大の利権になるとも考えている。

シンクタンク的組織PNACから、チェイニー副大統領、ラムズフェルド国防長官、ウォルフォウィッツ国防副長官・・・という実行部隊をブッシュ政権内に送り込み、中東戦争・対テロ戦争へと誘導していった。
彼らの登場とともに、極左共産主義思想→グローバリズム→New World Orderへと思想の方向が繋がっていった。

●バックは誰か?
かなり観念的・理屈っぽい集団だが、バックは誰か?
欧州→イスラエルを支配する貴族と思われる。

1948年、パレスチナの地にイスラエルを建国する。

この急進派の中核貴族が、イスラエルのアイゼンベルグとブロンフマン一族である。
ブロンフマン一族は、初代からベルギー貴族ランベール一族と血縁関係にあり、出自は欧貴族である。
参照:リンク
アイゼンベルグはイスラエルの軍事を始め産業全体を支配する最大の企業集団であり、かつロスチャイルドのボスでもある。

彼らがアメリカを動かすために作り出したのが、極左派ネオコンと宗教感情的な極右派キリスト教原理主義であり、表裏一体の関係にある。
両者に乗っかった代表がブッシュ大統領であった。

●ネオコンの今後、敗北が意味すること
ISというテロ集団はネオコンとアメリカが作り出していた。そのアメリカを失って、ISも風前の灯である。→ISはつぶされる、欧米は中東への橋頭堡を失う。
ネオコン自身は反グローバリズム・アンチ戦争のプーチン・トランプに徹底的にマークされ勢力を縮小していく。→欧貴族の米橋頭堡の一つが潰される。

重要なのは、ネオコンのグローバリズムやキリスト教原理主義の感情的な言葉が通用しなくなってきたということだ。彼らの創り出す愛国的な言葉も戦争の方便と見抜かれている。
トランプの生み出す直感的な言葉、保護主義的(≒民族主義的)言葉のほうが分かりやすく、潜在思念に響くということだろう。人々は乗せられたり、ごまかされにくくなった。
→これは、いままで革命や戦争を生み出してきた革命勢力(金貸しの手先)が意味をなさなくなった。力を喪ったということ。
→金貸しの手先勢力が瓦解していく過程。代わって大衆の意識潮流が、新たなエネルギーを生み出し、新たな政権を動かして始めた。

※ネオコンはまだ力を保持している、どう動くのか?
・最近のテロ、テロに活路?→徐々に封じ込められていく。未来はない。
・大統領選直後のニュージーランドの地震、福島沖地震はネオコンの仕業か?
>米国戦争屋の中で、核兵器や核爆発による地震津波兵器を取り仕切っているのは、イスラエルとつながるネオコンと観ています。そして、3.11事件や9.11事件の黒幕はネオコンではないかと疑われます。リンク
・・・日本などに地震攻撃を加えてくる可能性は捨てきれない。しかし、政権から追い出され、HAARP基地など米軍内部から押さえ込まれていけば、その手も次第に使えなくなっていく。
※3.11の際に、イスラエル企業が福島原発の管理をしていた。かつイスラエルは北朝鮮とのコネクションも持っている。幅広い諜報ネットワークを持っていると思われる。注意は必要。

●金融奥の院の凋落
さらにネオコンのバック、欧貴族の力も相当衰弱していると考えられることである。彼らの力の源泉は金融・金・財宝だが、世界的な供給過剰でカネが力を喪っている。彼らは力の源泉を喪った。
英のEU離脱、そして愛国派・民族主義の台頭を抑えられない。プーチンとトランプがそこを突いていく。
そしてEUは崩壊するだろう。既に重要拠点のトルコ・地中海はロシアへ。→欧州は、500年ぶりに世界の片田舎に戻る。

金融が力の根源だったが、最近カネづるであるFRB・ドルの通貨発行権を中国が握っているという情報が出ている。

●今後?
「米・英・ロ連合 vs. 欧州・中国」へ向かうという説がある。
恐らくそんなに簡単ではない。当面、軍事的にはロシア主導、経済・金融的には中国主導、大衆の意識潮流的にはプーチン(トランプも同方向)・・・という形で合従連衡と分裂を繰り返しながら、最後には、人々の意識の向かう先を統合できた勢力が主導していく形になるだろう(カネの力ではない)。
一言で言えば仲間をまとめる力、人類の一体化欠乏を統合する追求力が次代の制覇力となる。
→∴プーチン・ロシア(+トランプ・アメリカ?)が世界を主導する。
日本は明治以来の田布施+官僚が支配し、温存されたまま。彼らは、学校制度・マスコミにより支配体制を温存している。そこを突破するには、事実追求力と思考・意識の開放。

関連記事
欧州奥の院・金貸しは一貫して帝国・国家を解体してきた

ドルの通貨発行権を中国が握り、中国とアメリカの力関係は逆転した!

トランプを生み出した人々の意識

(by Hiroshi)

List    投稿者 nihon | 2016-12-16 | Posted in 01.どうする?マスコミ支配No Comments » 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.nihon-syakai.net/blog/2016/12/6298.html/trackback

トラックバック(1)


Comment



Comment