2019年07月23日

参院選から見える新しい潮流

参院選は自民の惨敗と同時に、新勢力が登場した。(るいネット「結果は自民党の惨敗 政治不信の打開が課題に」)

既成政党は50代以上の世代の支持が圧倒的だが、今回躍進した「れいわ新選組」は40代以下の若い世代からの圧倒的支持を得ていたことが分かる。

比例区でれいわを選んだ有権者を年代別に見ると、40代が29%で最も多く、40代以下を合わせると6割を占めた。50代以上の支持層が8割近くを占める共産や社民とは対照的に、若い世代が支えていた。

(上記引用と下記画像はこちらから)

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党首である山本太郎氏は落選したが、これは彼にとって想定の範囲内。以下のリンクにそれが記されている。

 

なるほどこれか! 山本氏の戦略

山本氏の戦略がわからなくて悩んでいたら、民主党政権の官房副長官だった松井孝治さんが「山本氏は当選せずとも確実に介助者として登院し、スポークスマンとなるだろう。彼が党首討論に加わると半端な党首だと完全に喰われるだろう」と、Facebookで投稿をしたの読んで、なるほどこれか!と納得した。

船後、木村両氏には確かに登院の際に介助が必要だ。山本氏は「前議員バッジ」を持っているのでいちいち手続きも不要。そして国会内でテレビ局のぶら下がり取材に山本氏が毎回答えれば、各局は喜んで放送するだろう。

今回れいわ新選組は政党要件である得票数の2%を確保する見込みである。つまり山本氏は維新の松井一郎代表のように非議員の党首でも党首討論には参加できる。

山本氏は当選する必要はなく、政党要件を満たす約100万票でよかったのだ。そして議員でなくても、他の野党党首だけでなく自民党の有力政治家よりよっぽど目立つ存在になる。

だから今回の山本氏落選をもって彼の戦略ミスだという見方は残念ながら完全にピント外れだ。(中略)

欧米ではグローバリズムによる格差拡大で左右のポピュリズム政党が議席を増やしている。れいわ新選組の政党要件獲得は日本初のポピュリズム政党の誕生、あるいは山本太郎という初のポピュリズム政治家の誕生ということなのかもしれない。

そして山本氏は衆院選の出馬を匂わせている。参院選を盛り上げてから本丸の衆院選に挑む。これも想定していた戦略なのだろう。

 

 

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