極東情勢:北朝鮮と中国とロシア
11月28日の北朝鮮による飛翔体は、GSOMIA維持を決めた韓国からの情報では「砲弾」であると言われている(リンク)が、実際は弾道ミサイルと言われている。それも新型らしい。
◆北朝鮮の新型弾道ミサイル
まず「砲弾」であるというのは北朝鮮が韓国へ流した情報であり、それを韓国がそのままGSOMIA維持にならい日本へ伝えた。また北朝鮮も北朝鮮外務省日本担当副局長談話を発表し「弾道ミサイル」を否定し、「ロケット砲弾」であると伝えている。
この飛翔体は1分以内の間で2発発射されている。これは連射可能な弾道ミサイルというのが実態であり、北朝鮮はこのような新兵器の開発に成功したことを意味する。北朝鮮のミサイル技術はロシアや中国の技術を活かし、アメリカの軍事力を超えたと言える。
これで分かるのは、韓国が北朝鮮に取り込まれているということであり、韓国のGSOMIA継続の戦略とは、日本を欺き自国優位を図りたいがための北朝鮮へのすり寄りだと考えられる。
◆香港から既成の金貸しが消える?
香港の暴動渦中において、トランプ大統領が香港人権法案に署名。これにより香港の地位は剥奪され、香港から外資が逃げ出すことになるのは不可避となる。また、貿易も制限され、金融・貿易面で香港は事実上、市場経済における優位性を失うことになる。
これは中国が本来望んでいることだ。習近平は香港に居座る金貸し勢力を駆逐するために暴動を利用あるいは暴動そのものを仕組んだと言える。
現在、中国はマカオや深センへの開発を急いでおり、これらが香港に替わって新勢力の経済拠点となる。
◆ロシアと中国のガスパイプラインが開通
新勢力のエネルギー政策上、このトピックは大きい。また、ロシアのガスパイプラインは既に北朝鮮国境付近まで届いており、これが開通するのも時間の問題。極東の大国らが一枚岩になろうとしている。この時期にトランプが香港法案に署名したの偶然ではないだろう。まるで習近平の、香港における金貸し勢力駆逐への勝利宣言とも取れる。
世界情勢は恐るべきスピードで動いている。
一方で日本では「桜騒動」が一気に下火となった。かなり強引な言論統制が介入した可能性も否定できない。置いてけぼりを喰わされている場合ではないのだ。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.nihon-syakai.net/blog/2019/12/9480.html/trackback