2008年12月17日

自民党と内閣総理大臣

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今日は、自民党と内閣総理大臣の系譜について。
戦後、自民党はその大半で政権を握ってきた。自民党には大きく2つの派閥がある。旧自由党系列と旧民主党系列だ。(この二つが合併して1955年に自由民主党が結成された。これより自民党と日本社会党の二大政党時代がしばらく続き、一般的に55年体制と呼ばれる)
この二つの派閥(その中にも小さな派閥がある)は、自民党総裁をめぐり熾烈な争いを繰り広げてきたのだが、その背景には、親米派と反米派という構図が見て取れる。反米派の有力な政治家は、非業の死を遂げていると言われ、それが某国の策略だったという説もあるくらいだ。
こうした前提をもとに以下にまとめてみた。
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ところで、自民党は先の二つの系列が今なお色濃く残っており、互いに対立の様相を呈している。性格的には旧自由党派閥は吉田-角栄-竹下-橋本-小渕という流れにあり、反親米派に位置づけられる。一方、旧民主党派閥は鳩山-岸-福田(赳)-中曽根-小泉という親米派の派閥に大別できる。
かなり大雑把な区分だが、これまでの、そして今後の対米関係を理解していく上で参考になればと思い、自民党そして内閣総理大臣の系譜とその派閥についてまとめてみた。
   【旧自由党系派閥】                    【旧民主党系派閥】
   吉田茂(自由党吉田派)
   昭和23年10月15日―昭和29年12月10日
                                  鳩山一郎(自由党鳩山派)
                                  昭和29年12月10日―昭和31年12月23日
                                  ★55年体制(S38年までCIAが資金援助)
                                  石橋湛山(自民党石橋派)
                                  昭和31年12月23日―昭和32年2月25日
                                  岸信介(自民党岸派)
                                  昭和32年2月25日―昭和35年7月19日
   池田勇人(池田派)
   昭和35年7月19日―昭和39年11月9日
   佐藤栄作(佐藤派)
   昭和39年11月9日―昭和47年7月7日
   田中角栄(田中派)
   昭和47年7月7日―昭和49年12月9日
   ★非業の死                           三木武夫(三木派)
                                  昭和49年12月9日―昭和51年12月24日
                                  福田赳夫(福田派)
                                  昭和51年12月24日―昭和53年12月7日
   大平正芳(大平派)
   昭和53年12月7日―昭和55年6月12日
   鈴木善幸(鈴木派)
   昭和55年7月17日―昭和57年11月27日
                                  中曽根康弘(中曽根派)
                                  昭和57年11月27日―昭和62年11月6日
   竹下登(竹下派)
   昭和62年11月6日―平成元年6月2日
   ★非業の死                             宇野宗佑(中曽根派)
                                  平成元年6月2日―平成元年8月9日
                    
                                  海部俊樹(河本派)
                                  平成元年8月9日―平成3年11月5日
                                  宮沢喜一(宮沢派)
                                  平成3年11月5日―平成5年8月9日
                                  ★クリントン年次改革要望書
                      ★新党ブームからなる非自民政権
                    細川護煕(日本新党)
                   平成5年8月9日―平成6年4月28日
                   羽田 孜(新生党)
                   平成6年4月28日―平成6年6月30日
                   村山富市(社会党)
                   平成6年6月30日―平成8年1月11日
   橋本龍太郎(小渕派)
   平成8年1月11日―平成10年7月30日
   ★非業の死
   小渕恵三(小渕派)
   平成10年7月30日―平成12年4月5日
   ★非業の死                                                  
                                 森 喜朗(森派)
                                 平成12年4月5日―平成13年4月26日
                                 小泉純一郎(森派)
                                 平成13年4月26日―平成18年9月26日
                    
                                 安倍晋三(森派)
                                 平成18年9月26日―平成19年9月26日
                                 福田康夫(町村派)
                                 平成19年9月26日―平成20年9月24日
   麻生太郎(麻生派)
   平成20年9月24日―
とまあ、こんな感じです。すでに分かっていらっしゃる方からみれば、大したことではありません。今回はどちらかと言えば、こうした系譜に明るくない普通の方々を対象に記事を書いてみました。m(_ _)m

List    投稿者 heineken | 2008-12-17 | Posted in 04.日本の政治構造3 Comments » 

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コメント3件

 The Ginyu Force | 2009.04.07 19:53

地震国である日本にとって原発は、自ら国を滅ぼす自爆装置のようなものである。
地震がおきても比較的安全な場所に建てられていと言っても、柏崎刈羽原発のように完全ではありません。
地震学が未だ発展途上にも拘わらず日本中に建てるとは正気の沙汰とは思えない。

 匿名 | 2009.04.07 20:41

日本の核武装の可能性を絶やさない為にも、原子力の平和利用を建前とした核開発は続ける必要があると思います。
国防のためとあらば、単純にお金には換算できないのではないでしょうか。

 ホシノ | 2009.04.07 21:23

新しい技術というのは、いいところばかりが宣伝されがちですが、マイナス部分にもきちっと目を向ける必要がありますね。
そういえば水素自動車なんかも、燃やして水になるからクリーンといわれますが、液体水素燃料を作る工場のCO2については、あまり語られません。おなじようなことがいっぱいあるのかもしれませんね。

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