2019年08月12日

アメリカに見捨てられた韓国と朝鮮半島の行方と日本

日韓情勢は連日、悪化を辿っているような報道が続くが、情勢の本質は視座をより広げ、朝鮮半島や露中、アメリカ等を含めて観ていく必要がある。

また、北朝鮮が連日のように飛翔体を発射させているのも、その思惑に韓国が絡んでいる。

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◆北朝鮮の飛翔体は新型中距離ミサイル

日本では「飛翔体」という謎の呼称で北朝鮮の発射体を報道しているが、これは北朝鮮の新型中距離ミサイルである。このミサイルは、射程が福岡まで入る700キロ近いもので、韓国を全て包含する。この新型ミサイルの開発に北朝鮮は成功した。連日発射されているのは、このミサイルだ

また、北朝鮮は新型射撃砲も配備しており、これを用いればソウルを完全に包囲出来る。韓国が有している今のミサイル防衛システムでは防ぎようがない。つまり北朝鮮はすでに韓国を軍事的に包囲しており、いつでも進撃が出来る状態にある。

 

◆北朝鮮とつながっているアメリカは韓国を見捨てた

アメリカは既に北朝鮮と密約を結んでおり、アメリカ大陸を射程に入れる長距離弾道ミサイルの発射実験をしない代わりに、この中距離・短距離弾道ミサイルの実験は容認している。これは韓国にとっては死活問題となっており、文政権を慌てさせている。

これは最近のトランプと金正恩との親密な関係を見れは明らかで、当初から北朝鮮のレアメタルを狙っていたアメリカにとって、米朝首脳会談が順調に進んでいる今、その踏み台として米軍をいていただけの韓国は、もはや用無しとなってしまった。

ポンぺオが韓国に米軍駐留コストを50億ドルに増額して突き付けたが、これは韓国が容認できないことを分かった上での発言だ。北朝鮮との関係を実現したアメリカにとって、在韓米軍は撤退を前提に今後は進む。

 

◆韓国の反日は北朝鮮へのすり寄り。日本はどうする?

文大統領の強い反日の背景には朝鮮半島が一体となった国家を築き上げたいという野望がある。これを掲げて北朝鮮にすり寄っているが、北朝鮮はそんな甘くはない。朝鮮半島が統一されるならば、北朝鮮が主導権を握ることになる。もちろんここにアメリカは介入してこない。そうなればロシア・中国・北朝鮮の日本海への侵入が今以上に活発化していく。

この時、日本はどうする?自立が急がれる。

安倍は、中国やロシアとの連携を強化したいためのカモフラージュとして韓国との対立を扇動しているのではないか、という見方がある。安倍は最近になって、徴用工や従軍慰安婦などの従来の歴史問題から、半導体の対韓輸出規制などで対立しようとしている。この対立方法はトランプの貿易戦争戦略とも似ている。つまり、トランプが安倍に「歴史問題は構造的に日本が不利になるから、貿易戦争で韓国と対立すれば良い」と入れ知恵した可能性が高い。

今後、韓国は北朝鮮に取り込まれる可能性が高い。そういう意味では日韓対立と米軍の極東撤退は、日本が対米自立と共にロシア・中国らと歩調を合わせていく過程とも言える。

 

 

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