2011年03月30日

プレートテクトニクス理論は、もっともらしいウソではないか?

2011年03月22日「地震の発生原因⇒プレート説は本当に正しいのか?⇒熱移送説も」で、①プレートテクトニクス説では地震の発生原因を十分には説明できないこと、 ②それに代わる原因仮説として「熱移送説」があることを紹介しました。
調べてみると、他にも「プレートテクトニクス説はもっともらしいウソ」であると断定する説がありました。それを紹介します。

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以下、『心安らかなる日々』「東北地方太平洋沖地震の発生メカニズム(その9)-プレートテクトニクス理論はもっともらしいウソ」より。

原因と結果がさかさまになっているということについて言えば、地震の原因といわれるプレートテクトニクス理論にもとづくプレート間のずれの問題である。
このずれが地震の原因といわれるのだが、本当だろうか?

わたしはこの点について疑問を呈した科学者を見たことがない。皆、科学者であるにもかかわらずあまり反省的ではないらしい。すこし考えればすぐにわかる。 プレートテクトニクスというのは結果である。地球の内部の動きによってプレートテクトニクスができたのである。
地球の内部の動きとはマントルの流動であり、さらにその熱を地殻と大気を経由して宇宙空間に放出するさいに生じる振動である。ぐつぐつと煮たったマグマが極端な場合には火山という形や地震という形で放出された熱エネルギーを消費し、平常時には安定的かつ恒常的な温度維持という形で地球上の自然のすべての守護神ともなっている。
プレートテクトニクスといっても、別に表面が冷えて固まっただけであり、これが動いているというだけの実に馬鹿馬鹿しいぐらいに単純な見たとおりの理論であり、理論というほどのものではまったくない。
地球の内部は固体と液体の臨界状態にあって、臨界状態にあるがゆえに活動的である。水か沸騰したときのように勢いがよい。普通だとありえないのだが、固体様物質が猛烈な高温と猛烈な圧力下において液体のように振舞っている。
これが、人間にとっての天災の原因のすべてであり、ありとあらゆることが考えられる。何があってもおかしくない。
こうした固体の性質について何も知らないのにもかかわらずプレートテクトニクス理論を後生大事に抱えてこれにもとづいて地震を予測しようとしている。
人間のような一瞬で消え去る運命にある生命体から見れば、地球のこの内部の状態はのろのろと見える。しかし、時間のスケールを変えてみればよい。このプロセスは、ほんの一瞬のたまたまの状態にしか過ぎない。安定的状態とはとても言えず、過渡的状態なのだ。だから、何が起こってもおかしくない。プレートテクトニクス理論はこの過渡的状態を安定的状態と誤認している。
千年の単位で過去に地震がなかっところに、突然巨大地震が起きてもなんら驚く必要はない。プレートテクトニクス理論だとなかなかこれは説明が難しいが、プレートテクトニクス理論などはそもそも成り立たないと考えればどこで地震が起こっても不思議ではない。なぜ、何も見えもしないマントルの動きを勝手に予測するのだろうか?
プレートの動きを左右するマントルの動きがなぜ対流理論によって説明されるなどと思い込んでいるのだろうか?地球の内部は固体が熱と圧力によって流動化しているとするならば、流体は渦をつくり複雑な動きをしているはずであり、粘性が極めて高いとするならば、その挙動はほとんど予測不可能な強非線形流体である。
それをなぜ勝手に風呂場の水ぐらいの対流モデルに置き換えるのだろうか? 
理由は簡単である。プレートテクトニクス理論をもっともらしく主張したいがためである。
しかし、そもそもこのモデルが間違っているがゆえに巨大地震がまったく予測できない。東海関東大地震を心配しているのに、それをあざ笑うかのように、それをはずれた西日本と東日本において、それも想定する規模を次々に塗り替えて大規模化している。
普通ならこれだけ、はずれればこの仮説は意味がなかったとして捨てられるのが普通である。しかし、いまだに亡霊のように生き残っている。
なぜか? 
原因と結果を取り違えているからである。これは、一種の洗脳に近いものがある。地震というとプレートテクトニクス理論。名前も、ずいぶんもっともらしく聞こえる。地震によってプレートができあがったのに、プレートによって地震が起こっていると考える。
50年もの昔には水溜りがあちこちにあった。冬の寒い日にはその水溜りに薄い氷が張ったものである。小学生たちは、その氷を足で踏んでパリッという音を聞きつつ割りながら通学したものである。この割れた氷がプレートである。割れた氷(プレート)はあとは水に浮遊しているだけである。地震に対応するのは小学生が踏んだ力である。車かも知れない。しかし、何かの力によって割れたのである。
だから、地震の本当の原因は別のところにある。

同じく、『心安らかなる日々』「東北地方太平洋沖地震の発生メカニズム(その13) -プレートテクトニクス理論のウソ(続編)」より。

大規模地震というと、それを唯一説明できるのはプレートテクトニクス理論と定番になっているようである。
ただ、このプレートテクトニクス理論を知りたいと思っている方にはこのタイトルはいきなりがっかりさせてしまう内容なので、大変恐縮であるが、このプレートテクトニクス理論こそ地震予知技術研究を停滞させた張本人であるので、徹底的に叩きのめしたいと思っている。
どうやら、プレートテクトニクス理論というものが日本において受け入れられるにはかなり時間がかかったらしい。さもあらんと思う。日本は、世界でもっとも地震が多い地域のひとつである。台風なども含めれば自然の猛威という意味では世界最高ランクに属する。その実感にこのプレートテクトニクス理論はあわないからである。
ただ、プレートテクトニクス理論は、世界的な定説になっているようで、どうも、日本人は理論が正しいかどうかというよりも世界的なスタンダードかどうかという点に弱い。なぜ、自ら壮大な構想をもって作り上げないのだろうか。いや、つくりあげている。しかし、日本の中ではない。海外において成功している。彼らは、個性が強すぎて日本社会には慣れ染まないからである。
という訳で、世界で一番被害にあって、またその地震体験も世界でもっとも豊富に積んでいるのだから、自らの大胆な理論を出せばいいと思うのだが、実際は西洋に追随することになる。もし、プレートテクトニクス理論が東洋のどこかの国からの発案であれば誰も相手にしないでろう。幸い、建築における耐震技術はもとは西洋の箱型の建築であるにもかかわらず独自の非線形理論を作り上げ日本独自の発展をした。そのおかげで、世界のどこよりも安全な建築物ができあがった。
ただ、建物が頑丈になりすぎて、地盤が追いついてきていない。その典型が埋立地である。埋立地では建物は大丈夫だが、地盤が崩壊している。砂の間に間隙水(かんげきすい)というのがあるのだが、これが地震でゆすられて砂と砂の間が密になって居場所を失った間隙水が地盤表面に一斉に浮き上がってくる。そのときに、粒径の小さな砂も一緒にもってあがる。これが液状化現象であるが、これによって地盤が下がる。砂をゆすって締めた状態である。もちろん、埋め立て地において最初地盤をゆすって締めているのだが、地震のゆさぶりには勝てない。 
本題に戻る。
さて、プレートテクトニクス理論は、たしかに、地震研究あるいはもっと地球の研究という意味では非常に優れた理論ではあるが、それにもかかわらず大規模地震の予測ができない。ただ、地震の震源をプロットするとすべてこのプレートテクトニクス理論に合致する。
プレートテクトニクス理論を使っても地震予測できないにもかかわらず、地震が終わったあと震源をプロットするとプレート境界に震源がプロットされ、プレートテクトニクス理論と地震の震源は合致する。
こんなお馬鹿な話は聞いたことがない。データが合致することがあれば予測は可能であるし、予測が可能であればデータも合致する。
プレートテクトニクス理論において、予測できないのに理論と現実が合うというお馬鹿な話が通用するのは、そこにウソがあるからである。
どんなウソか? 
震源というものの定義そのものに問題がある。
たとえば、3.11の地震は400km×200kmの範囲におけるプレート境界のすべりだという。しかし、なぜか震源は一箇所なのだ。日本地図の一箇所に×印がつけられる。そこが基点となって地震のゆれが広がっていくらしい。すでに、矛盾している。プレート境界のすべりというものを震源と認めないのと同じである。宮城県の沖合いがきっかけになっているらしい。
そして、その×印をつけられた場所がプレートテクトニクス理論の世界地図にあらたに付け加えられる。これで、またプレートテクトニクス理論の正しさが証明された訳である。
しかし、プレートテクトニクス理論は、阪神大地震も、今回の東北地方太平洋沖地震も予測はしていない。いずれも、予想範囲外である。新潟地震も予測していない。 ただただ、30年以内に東海大地震が発生するの一点張りである。
完全にはずれている。つまり、まっく間違った理論をわれわれは教えられ、それを信奉していたことになる。
では、なぜ、震源がプレートテクトニクス理論とほぼぴったりと合うのか。それは、プレートと境界というのが、プレートの端であるが故、ぐらぐらしている。もともと揺れやすいのである。たとえば、プラスティック製の定規を持って端をつかんでゆすると、手でもったのと反対側がぐらぐらとゆれる。ゆれの原因は、手のゆすりであるにもかかわらず反対側の方がよくゆれる。固定していないからである。プレート境界も同じである。グラグラで揺れやすいのである。そこを震源にしている。一番揺れたところが震源なら当然プレート境界に震源が集まるのは当たり前である。
今の喩え話の中には、とても重要なことが含まれている。実は揺れの原因は別のところにあるということだ。われわれは、プレート境界でのずれや断層部分でのずれが地震のきっかけとなって地震が生じると学んできた。しかし、事はそんなに簡単ではないのだ。もちろん、こうしたずれが原因で生じる地震もあるだろう。しかし、<ずれ>は原因ではなく地震の結果であるとなぜ考えられないのか? 
この東北地方太平洋沖地震の発生メカニズムについて考えるシリーズでは、一貫して原因と結果を逆転して考える努力をしている。そうすることによって、いままで見えなかった地球内部の動きが見えるようになるからだ。逆転思考をすると、単に地震だけでなく、天候気候、異常気象、なども含めてうまく説明できるからだ。
プレートテクトニクス理論は、言うほどには悪い理論ではない。むしろ、それまでの地球科学を大きく前進されたすぐれた理論である。いけないのは、そのあとの発展のさせ方である。おそらくは偏微分表現の多い一見複雑に見えるが実は単なる線形理論にしか過ぎない単純化が、方向を誤らさせた。

おかげで、プレートテクトニクス説の欠陥が鮮明になりました。
単に、地震によって最もズレたにすぎない箇所を「震源」と称し、それを地震の原因であるかのように仮想するプレートテクトニクス説では、地震を予知できないのも当たり前です。
加えて、この記事を読んで感じたことを記します。
【1】地震を予測することができない、プレートテクトニクス説に何の意味があるのでしょうか? プレートテクトニクス説は、現実の地震現象を捨象した架空観念ではないか? もっと言えば騙し学説なのではないでしょうか?
【2】だとすれば、この騙し学説の目的は何なのでしょうか?(つまり、この学説によって誰がどんな利を得るのか?)
【3】ブログ『心安らかなる日々』さんが仰るように、地震多発地帯である日本において地震の新理論をゼロから作り出す必要があります。それは日本人ならば可能なはずです。実際、独自の建築耐震技術を日本人は発達させてきました。
やや飛躍がありますが、地震、あるいは原発に関する新理論が、新理論が大衆的に必要とされる皮切りになるのではないかという予感さえします。
【4】地震を引き起こす本当の原因は、マグマの熱エネルギーではないでしょうか? そういう意味で「熱移送説」が検討に値すると思います。

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List    投稿者 staff | 2011-03-30 | Posted in 10.日本の時事問題5 Comments » 

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コメント5件

 三便宝 | 2013.05.15 17:43

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