戦争の危機が迫っているように見えるが全ては出来レースであり、演技である
北朝鮮の弾道ミサイルの発射や核実験、それを受けてアメリカはどう動くのか、が連日報道されており、世の中は「緊迫する極東情勢!」「戦争の危機迫る!!」「どうなる!世界!!」と沸騰していますが、果たしてこの騒動の本質は何なのでしょうか。
また事実はどこにあるのでしょうか
先日、4月15日の実現塾で追求した内容を、今回は紹介したいと思います。
題して、
『戦争の危機が迫っているように見えるが全ては出来レースであり、演技である』
●概要
テーマ:世界情勢を読む
★戦争の危機は迫っているのか?
|| ⇒世界の力関係を掴む
|| ●金貸し支配・グローバリスム→反金貸し・民族主義
|| →★シリア爆撃等に見るトランプの真意は
|| →★金貸しの武器=マスコミはどうしてつぶれない?
\/
★どうして戦争は起こるのか?~略奪闘争からテロとの戦争の基盤
→★何で戦争は武力で決着をつけるのか?~戦争をゆるさない世界の平和共認
「世界情勢について、気になるニュースは何か?」でグループ追求したところ、
「戦争の危機が迫っているのではないか」というところに焦点が集まっているよう。
世界情勢、政治経済の問題をどうみる?の視点=幹・根本をどう掴むか?
世界情勢を捉える時に今現在一番必要な視点は、 【世界の力関係の構造】
そこをしっかりと把握しないと迷路にはまっていく。
この2・3年のうちに世界の力関係は大転換を遂げている。
・グローバル→反グローバル アメリカ支配→プーチン・習・トランプ主導
・アメリカの衰退、軍事、諜報分野におけるロシアの台頭+経済における中国の台頭
→これらは全て重なっている。
一番底流でいうなら、市場近代社会は資本主義=金貸し支配の社会(アメリカ支配の世界)だった。
そこから、現在、露・中・欧の民族主義が台頭。
●プーチン・習近平・トランプは民族主義・反金貸しでつながっている。
金貸し支配→反金貸し、グローバリズム→民族主義へと世界は大転換中である。
しかし、ここにきてトランプの様子がおかしい。選挙前と違うことを言い出した。
★トランプはどうなっているのか?
注目すべきはNY株式市場の動き
トランプ政権ができたというのは、グローバル勢力としては非常に都合が悪い
⇒ネオコンのボスであるジョージ・ソロスが一気に暴落をねらって大量の売りを仕掛けた
→ゴールドマンが大量の買い上げにはいって、最高値へ持っていく→ジョージ・ソロス破産間近
これが意味するところは、ゴールドマンがトランプ・プーチン側に寝返ったということ
しかし、1週間程前から金が暴騰、3日前から株式暴落…ここでも何かが起きている
これは二重・三重の仕掛けが働いていて非常に見えにくい。ソロスは金がない。ロシアも同様。
・つい3ヶ月前までは、金で雇われた反プーチンの大規模デモがひっきりなしに行われていたが、金が尽きたことで今は大規模デモの報道はピタリと止んでいる。
・ロシアのデモもたった600人のちっぽけなものに終わっている
・安上がりな個人テロ、自爆テロや、一部の狂った将軍を動かしての空爆といったことしかできない
これらは全て 【金がない】ということを示している。金貸しはどんどん力を失っている。
⇒その中で、金貸しは最大の武器である【マスコミ】を使って、
【トランプはプーチンとつながっている!けしからん!】という論法でトランプ潰しに入ってきた
アメリカの成立以来の反共産主義=「民主主義を守れ、共産主義は敵」という洗脳に乗っかる形で【反ロシア共認】を一気に形成
→「その共産ロシア=プーチンとつながるトランプはけしからん」という世論△
トランプの支持部隊は、①民族派、②ロスチャ、③ネオコンの3つ。
しかし、②③の政治工作で民族派の主要な閣僚が放逐されてしまった
→その力関係の中で、一見トランプはネオコンの言いなりみたいな状況に追い込まれている。
⇒「反ロシア→ロシアとつながるトランプ」という見方を突破するための【シリア爆撃】
→トランプの支持率△(それに異議申し立てすることでロシアにおけるプーチンの支持率も△)
これはプーチンも了承済みの完全な出来レース。
シリアでも朝鮮でも戦争は起こらない。力関係の中でそうせざるを得なかったが、
●習近平・プーチン・トランプの反金貸し・民族主義の協調路線の根本は変わっていない。
→今後は、アメリカのマスコミをどうする?が焦点
★プーチンの力を持ってして何でマスコミを潰せないのか?
私権時代三千年の主要な力は、武力(古代、中世)・資力(近世、近代)
しかし、それらは貧困を前提にして初めて通用する力→豊かさが実現した今、過去の力となっている。
それに変わって新しく登場してきたのが、人類五百万年の歴史を貫いて来た統合力である【共認形成力】
現在、人類は三千年の私権社会の歴史にさよならをして、本来の共認社会に移行しようとする過程
→金貸しVS反金貸しの闘いが顕在化しているという構造の中にある
マスコミは必ずしもお金の力で動いているわけではない。
「民主主義」「人権主義」などのイデオロギーで固まっている【イデオロギー集団】
→師弟関係・教育関係を通じてイデオロギーを洗脳=イデオロギーの同志=人脈関係
●マスコミはイデオロギーと人脈関係で構築されている世界=良かれ悪しかれ【共認原理】で動いている
→武力や資力で簡単に潰せない(政治の世界も半分はそう)
マスコミどうする⇒政治権力どうする?―トランプは人脈のなさで政治権力の構築に失敗した。
⇒民族派の第3政党を作るしかない。
⇒キッシンジャーの人脈を使ってトランプ派の新勢力を作る(しかし、身内をあつめてイチャイチャしているようでは話しにならん)
トランプがうまくいかない⇒もう一つのストーリーとしては、 【軍の愛国派によるクーデター】
→軍には有能な人材も人脈もあるので政権維持も可能。政治もマスコミも全て軍によって支配してしまう。
以上の検討から
●戦争の危機が迫っているように見えるが全ては出来レースであり、演技である。
●トランプの反金貸し・民族自決の精神は変わっていない。トランプ・プーチン・習近平の反金貸し同盟は崩れていない。
★戦争はどうして起こる?戦争を起こす意図は?
::::続く:::
以上、
今回の事変は、マスコミのあり方、立ち回り方が一つのポイントになりそうです。
このテーマ、実現塾でも引き続き追求してゆきますのでご期待ください。
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