市場論・国家論8.宗教改革とイエズス会
新聞紙上でもいよい第2波が近づいていることがよく言われるようになってきました。
いまでも公共交通機関に乗れば私以外はほぼ全員マスクしているようで、マスコミによる感情的な非常事態洗脳は見事に決まってしまっていると言わざるを得ません。次なる危機発信→株式の下げも時間の問題と思われます。
これまでのシリーズ
市場論・国家論4.金貸しの誕生と十字軍の遠征
市場論・国家論5.金貸しから王侯・貴族=金主(奥の院)へ
市場論・国家論6.西欧「契約」社会の精神構造
市場論・国家論7.大航海時代(ポルトガル→スペイン→オランダ→イギリス)
に続いて、引き続きるいネットより、奥の院の起源と歴史をお伝えします。
市場論・国家論8.宗教改革とイエズス会
実現塾の要約です。
◯宗教改革とイエズス会
・キリスト教は武力支配の時代に作られた宗教であり、欧州が次第に資力支配の時代に移行してゆくにつれて、その教義を修正する必要が出てくる。とりわけ、金貸しにとって、利息の禁止や蓄財の罪悪視は、金貸し支配の社会を構築してゆく上での大きな障碍となっており、何としてもその教義を変革する必要があった。それは、市場を拡大してゆく上で不可避な変革であったとも言える。
・その為には、バチカンを完全な支配下に置く必要がある。又、騎士団領主を実働部隊として大航海を遂行する上で、騎士団に対するバチカンのお墨付きは不可欠であり、そのためにもバチカンを支配下に置く必要があった。
・そこで、サボイやデルバンコ等の金貸しは、バチカンを支配下に置くために、
①まずは、金持ちたちに、教会に寄進するよりも金貸し(銀行)に預けた方が得だと宣伝して、バチカンを金欠状態に追い込み、
②金欠状態に陥ったバチカンに、免罪符の発行を唆(そそのか)し、
③バチカンが免罪符を発行するや否や、ルターとカルヴァンを使って教会批判の火の手を上げさせて、欧州各地で商工業者を中心に改革派の勢力拡大に奔走し、
④改革派が一定の勢力に達すると、今度は改革派に対抗してバチカンの勢力を拡大するためにという名目で、騎士団を中核とするイエズス会を設立し、バチカンに公認させた。
以降、現在まで、イエズス会がバチカンを乗っ取り、支配し続けている。
・これは、全て金貸しによる二股戦略を駆使した実に計画的な策略であった。
こうして、彼らはバチカン支配だけではなく、利息の解禁と本格的な銀行業の興隆の道を開くと共に、布教を大義名分として公然と世界中を侵略してゆくお墨付きを勝ち取った。驚くべき巧緻さである。
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