アメリカが北朝鮮が核保有国として認ない理由~旧勢力は日本の核武装を阻止したい~
北朝鮮が核保有国として認められると北朝鮮・韓国・日本の核保有→朝鮮半島と極東が核武装化へと繋がる。
アメリカ(というよりネオコン・CIAら旧勢力)が何としても阻止したいのは実は北朝鮮よりも日本の核武装。85年の日航機墜落事件はそれを象徴する出来事と言える。(「1985年プラザ合意の背景と日航機事故の真相」リンクはこちら)
今回の解散・総選挙は、ロシア新勢力に傾倒し、同時に核武装を考えている安倍を阻止するべく旧勢力が仕掛けたもの。その布石として昨年の日露首脳会談以降、旧勢力は電通の過労死問題で安倍の広告塔を弱体化させ、矢継ぎ早に森友・加計スキャンダルを流して支持率を低下、同時に民進党を解体に向かわせることで、旧勢力による新政党樹立の下地を整えてきた。信頼を失った自民党や弱体化の一途をたどる民進党では勝てないと判断したのだろう。
これを経て登場したのが「希望の党」(小池百合子・小泉純一郎・飯島勲ら)だ。これは旧勢力が日本支配を継続させるための政党と言える。民主党の金庫に眠っているといわれる180億円にのぼる『政党助成金』は、民進党と合流した希望の党(→CIA)へ渡り、それが強力な選挙資金になっている。
◆北朝鮮ななぜ核保有を認めてもらえないのか
まず世界の核兵器保有国がどうなっているか確認すると
アメリカ
イギリス
フランス
ロシア
中国
この5カ国しか核兵器は持ってはいけないことになっている(核拡散防止条約、NPT)。これらは所謂、第二次大戦の戦勝国→現在の国連常任理事国。では、イスラエル、インド、パキスタンはどうなのか?NPTには加盟していないが、核保有は世界的に黙認されている。北朝鮮は認められずにイスラエル、インド、パキスタンは認められる。この違いは何か。
北朝鮮が求めているのは『北朝鮮をインド・パキスタン並に核保有国として認めて貰いたい』、アメリカを始めとするこれら【核保有国連合】に加盟させてくれ、という極めて現実的なもの。しかしアメリカの立場は朝鮮半島の非核化。このため北朝鮮の核保有は認めないという立場を貫いている。
◆韓国と北朝鮮で協議された朝鮮半島の非核化宣言
朝鮮半島の非核化はいつ、どのように決められたのか。以下を参照されたい。(引用元はこちら)
朝鮮半島の非核化に関する共同宣言
南と北は朝鮮半島を非核化することで核戦争の危機を除去し、わが国の平和と平和統一に有利な条件と環境をつくり、アジアと世界の平和と安定に貢献するために、次のように宣言する。
- 南と北は核兵器の実験・製造・生産・搬入・保有・貯蔵・配備・使用をしない。
- 南と北は核エネルギーを平和的目的にだけ使用する。
- 南と北は核再処理施設とウラン濃縮施設を保有しない。
- 南と北は朝鮮半島の非核化を検証するために、相手方が選定し双方が合意する対象に対して、南北核統制共同委員会が規定する手続きと方法で査察を実施する。
- 南と北はこの共同宣言の履行のために、共同宣言が発効された後、1か月以内に南北核統制共同委員会を構成・運営する。
- この共同宣言は南と北がそれぞれ発効に必要な手続きをへて、その文書を交換した日から効力を発生する。
1991年12月31日
南北高位級会談南側代表団首席代表
大韓民国国務総理
鄭元植北南高位級会談北側代表団団長
朝鮮民主主義人民共和国政務院総理
延亨黙
この共同宣言を以って朝鮮半島は非核化が推進されているのだが、実状は違う。韓国では米軍による核の持込が公然の秘密となっており、北朝鮮は自衛のために核兵器を開発・所有しており、事実上1991年12月31日付け朝鮮半島非核化宣言は、無効化していると言える。
また朝鮮半島の非核化は、アメリカが主導して決められたと一般的には思われているが、実際は韓国・北朝鮮の二国間協議で決められたもの。とは言え上記2.のとおり、平和的目的であれば核開発は認められるため韓国は原発を建設し、今や原発大国になっている。
今、北朝鮮が原爆を保有していることは隠しようのない事実であり、上記の朝鮮半島非核化宣言を北朝鮮・韓国が公に破棄すれば、何が起こり、どのような不都合が生じるのだろうか。
朝鮮半島非核化が無効になれば、今度は韓国が原爆の製造に入り、ならば日本も自衛のために原爆を保有することになりかねない。現状では、むしろその可能性が非常に高い。
◆日本の核武装を阻止したいネオコン・CIAら旧勢力
ネオコン・CIA・軍産複合体ら旧勢力にとって、日本が原爆を保有することだけは認められない。2016年3月にアメリカ・イギリスが日本に貸していたプルトニウム311kgを回収したのも、安倍が原爆を製造する恐れが出てきたからだ。
北朝鮮に核保有を認めることは、ゆくゆくは日本の核武装に繋がり、もし日本が「H2Aロケット」を軍事転用すれば、世界一精巧な大陸間弾道ミサイルとなり、アメリカを完全に射程に入れることが出来る。旧勢力にとっては北朝鮮核保有よりも日本が自主防衛に走り核武装することのほうが問題として大きい。なぜなら日本の原爆投下のターゲットは、日本を被爆させたアメリカしかないと考えているからだ。
アメリカ(旧勢力)にとって安倍は極めて危険(憲法を改正→核武装)な存在であり、このままいけば日本が核武装しかねない。旧勢力は安倍を排除する目的でCIAを動かし安倍を阻止しようとしている。今回の解散総選挙は、旧勢力によって日本が核武装をしない政権を樹立させるための策略といえる。
(by ken)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.nihon-syakai.net/blog/2017/10/7178.html/trackback