2014年10月28日

国際情勢はどうなる?~金貸しの暴走→秩序崩壊の危機⇒世界的な金貸し包囲網

これまで、「中国どうなる?」「脱グローバリズムの可能性をロシアに探る」「脱グローバリズムの可能性をインドに探る」シリーズの投稿を重ねてきた。そろそろ、まとめに入りたい。

以下、その構成である。

追い詰められた金貸しの暴走→秩序崩壊の危機(不整合)は、日本だけでなく、世界中の人々が感じている。ロシアも中国もインドも、米軍も金主(王族)も大衆も、この不整合を「何とかしなければ」と考えている。秩序崩壊の原因が金貸しの暴走にあることは明らかである。従って、彼らは崩壊寸前の秩序を再生しようと、金貸し包囲網を形成し始めた。

これが世界情勢を読み解く上での中心軸である。但し、それぞれが抱える御家(御国)の事情によって、その行動には温度差がある。

【1】アメリカはどうなる?
第1章 超大国アメリカの衰退~なぜ超大国だったアメリカは衰退するのか?
1.借金だらけ
2.国民の貧乏化(中間層の崩壊→フードスタンプやキャンプカー生活)
3.軍事費の増大と限界
4.日本がアメリカを延命させている

第2章 アメリカの嘘
1.9.11の嘘、テロとの戦いの嘘、アメリカが作り出す現代の戦争(金融、人工地震、気象操作、生物兵器・・・)、医療の嘘
2.自由と民主主義の嘘、自由貿易とグローバリズムの嘘、金融の嘘、ドル紙幣と米国債の嘘、TPPの嘘

第3章 アメリカの国内情勢~このような金貸しを追いやる勢力や基盤は存在するか?
1.金貸し支配勢力の闘争の行方(民主党、共和党の背後にいるロスチャイルドVSロックフェラーの闘争)
2.9.11後の国内統制と金貸しの私兵(FEAMA)
3.ウォール街デモは?

第4章 高まる不整合感と動き出す反金貸し勢力
1.大衆の動きは?各地で暴動→分裂?
2.米軍についての分析
3.米軍発のクーデターは起こるのか?

【2】中国はどうなる?
第1章 現代の共産党における派閥闘争 ~習政権から垣間見える権力抗争~
1.「虎もハエも同時に叩く」習近平が向かう先~なぜ江沢民一派が検挙されるのか?~
2.習近平は単なる操り人形に過ぎないのか?(習近平・紅二代と胡錦濤一派)
・ロスチャイルドとの関係
3.次々と国外へ亡命する共産党幹部
・留学先=金貸しとの関係(ex.ロックフェラーとハーバード大)

第2章 共産党の外交政策 ~金貸しとの勢力分析~
1.BRICS開発銀行設立の目的
2.シルクロード経済ベルト構想とは? ~EUとの関係~
3.ロシアと急接近する中国の目的とは?

第3章 中国の経済的基盤
1.国営企業の寡占と衰退
2.進行する環境汚染
3.増殖する原子力発電所

第4章 大衆の意識潮流
1.共産党による情報統制vsネット媒体
・検閲システム(金盾)と微博(ウェイポー)

第5章 まとめ
1.中国の問題と展望

【3】ロシアはどうなる?
第1章 日本とロシアの歴史的近似性
1.本源性を残存しているロシア人(元々はアジア的国家だったロシア)
2.金貸しに支配されてゆくロマノフ王朝(富国強兵とテロ)

第2章 金貸しに収奪され続けた20世紀ロシア
1.ロシア革命の嘘
2.米ソ冷戦の嘘
3.ソ連崩壊~自由化の嘘

第3章 ’00年以降、金貸しの暴走に対抗するロシア
1.国益第一のプーチン
2.グルジア・ウクライナ・キルギス・ウズベキスタンetc.民主革命の嘘
3.中国との同盟(上海協力機構、ユーラシア同盟、BRICS銀行)

第4章 ロシアはどうなる?
1.最新のロシア情勢(クリミアとウクライナ、9・11の暴露)
2.ロシアと欧州貴族~金主はロシアを動かし金貸しを締め上げて、紙幣発行権を大政奉還するのを待っている?

【4】インドはどうなる?
第1章 カースト制度や市場の閉鎖性はどのような民族性に起因しているのか
1.南方系採取生産部族を基層に持つインド大衆と神官階級を起源を持つインド統合階級
2.際限のない私権闘争から共同体秩序を守るための諦めと妥協の私権制度=カースト
3.西洋発の平等思想によって逆に既得権益化されたカースト制
4.腐敗に怒るインド大衆によって沸き起こるヒンズー回帰運動

第2章 インドは金貸しとどうつきあってきたか
1.アジアとヨーロッパをつなぐ貿易の中継拠点として栄えたインド
2.何故、イスラム支配やイギリス支配を受けたのか
3.独立後もインド・パキスタン分割統治によって金貸し支配を受け続けた
4.緑の革命・IMF支配・BRICSバブルによって貧困を拡大させた

第3章 市場開放後のインドはどこへ向かうのか
1.重工業化に失敗し、中国の後塵を拝したインドはITへと向かった
2.豊かさの実現と農村共同体の存続を両立させることは可能か?
3.非同盟外交とBRICS銀行設立に向かうモディ政権
4.金貸し支配との闘いの鍵を握るのはインド、そして日本

List    投稿者 nihon | 2014-10-28 | Posted in 01.どうする?マスコミ支配No Comments » 

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