2008年05月10日

基軸通貨の成立構造と弱点構造

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基軸通貨:ドルの崩壊が始まっていると言われていますが、基軸通貨とはどのようなものなのでしょうか。
基軸通貨の①成立構造、②弱点構造を分かり易く図解化している投稿がるいネットにありましたので紹介します。
山澤貴志さんの投稿です。
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以下、るいネット、山澤さんの投稿からの引用です。

①【図解】基軸通貨の成立構造
封建社会から市場社会へ   ――→  国家と市場の共犯関係
                  (植民地の拡大=戦争の拡大)
    ↓                       ↓
貿易(商品市場)の拡大      軍需産業の拡大=国家の資金需要
    ↓                       ↓
                  (覇権国家の国力を背景にした)
金貸しの登場        ――→  民間の中央銀行制度の誕生
    ↓                       ↓↓
国際的に流通する通貨の必要 ==⇒  基軸通貨体制の構築
    
基軸通貨の成立をしっかりと押えることは、基軸通貨の弱点構造及び突破口を考える上で重要である。
ポイントは近代の方が古代・中世よりも戦争が激しいという点にある。本来、国家は力の原理=序列原理を持って武力闘争を止揚する存在であって、無制限に戦いを続けている近代の侵略戦争は、国家の枠組みを超える出来事であるといっていい。それが可能になったのは、財政難をものともしない、金貸しによる資金提供であった。では、何故金貸しは無限に金を貸し、戦争を加速させていったのか。それは徴税権を持つ国家は、金貸しから見れば、とりっぱぐれのない優良顧客だったからであり、金貸しは勝戦国にも敗戦国にもいずれにも貸し付けることで、決して損をしないような投資をしていたからである。逆に言えば、このような金貸しの存在があったればこそ、近代戦争は際限なく続き、そこで確保された植民地の財や奴隷の労働力を背景に、近代市場も無限に成長していったのだといえる。
このような国家と市場の共犯関係において、うまく主導権を握ったのが金貸しであり、その制度的な力の源泉が中央銀行制度なのである。

②【図解】基軸通貨の弱点構造
                  (覇権国家の国力を背景にした)
金貸しの登場        ――→  民間の中央銀行制度の誕生
    ↓                       ↓↓
国際的に流通する通貨の必要 ==⇒  基軸通貨体制の構築
    ↓                       ↓
世界中から求められる基軸通貨需要が基軸通貨の価値を高める
=覇権国家の持つ国力以上の価値が基軸通貨に与えられる
    ↓
覇権国家の物価水準は他国より高くなり、必然的に輸入>輸出となる
    ↓
国内産業の空洞化→国力衰退
    ↑
    ×
    ↓
基軸通貨の源泉である覇権国家の国力それ自体が衰弱
=基軸通貨体制は崩壊する必然構造を持つ!
補足するならば、今回のバブル崩壊の直接要因というべきサブプライムローンという金融商品自体が、このような基軸通貨の衰弱構造の中で編み出された延命策であったということです。第二次世界大戦後、日本や欧州が復興を遂げてくる1960年代以降アメリカの貿易収支は赤字化し始め、1970年には金兌換の停止と大幅な為替の切り下げを行います(ニクソンショック)。その後、財政も悪化し、1980年代レーガンの時代には三つ子の赤字(財政、貿易、家計)という事態に突入。その後、製造業において世界をリードできなくなったアメリカはますます軍事力に力を注ぐようになり、その結果、ますます借金が増えていく。しかし、基軸通貨=ドルの力だけを頼みに、世界にバブルを作り出しては儲けるという路線をアメリカはとります。そして国力が空洞化する中、アメリカ自身もローン経済が当たり前になっていきます。投資に値する産業がない中で、株や債券投資の利鞘で儲けを出すという金融経済にアメリカ自身が突入していったのです。そして肥大した金貸しゲームは、低所得者に押し付けるようにお金を貸し付けて、そこから利益を出そうとし始めました。それがサブプライムローンです。つまり国力を超えた基軸通貨の価値におぼれて、産業を空洞化させ、借金経済にうつつを抜かして国力の衰退させた結果が、今のアメリカということであり、基軸通貨崩壊の必然構造を体現しているのです。
参考:ソロスの歴史的発言とアメリカ危機

以上、引用終わり

List    投稿者 sinkawa | 2008-05-10 | Posted in 08.近現代史と金貸し1 Comment » 

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コメント1件

 hermes dark gray | 2014.02.02 20:06

hermes 040 日本を守るのに右も左もない | 国際機関とは金貸しによる間接支配の道具

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