2007年09月07日

「メディア界のドン」も手がつけられない親衛隊の存在

内閣改造直後は一時的に、支持率が回復した安倍内閣(現在は不祥事が再発し再び支持が率低迷し始めたが・・・)ですが、この各メディアによる支持率調査の裏では、きな臭い権力闘争が繰り広げられているようです。
ブログ『きまぐれな日々』2007.08.30付「ナベツネが「反安倍晋三」の秘密会合を開いたようだが...」で気になる記事が掲載されていたので紹介します。
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「メディア界のドン」と呼ばれる人も、コントロールできない強大な闇の力(記事では「親衛隊」という表現)が、勢力を拡大しているというのです。
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まずは内閣改造直後の各メディアの支持率です。

各紙の改造内閣支持率は、以下の通り。
読売新聞
支持率:44・2%  不支持率:36・1%
新内閣は「期待できる」:55%  「期待できない」:28%
日経
支持率:41% 不支持率:40%
首相続投「反対だ」:49%  「賛成だ」:40%
共同
支持率:40・5%  不支持率:45・5%
首相「辞めるべきだ」:51・3%
テロ対策特別措置法「延長すべきではない」:48・2%  「延長すべきだ」:38・6%
産経 FNN
支持率:38.0%  不支持:42.9%
新内閣「評価する」:41.5%  「評価しない」:37.7%
朝日
支持:33%  不支持:53%
テロ対策特別措置法「反対」:53%  「賛成」:35%
首相「続けてよい」:41%  「そうは思わない」:47%
毎日
支持率:33%  不支持率:52%
新内閣「評価する」:43%  「評価しない」:47%

そしてこの発表前に、反安倍勢力の会合が「メディア界のドン」主催で行われていました。
産経新聞の記事からの抜粋。

 「メディア界のドン」といわれる人物が主催する秘密会合に顔をそろえたのは派閥領袖級の4人。元副総裁の山崎拓、元幹事長の加藤紘一、元幹事長の古賀誠の「新YKK」、そして元厚相、津島雄二だった。
 誰とはなく「安倍はもうダメだ。世論が分かっていない。一気に福田擁立でまとめよう」と声を上げると、新YKKとは一線を画していた津島も「あの人(安倍)には人の暖かみを分かる心がない。『正しいことさえ言っていれば人は分かってくれる』と思いこんでいる」と応じた。
 くしくも同じ夜、森は別の会合で「次の内閣改造のキーワードは『安心』と『安全』だ。失敗すると安倍は厳しい」と語り、福田、谷垣の入閣が政局のカギを握るとの見通しを示し、こう言った。
 「どんなに追い込まれても、安倍に解散はさせない」
 森のこの言葉は一気に広まった。加藤らは「福田擁立で各派がまとまれば森は乗ってくる」と手応えを感じた。この後新YKKが不気味なほどに沈黙したのは、それだけ「倒閣」が本気だったことを示していた。
(Sankei Web 2007年8月29日より)

この記事に書かれた「メディア界のドン」がナベツネを指すことは疑う余地がない。
そのナベツネが反安倍の4氏と密会したとことについて、ブログ『きまぐれな日々』さんの分析が注目なのである。
多くの社会系ブログが「改造内閣は麻生への引継内閣ではないか」と題して、各メディアの内閣支持率の上昇を麻生への引継ぎと分析している。
しかし『きまぐれな日々』さんは、メディア界のドン=ナベツネが有する読売新聞が安倍内閣の支持率調査で、マスコミ各社の中でも断トツの「44%」という数字を出していることに注目し、

安倍と麻生の背後には小泉純一郎がいることは間違いなく、コイズミの新自由主義にはナベツネは真っ向から反対しており、コイズミ政権末期には読売新聞は政権とずいぶん距離を置いていた。
(途中省略)
ナベツネは、必ずしも「反安倍」ではないが、「反コイズミ」であるのは間違いないだろう。
そのナベツネが、コイズミ系列につながる麻生太郎への禅譲路線をあっさり受け入れるだろうか、というのが私の疑問である。
『きまぐれな日々』2007.07.30より

と分析しているのである。
この分析の発端となるのがナベツネの影響力さえも及ばない強大な力をもつ「親衛隊」の存在である。

「某マスコミ機関の実力者が反政府的言動を強めているが、そのマスコミを自由に動かすことができないのは、その報道機関のなかに親衛隊が存在しているからだ」。
『森田実の時代を斬る』2006年1月27日より

この森田氏の記事を引用し、安倍晋三の後ろ盾になっている、岸信介を崇拝する秘密結社のような組織=「親衛隊」の存在に触れ、これが読売新聞内でももはやナベツネの権力が及ばないくらい強大な影響力を持ちはじめているのではないか?と推測しているのである。
だからナベツネが一部の自民党有力者と反安倍で協働関係を築いたにもかかわらず、読売の内閣改造後の支持率最も高い数字=安倍支持を表明しているのである。
この「親衛隊」は調べるとライブドア事件の闇である野口氏殺害とも関連するとさえ言われている・・・
逆に安倍氏があれだけミスを犯し、ボロボロになりながらも首相の座を降りることが出来ないのも、この「親衛隊」の仕業なのかもしれない・・・

List    投稿者 imayou | 2007-09-07 | Posted in 10.日本の時事問題2 Comments » 

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コメント2件

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