2022年08月18日

【世界の力を読み解く】中国と米国・台湾間の圧力の高まり/脱米路線に向かう日本

米国が台湾を通して中国への圧力を高めている事はメディア通して伝わってきます。その論調もウクライナ戦争の時のロシアに対するものと同様で中国を悪としたい意図が伝わってきます。このタイミングでの中国への圧力強化は何を意味しているのでしょうか?

また、中国・米国間の圧力の高まりと合わせて、日本の自民党への批判圧力も高められています。これらのメディアの動きはどのような意図のもとで行われているのか?各国の力関係がどのような動きを起きているのかを考察していきたいと思います。

にほんブログ村 政治ブログへ

〇中国を悪として戦争を開始させることを狙う米国
米国ペロシ米下院議長の台湾訪問について日本のメディアを論調は、悪の中国に対して米国が制裁圧力を掛けている(ロシアを悪として不当な圧力を掛けて、開戦に誘導したウクライナ戦争と同様の構造)となっています。ここでの狙いも中国からの戦争を開始させることのように見えます。

ペロシが台湾を訪問したことで、米中対立がいっそう激しくなっています。台湾を内政問題と位置づける中国はペロシの訪問直前、当然のように強く反発し、米国を強くけん制していました。習国家主席もバイデン大統領との電話会談で台湾訪問に強く釘を刺しましたが、中国による米国へのけん制は効かず、米国の方が力があることを示した形になりました。

※バイデン大統領は、ペロシの中国訪問を反対したがそれが受け入れられなかった。米国の意向も一つではない。

〇米国の圧力を利用し勢力圏を拡大する中国
中国が一連の事態に反対していたことは間違いありませんが、米国の圧力を利用して尖閣周辺や台湾周辺での軍事活動を米国へのけん制として常態化させることで、自らの海洋勢力圏をどんどん東方へ延ばそうとしています。この動きから見えてくるのは中国は米国にして、圧力を掛け続けるのであればあらゆる手段で対抗すると思っていることは間違いないでしょう。むしろ、米国から圧力を掛けられること上手く利用しているようにさえ見えます。実は米国が力を示したものの実際には中国の方に余裕があると見て間違えないでしょう。

〇力を示したい米国だが脱米が止まらない
11月の中間選挙に向けて民主党はバイデン大統領の成果アピールを開始しています。その一環として中国への圧力強化やアルカイダ指導者アルザワヒリ容疑者を殺害、トランプ元大統領の家宅捜索といった目立つ行動が増えてきています。どれも今でなくても実行できた内容であってここで実行したことには必ず意図があるでしょう。

そういった動きとは反して日本をはじめこれまで米国側であった国がメディアには出てこないところで脱米の動きが進んでいる様子も見られます。日本と合わせてトルコが脱米⇒親露に舵を切った事は米国にとっては大きな出来事だと思われます。

〇自民党批判の潮流の意図は?
これまでメディアが表立って自民党を批判することは少なかったですが、安倍元首相の暗殺以降は統一教会と自民党の関係を大々的に扱い自民党を明らかに攻撃しています。これは何を意味しているのでしょうか?前回記事で日本はいまだに米属路線であると考えましたがその状況が変わってきていることが見えてきました。

これまでメディアが自民党を批判してこなかったのは、自民党は長年米国寄りの政策を実行してきたからです。基本的にメディアは米国の意向に沿って行動しています。そのメディアが自民党を批判し始めているという事は、自民党が脱米国の動きに入ったという事だと考えられます。あえて参議院選挙後に自民党の攻撃に入ったのは、自民党以外に従わせる政党の目途が立っていないためだと思われます。

焦った米国は世界の至るところで従うように圧力を掛けている事が見えてきました。これまでのやり方と同様にメディアを利用して米国が正義となるように演出しているものの、現実世界では米国からの圧力に対して各国は真っ向から対立するのではなく、上手くかわしている状況。(極端な言い方をすればすでに衰退した米国を相手にしていない)メディア情報との乖離が隠し切れないものとなり、偏見報道をすればするほど民衆の不整合感は高まっていくのではないでしょうか?

大きくは米国離れと米国内の混乱という潮流ができていますが、もっと詳細に見ていくと米国内でも先ほどのバイデンとペロシのようにいくつかの異なった勢力の動きがあり、中間選挙に向けて共和党の代表選ではトランプ派が勝利という動きも出てきています。

次回以降では米国の勢力構造について考察していきたいと思います。

By Satoshi

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.nihon-syakai.net/blog/2022/08/13763.html/trackback


Comment



Comment