2008年09月13日

金貸し勢力は政治的安定を望んだ時期もあった。

 このブログでもたびたび引用されている、田中宇さんの「覇権の起源(2)ユダヤ・ネットワーク2008年8月29日の記事で、金貸し勢力に関する面白い記事がありましたので一部、引用します。
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「覇権の起源(2)ユダヤ・ネットワーク」(田中宇氏)

 イギリスのユダヤ人の中でも、特にロスチャイルド家は力があり、18世紀からイギリス・フランス・ドイツなどにネットワークを張っていた彼らは事実上、英政府の一部として機能し、19世紀のパックス・ブリタニカの成功に貢献した。産業革命後の欧州では、資本家にとって、欧州各国が戦争ばかりやっている状況(各国に戦費を貸し付けて儲ける策略)より、全欧的に政治の安定が続き、経済が発展して消費と工業化が拡大した方が儲けが大きかった。(一部引用)

 現在の金貸し勢力は、戦争や経済のバブル化にて、私権拡大を狙っていますが、それは、普遍的構造ではなく、上記記事に書かれているように、戦争とは逆の安定を望んだ時代もあったんですね。私が知っている範囲で列記してみると以下のような状況だと思います。
 つまり、金貸し勢力にとってみれば、儲けることが目的だから、時代ごとの国家や社会の状況にすり合わせてきたんだと思いました。 
①15世紀ごろの大航海時代においては、私権拡大のために、海外を侵略して、外から金を奪ってくることで私権を獲得できた。=戦争によって富を拡大させた。
②市場の拡大期(先進国における~’70年までの私権の強制圧力下)においては、小金持ちが増え、人々の購買力UP。それを見込んで供給力UPさせる必要有り。今までの戦力である、蒸気船を使い、産業革命を起こす。都市労働者も増え市場拡大。国家が市場を拡大する方向に舵をとり、工業生産に力を入れた=産業革命。この状況下では、例えばロックフェラーもロスチャイルドも私権を拡大するために共存共栄を目指せた。これが、参考投稿に書かれているような、安定の時代であったパックス・ブリタニカの例だと思います。
③’70年以降の、先進国における貧困の消滅以降は、株式市場化国の財政の助けないと生き延びれない。市場が縮小期に入ると、パイが縮小し、バブルだの金融操作による、バブルか戦争しかない。

List    投稿者 hoop200 | 2008-09-13 | Posted in 08.近現代史と金貸し2 Comments » 

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コメント2件

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