支配構造を掴め! ~国家と市場、 幾重もの支配構造の中で生きている~
僕らは幾重もの支配構造の中で生きている。
否、囲われた空間で、支配者から搾り取られるために生かされている、と言っても過言ではない。
ちょっと考えてみる、
●まず、税金
なによりも驚きなのは、稼いだお金の6割以上が国に取られている事実!日本人全体で1年間に530兆(GDP国民総所得)ほど稼いでいる。そのうち330兆程度(重複分を除いた歳入総額と地方税)もの税金を国に納めている。稼ぎの半分以上を巻き上げられているのに、反乱が起きていないのはなぜか。
原因は、すでに税金を引かれた金額が支給されているから。税金は、企業から取っている法人税と個人から取る所得税がある。つまり財布を分けて、色んな所から引いているので、全体でいくら税金に持っていかれたのか、非常にわかりにくい仕組みになっている。
※個人主義で洗脳した上で、企業からいくら貰えるかという奴隷根性を叩き込めば、そこからいくら税金を引かれるか?という関心しかなくなるから。
それに、健康保険と年金を加えれば、何と8割も巻き上げられていることになる!
教科書では、五公五民など庶民の負担が高かったように書かれているが、今の方が全然高い!
●次に、生活に必要なもの、全て搾取の道具
誰もが必要とするもの、それを支配し金をとることで、まんべんなく儲けることができる。
・電気、水道、医療、食、仕事、金…生活に必要な全てものは、許認可(資格)制度や独占等の国家権力や私権強者の搾取の道具にされている。
・いい生活⇒いい収入⇒大企業。大企業の収入が良いのは、国と共謀して大衆から搾取した金を山分けしているからにすぎない。
・これだけ国に搾取されているのに、豊かになるための賃上げ要求の矛先は同じく国に搾取されているはずの企業になる(ex.労働組合)。
以上はいわば、5000年前の国家の成立以降の、国家機構による収奪。それに、近代以降は金貸しによる収奪が加わる。
●カネによる支配
・銀行は他人や企業から預かった金を、他人や企業に貸し付けて利息で儲ける。中央銀行は元手数円の紙とインクから、紙幣を生み出し、それを国家に貸し付けて利息で儲ける。=人々は働いて生み出したお金や利益を税金や貯金として喜んで金融勢力に差し出している。
・貯金されない資金も、保険や株式市場に投資させて吸い上げ、さらにその他人の資金で株主支配を確立する。
★支配構造を掴め!
・この支配構造を知ること。
5500年前~略奪闘争→戦争を媒介にして国家が成立した。以降、国家による支配構造について、
→支配構造①武力支配 力で脅して上がりを取るそれが税の起源。
→規模拡大で支配構造②法制共認 様々な制度を作り出して従わせる。
さらに規模拡大し安定期間が長くなると、頭の先っぽで苦しみを吸収する宗教の登場。
→支配構造③宗教共認 ※今も宗教は無税。坊主は説教垂れながら、どれだけ支配者の役にたってんのか?
そして500年~の近代市場の成立
→支配構造④資力支配
・・・その集積の中に我々はいる。国家時代の支配者(国家機構と王族、手先に坊主)、近代市場の支配者(金貸し、手先にマスコミと学者)、その積層、従って時代が下るほど、税金が高くなっている。
どう脱却するするのか?自分たちで生きる場を作る意思、そのために成立構造をつかむ、そして倒すor別の仕組みを作る・・・ことからしか脱却はできないだろう。旧い世界の住人のままでいるのか、新たな世界を生み出そうとするか?
※ネサラ・ゲサラ法が発布されると、
>政府の税には、14%の付加価値税(消費税)のみが課される。食品、医薬品、中古品には売り上げ税は課税されない。※生活必需品でないアイテムのみに14%が課税される。リンク
・・・支配構造が覆され、税は大幅に緩和されるのだろう。しかし、与えれらたものとして受け取っていては、何も変わらない。
by Hiroshi
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