西欧発、世界的な観念支配を作り出してきた者たち 〜学者・マスコミの誕生と金貸し〜
観念支配、脳檻・・・脳は徹底的に支配されている
観念支配、マスコミと学者は持ちつ持たれつ、染脳の両輪・・・の続きです。
前回、観念支配・染脳の直接的な下手人は学者とマスコミであることを書きました。でも学者は“受験脳・暗記脳”なので、自分でそういう仕組みを作り出すほど頭がいいとも思えない。学者はもっぱら大学・学会の権威とマスコミの染脳力で、既知の知識を墨守しているだけ。(その証拠にこの50年、科学も社会もなんにも進歩していない。逆に混迷を深めている。)
では、だれが観念支配システム(大学・学校・教科書とマスコミの両輪)を作り出したのか?
●原型は中世の教会・宗教支配
古代(2600年前頃~)、奴隷→持たざる庶民発の救い期待に応える宗教が登場。西欧中世は教会支配の絶頂期、誰もがキリスト教を信じていた。ある意味、殆ど一色の思想に支配されているという点ではすごい。
力関係も教会>国王で、教会が国家を超えて、ヨーロッパ中を観念支配していた。
●教会支配をひっくり返した宗教改革
当時、教会の観念支配をひっくり返そうなどと誰が思ったのか?考えたやつがいたからこそ実現した宗教改革。
ヨーロッパを金貸し支配の時代に移行させるためには、その教義を修正する必要が出てくる。特に金貸しにとって、利息の禁止や蓄財の罪悪視は、大きな障害で、何としてもその教義を変える必要があった。
そのためには何としてもバチカンを支配下に置く必要があった。
バチカンを支配下に置くために、
①まずは、金持ちたちに、教会に寄進するよりも金貸し(銀行)に預けた方が得だと宣伝して、バチカンを金欠状態に追い込み、
②金欠状態に陥ったバチカンに、免罪符の発行を唆(そそのか)し、
③バチカンが免罪符を発行するや否や、ルターとカルヴァンを使って教会批判の火の手を上げさせて、欧州各地で商工業者を中心に改革派の勢力拡大に奔走し、
④改革派が一定の勢力に達すると、今度は改革派に対抗してバチカンの勢力を拡大するためにという名目で、騎士団を中核とするイエズス会を設立し、バチカンに公認させた。
宗教改革とイエズス会 より引用
そう、ここで現れたルターとカルヴァンこそ学者の原型であり、活版印刷を使ってこの教義を広め、扇動した連中が新聞・マスコミの原型だ。彼らは大学を設立して、学者の大量生産へ。
・1559年、ジャン・カルヴァンによって、スイスに神学校としてジュネーヴ大学が創設
では、彼らを生み出した者たちとは?
ルターとカルバンの背後にいたのは、サヴォイ家などベネチアの金貸しだった。
参照:金貸しによる洗脳教育史⑤ ~16世紀の宗教改革の黒幕はベネツィアの金融勢力だった
●観念支配の仕組みを作り、世界に乗り出した者たち
その後、デカルトetc・・・学者を使って近代思想を作り出し、個人重視→自我肥大→大衆を動員・扇動しながら、各地で自由主義・民主主義革命を起し、王朝を倒し、金貸しに有利な議会制を導入させていく。
※彼らはバチカン支配と学者・マスコミ支配によって新旧2つの観念支配手法を手に入れたことになる。キリスト教・イエズス会によって新大陸に乗り出し、王朝・国家体制には学者・近代観念→マスコミ→大衆扇動の手法。観念動物である人類を支配するには、観念支配が欠かせない。・・・これを持って世界中に乗り出していく。
・1500年代 西欧各地で宗教改革
・1500~1600年代 大航海時代
・1618~48年 三十年戦争(ハプスブルグ敗北)
・1789年 フランス革命、次いでアメリカ独立、明治維新などなど
そうやって王朝を倒し、資本主義が発達すればするほど、こんどは貧乏人が増えてくる。そうするといつ大暴動が起きて襲われるかわからないので、彼ら不満分子を囲い込み手懐けるために共産主義と福祉主義を作り出した。背後で金を出して思想を作り出させ、広めているのは、もちろん金貸しである。
・1867年 マルクス『資本論』
・1917 ロシア革命
・1901年 ノーベル賞設立(おまけ)
このように世界中を騙しつづけている連中がいる。日本の学者やマスコミはその末端に連なっているだけだ(本人達はそんなことも知らずにやっているのだろうが)。・・・今日は一旦ここまで。
(by Hiroshi)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.nihon-syakai.net/blog/2018/12/8321.html/trackback