2011年04月24日

4/17なんでや劇場(1) プレート説とはどんな説か?

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画像は ここ からお借りしました。
3・11東北地方太平洋沖地震から1ヶ月以上経ってもM7.4の余震が続いています。
少しは落ち着いてきたような感じがしますが、まだまだ予断を許さないような状況が続いています。
4/17のなんでや劇場の冒頭で、
今回の地震の特異点があげられました。
①M8クラスの地震が3連発で起こった。
②太平洋にある震源地の地盤が東に24m動き、しかも3m隆起した。

③海岸線の地盤が1m以上沈下した(平安時代の巨大地震でも地盤が沈んだ報告はない)。
②、③は初耳で今回の規模の大きさ以上に特異性を改めて認識しました。
そして、
「地震を解明するには、地球の仕組みや地盤の状態をイメージすることが生命線であり、学者にはそれが欠落している。だから、予知もできず「想定外」という話になってしまう。」と話は、続けられました。
まずは、地震の発生メカニズムとして、一般に定説とされている(教科書でも習った)プレートテクトニクス説(以降、プレート説)を改めてみていきましょう。
4/17に開催された“なんでや劇場”と次の日に臨時で開催された“るいクループの劇場会議”を元に“るいネット”に投稿されているレポートを紹介していきます。
4/17なんでや劇場(1) プレート説とはどんな説か? を紹介します。

4月17日、18日に行われたなんでや劇場および類グループ劇場会議の要約です。
1.まず、地震学の世界で常識化しているプレート説とはどんな説で、何がおかしいのか?その整理を行う。
2.その上で、地球の構造はどうなっているのか? それによって一般的地震理論が成立する。
3.その上で、今回の地震の特異性の構造を明らかにする。

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引き続き

  ●プレート説とはどんな説なのか? 
中学校の教科書にも載っている話だが、正確に理解している人は少ない。
この説の背景・大前提になっているのは、100年前にドイツの学者が提唱した大陸移動説である。南アフリカ大陸の西海岸線と南米の東海岸線が一致するので、数億年前に一つの大陸であったのが、反対側に移動してできたに違いないという説であり、この説がプレート移動説の原点である。
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画像は、ここ からお借りしました。
各プレートが地球の裏側まで移動するということになると、衝突したプレートの片方が沈み込んでゆくと考えるしかない。
つまり、プレート説の生命部分は、プレートが移動すること、そのためには沈み込む(と考えるしか成立しない)という点にある。
おなじみのプレート説の解説図などによって、太平洋プレートがユーラシアプレートに35度くらいの角度で沈み込むイメージが描かれている。そういう角度で厚さ100kmの岩盤が摩擦で引きづられ、上のプレートが曲げられる。プレートの移動は続いているので曲げ圧力に耐えられなくなって、ユーラシアプレートの端が跳ね上がる。それが地震であるというのがプレート説である。
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画像は ここ からお借りしました。
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画像は ここ からお借りしました。
それに対して我々は、1995年阪神淡路大震災の時に、プレートの撥ね上がりが地震であるという説はおかしいことに気づいた。本当にプレートの撥ね上がりであれば、地震のたびに常に津波が起こらないとおかしい(現実には、津波を伴う地震は一部しかない)。また、プレートが沈み込む場所は太平洋沖にあり、そこで撥ね上がりが起きるというのであれば、何百キロも離れた内陸部で地震が起きることの説明がつかない
そこで考えた仮説が、硬い岩盤同士がその接続面上のいくつかの抗点で引っ掛っているが、その抗点が壊れ地盤が動くので地震が起きるというものである。この説によって内陸部で地震が起きることが説明できるようになった。
現在、地震学者の中でも主流ではないが、プレート同士はそこに働く摩擦ではなく、いくつかの固着ポイントによって支えられているという説が京大などで登場してきたが、まだ過半の地震学者はプレート同士は摩擦によって支えられていて、プレートの撥ね上がりが地震であるというアホな話を言い続けている。

今でこそ、インターネットを初めとして検索すると、色んな説を知ることが出来るが、かつての(今も?)中・高校生と言えば、得られる知識の殆どは、学校での授業である。教科書に書かれているものが基本的には正しいとされ、疑いを持つことは殆ど無かった。
これは、いくつかある説の一つで、この説は、こういった矛盾や未解明な部分があり、この説は・・・、そして社会的背景は・・・なんて教え方はしてくれない。有力な(学者の)説を正しいものとして、教え込まれる。
そして、「さもありなん」と思わせることが出来れば、細かい矛盾点はもとより、根幹のベースとなっていることさえも矛盾があったとしても覆い隠されてしまうこともある。
例えば、大陸移動説なんか、あまりにもアフリカとアメリカがピッタリ合う(合いそうな)ので、驚きと共に正しいものと思い込んでしまっていた。
次回(2)では、プレート説では説明できない事象を挙げていきます。

List    投稿者 sodan | 2011-04-24 | Posted in 10.日本の時事問題No Comments » 

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