2018年08月23日

教育制度の体系を変革する事で日本の「無力化」を図った、GHQの占領政策

現在の日本の教育制度は、「単線型体系」に分類されます。
すなわち、小学校→中学校→高校→大学 と基本的に一直線となる学校制度です。

多くの人は概ねこの「一直線」の制度を経て教育課程を修了する為、これを当たり前のように考えていますが、戦前の学校制度は、「複線型体系」と呼ばれる、多様性に富んだものでした。

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「複線型教育体系」とはどの様な物でしょうか。
Wikipediaでは以下のように説明しています。

太平洋戦争までの日本の学校制度は、明治初期には単線型に近い学校体系が実施され、徐々に就学率が上昇していくにつれ、在学者の多様化などから複線型に変わって行った。
例えば中学校は当初その同等機関のない単線型に近い学校であり、進学・実業の両方の教育を行っていたが、後に実業学校と中学校に分離し、複線型になることになる。
特に昭和初期はヨーロッパ式の複線型学校体系が布かれていた。
この体系では、尋常小学校卒業後に就職する(12歳)か、高等小学校に進むか、旧制中学校・高等女学校に進むかなど比較的早期に進路が決定される分岐型学校体系であり、特に大学などの高等教育段階の学校はかなり多極化していた。

SchoolSystemJapan

以上引用終わり。

この多様多彩な教育体系の背景には、江戸時代の自主的な教育機関である「寺子屋」や「私塾」で培われた、出自や年齢を超えた教育、能力や適正に応じて早くから社会的な期待と役割を示す教育、という精神があったと推察します。
そこから学ぶのは単なる知識や技術だけではなく、創造力、応用力、統合力そして共認形成力等、現実を直視しその突破口を切り開く様々な能力でした。

しかし戦後の直線型教育体系は、その多様性と可能性の芽を摘むことになります。
その背景には、戦後のGHQによる教育制度改革と、これを通して日本古来の制度を全て否定、再構築し、今後は米国にはむかうことの無い、従順で無能は敗戦国家とする狙いがありました。

以下、ブログ「日本の歴史から学ぶ、日本人の精神性」からの記事を紹介します。リンク

 【教育によって日本の「無力化」を図った、GHQの日本人再教育とは?】

■教育によって日本の無力化を図る
GHQにとって、第二次世界大戦でアメリカと戦った日本人に対して、教育によって「無力化」することは至上命題でした。
今後も半永久的に日本人を従順させ、また「弱体化」させるためには、最初に日本人の教師や生徒を「洗脳」し、幼い頃からの教育によって、「心理的側面」、つまり過去の思想を変える方法が一番効果的であると、GHQは考えたのです。
それを彼らは「日本人の再教育」と呼びました。

 (中略)
■日本人の最も得意な応用力が収奪された
GHQは、日本の「軍国主義」だけでなく、古き良き日本の教育制度まで破壊しました。
たとえば、自由でエリートを育てる気風のあった旧制中学や旧制高校を無くて、「6・3・3・4制」という学制を確立しました。

GHQは、日本の専修学校や専門学校、師範学校などを基本とする「複線」による制度を廃止し、直線的に「6・3・3・4」と上がるだけの「単線」に変えました。
そのため、その制度の実施に伴い、歴史ある陸軍士官学校や海軍士官学校など、軍関係の幹部学校はもちろんのこと、教師を養成する師範学校、各種の専修学校や高等商業学校などの「高等専門学校」も、彼らの方針により、すべて廃止しました。

 ちなみに戦前の「複線」による学校は、尋常小学校さえ卒業していれば進め、高等学校に行かなくても誰でも進学できました。
一方、現在における日本の学校制度では、短大などの一部を除いて国立大学と同じ4年制大学に進むためには、必ず高等学校を卒業しなければならなくなったのです。

 このようにGHQの影響下で旧文部省が決めた「学制」あるいは「学区制」で、日本人の志望学校の選択肢を極めて狭くなりました。
この結果、必然的に基礎学習に追われ、日本人の最も得意な「応用技術力」や「専門知識」を身につける機会は、少なくとも高校か大学まではなくなってしまったのです。
GHQは、「リベラルアーツ(教養)を日本人に身につけさせる」といいながら、実際には「応用力」という日本人の「得意分野」を収奪していったのです。

以上、引用終わり

現代私たちが享受している様々な制度や体制は、その多くが戦後に戦勝国によって植え付けられた事は周知の通りです。
憲法、軍制、自由経済主義等多岐に及びますが、私たちが当たり前のように受け止めている現代の教育制度もその一つであり、日本人を無力に、従順にする狙いがありました。
そしてその制度は現在、様々な矛盾と限界に直面しています。
これは、今まで押さえつけられていた日本人の追求力や学ぶ意欲が解放されつつあり、故にそれに蓋をする制度や体制への不全と改革気運が顕在化してきたとも言えるのでは無いでしょうか。

 

List    投稿者 nihon | 2018-08-23 | Posted in 01.どうする?マスコミ支配1 Comment » 

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コメント1件

 社会系 | 2018.08.24 1:09

支配勢力が存在できるのは、
政府、教育、マスコミがいるからで、
これを倒せば、支配はできない。

この本質を、
鋭く指摘されていることがすごいです。

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