新聞業界最大のタブー「押し紙」2 福岡高裁の断罪!(しかし…)
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さて、前稿で紹介しましたが、『新聞業界最大のタブー:押し紙問題の実態』が、より鮮明になってきました。しかし、残念なことに(週刊新潮以外の)まさに“マスコミが伝えない事実”なので、あまり知られていません。(先月の週刊新潮の連載4回分の詳述はこちら)
本稿では、福岡高裁が、既に2007年、読売新聞の詐欺行為を断罪している事実を、当時その内容を詳述したブログ記事により紹介します。なお、その後、読売新聞は最高裁に上告しましたが、同年12月、棄却されました。このように、押し紙の存在は最高裁で“確定”されたにも関わらず、“マスコミが伝えない”ために、さほど改善されることなく、新聞業界の経営不振とともに、秘密裏に詐欺が拡大してゆく可能性が高まっており、もはや看過できない問題になっています!
なお、押し紙問題の顕在化は、『マスコミの凋落』の加速に他なりません。
これを機に、その構造も押さえておきましょう!
マスコミの凋落は、もはや時間の問題ではないか?
マスコミ離れ→反マスコミ気運の発現→マスコミによる共認支配の崩壊過程
マスコミの凋落(各メディアの不振状況)
マスコミの凋落(関連投稿 図解)
マスコミの凋落(新聞記事より)
確かに、『反マスコミ気運』は拡大しているようですね。
マスコミは“社会の公器”なんかじゃない!というみんなの声
ちなみに、近10年の新聞の発行部数推移のグラフは、こちら。なんと、一般紙は『3.2%』しか減少していない(非常に怪しい…)が、スポーツ紙は『22.1%』も減少していると発表している。
それでは、
●『読売新聞の「押し紙」に福岡高裁が断罪』 – Freeman 雑記帳・広島 – Yahoo!ブログ(2007/8/9)より、以下引用します。他にも、『「部数水増し」「サギ的広告料」ついに「新聞の暗部」が裁判所に断罪された』に詳述されています。
>旧聞になりますが、読売新聞の販売店主が、読売新聞から『虚偽の部数報告』があったとして、販売店契約の解除を申し渡され、これを不服として民事提訴。地裁は販売店の一審の地位保全を認め、読売新聞の敗訴となりました。これに不服とした読売新聞の上告裁判に対して、6月19日福岡高裁で判決があり、再度販売店主が勝訴しました。
>ことの成り行きは、読売新聞が支援する新聞販売店に販売権を集中するため(裏の稼業のある人と言われている)、久留米市にある『YC広川』の店主・真村久三さんに対して契約解除の通知があり、その理由が『販売部数虚偽の報告』となっていました。
>これは以前にも書きましたが、新聞社の恥部、架空販売部数『押し紙』のことなのですね。
>真村さんは、地裁に地位保全の申し立てを行い、これが認められた訳。
>が、読売新聞は高裁へ控訴し、先般真村さん勝訴の判決があったものです。
>『読売は販売店の注文に応じて部数を納めた、水増しがあったとは知らなかったと言っているが、私たちは送られてくる新聞の部数が余っていることを報告していたのです。押し紙について、読売は自分たちの都合のいいように、実態とかけ離れたことを言う。一審で曖昧だった、押し紙について、高裁判決ではキチンと判断してもらいました』と真村さん。
>判決では更に『定数と実数が異なることを知りながら、あえて定数と実数を一致させることをせず、定数だけをABC協会に報告して、広告料計算の基礎にとしているという態度がみられる』として、『押し紙』の問題を放置している新聞社側の責任を追及しました。
>つまり『嘘の部数をABC協会(新聞・雑誌の発行部数を集計する機関)に報告し、これを基礎とした広告料を取っていたのは遺憾である』ということです。
>さらに『自らの利益のためには定数と実数の齟齬をある程度容認するかのような姿勢であると評されても仕方ないことである。(中略)原告真村の虚偽報告を一方的に厳しく非難することは上記のような自らの利益優先の態度と比較して身勝手のそしりを免れない』と高裁は断じています。
>週刊新潮は、7月5日号でこの事実を報道し、新聞メディアを切って捨てました。
>曰く『新聞業界の押し紙は各社が行っている事実であり、恥部である。そのためか、裁判結果の新聞報道はほとんどなされず、掲載されてもベタ記事扱いだった。身内、同業の悪しきことに目をつむる新聞業会は糾弾されるべき』と。
>私は、以前から新聞部数の水増し部数を問題視しています。というのは、新聞メディアは『社会正義』を旗印として、例えば赤城元農林大臣の何百円の経費記録ミスを大々的に取り上げ、辞任に追い込みました。
>私は、この『押し紙』問題は、例えれば『三菱自動車のリコール隠し』位の社会的ニュースバリューがあると考えます。理由は『嘘』を平気で世間に公表しており、それが長年続いているからです。三菱のリコール隠しでは、各紙一面トップの報道をしたはずです。
>それが自分の業界の恥部や、自社のことになると、報道しないか、もし報道しても扱いを小さくする工夫をしています。
『姿勢を正せ、新聞社殿』です。
いつもありがとうございます(^○^)/
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