市場・グローバル勢力の敗退・・・人々の意識→未知世界の探索へ
Dロックフェラーの死、新勢力プーチン・トランプVS旧勢力たるロスチャ・ソロスの闘い。
時代の流れは、明らかに市場・グローバリズムから、民族主義や地域主義へと移っている。
グローバリズムの中に国民が望むことは一つもない→大衆の反グローバリズム=この意識を基盤にトランプ大統領誕生。これを真っ先に実現したのはプーチン。現在進めているのは習近平(秋の党大会には決着か)。※しかしトランプは未だに不安定、トランプは金貸しに勝てるのか?(これについては後の記事で分析する)
●市場の行き詰まりの最後の賭けが、グローバリズム。
近代市場が成長している間は、金貸しが市場の主として、カネの力で政府の背後から(政治家・マスコミ・官僚を支配し国家支配、とりわけ覇権国)支配し、世界を支配していた。しかし1970年豊かさの実現→市場が縮小し始め、縮小する市場に居ては限界がある、そこで国家支配→世界政府による支配を目論んだ。その実験がEU統合だった。
グローバル=地球規模市場はもともとシルクロードに代表されるように古代からそういうもの
→☆今更声高に叫ばれるグローバルの真意は何か?
=世界統一政府でその下に全ての国を動員し世界を支配しようという思想
|ex1)⇒世界共通言語でみんな英語使おう
|(→グローバリズムが崩壊しているにも関わらず日本の教育行政は今更英語教育強化)
|ex2) 世界中でテロを演出、強大な政府が必要という演出。
米軍内の軍産派がシリア攻撃を開始している。米軍内のグローバル勢力・軍産の動き。国家の根源は戦争、そこに回帰するしかない。
●グローバリズムの失敗、市場時代の終焉
イギリスの離脱→EUの分裂に象徴される、グローバリズムの失敗。その背後には冒頭のような大衆の意識がある。誰もグローバリズムなど望んでいない、戦争も望んでいない。→大衆の意識を動員できず失敗。
市場時代、我々は、学校や塾で勉強し、マスコミ情報を信じ、企業に就職し、ビジネス世界で働き、都会に住み・・・という常識世界で生きてきた。
まさにそこに対する違和感の増大がトランプを生んだ。(トランプはマスコミを嘘つきと断言。)大衆はさらにマスコミや学校、政府という旧世界への違和感を増大させている。⇒脱強制・脱制度。 参照:トランプを生み出した人々の意識
その意識潮流を踏まえると、市場の行き詰まりを、究極の強制制度である世界政府(世界国家)、国家の根源である戦争に求めること自体が、時代錯誤である。だれもそんなところに収束していない。時代の大転換が読めていない。あわれ、旧勢力の旧勢力たる所以。
※これは、金貸しと国家に連なる、大企業、官僚・公務員、マスコミ、右翼や左翼という政治勢力・・・旧勢力全般にいえること。
参照:国家と市場の退場・・・新たな未来像、何が求められるのか?
●人々の意識が作り出す世界
戦争→強制圧力という人工的・奴隷的圧力が作り出した私権社会(教科書的には5000年前から始まる文明時代)。その時代は、私権欲求が極めて明確で分かりやすく、人々は身分(序列・学歴)やお金に収束していた。
しかし、今やそんな人は化石化している。脱強制・脱制度の先にある、皆が求めているのは、役に立ちたい⇒周りの人が何を求めているかということ。
だから、人々の意識を具現化した指導者が先導する社会に転換したのだ。
そして、供給過剰。市場延命のためにもベーシックインカムが導入される。ますます生きるため(食べるため)に働かなくてもいい社会が来る。ますます、やりがいを求めて、周りの人々の意識の探索へ向かう。
●人々の期待を探り、未知世界に飛び込む
国家や市場が作り出した常識的世界観。それが終焉を迎えた。
あらゆる常識は通用しなくなった。周りの期待から、組立てる。
幾つかの方法があると思う。
・新たな世界がどうなるのか掴む⇒人々の意識を掴む
・そのために、世界や人類の構造を掴む
⇒歴史構造を摑む
’ ⇒自然や宇宙の摂理を掴む
極限時代、未知世界へ収束することでかろうじて生き残ってきた人類、私権時代(文明時代)の終焉を迎え国家や市場という人工的世界の姿が相対化され、改めて未知世界へ突入する。生き残る力は意識潮流・史的構造認識を導きに、仲間・人びと・世界・宇宙という現実対象への同化・追求力。
(by Hiroshi)
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