2008年03月01日

デヴィッド・ロックフェラーが目指す理想社会とは?

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1月11日の記事「デビッド・ロックフェラーはどのような社会を作ろうとしているのか?」(本郷氏)の中で提起されている
>デヴィッド・ロックフェラーが作ろうとしている社会は、金融資本家の優生思想によって先導される共産主義的社会ではないか。
の中身について追求してみたい。
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中田安彦著『世界を動かす人脈』(講談社現代新書)に、デヴィッド・ロックフェラーの国際思想について記されている。以下はその要約。

ロックフェラー家の国際主義は、「インターディペンデンシー」(相互依存)というキーワードであり、国境を意識しないグローバリストという考え方。
デヴィッド・ロックフェラーはこのロックフェラー家の思想を引き継ぎ、国際主義の実現を目指して、アメリカの主導的地位のもとで、世界の政治と経済構造の統合を推進している。

また、同じく中田安彦著『世界を動かす人脈』(講談社現代新書)の中で、デヴィッド・ロックフェラーが自身の回顧録で彼への批判者に対する反論を語っている。内容が興味深いので紹介する。

「一世紀以上にわたって、左右両派の過激派たちが、私がこのときにカストロと出会ったような広く報道された出来事をあげつらって、ロックフェラー家が圧倒的な影響力をアメリカの政治経済機構に及ぼしているとして攻撃してきた。

その中には、私たち一族が、アメリカの国益に反して暗躍している秘密の陰謀団の一味であると信じている者もいたし、私の一族と私を指して『国際主義者』と呼び、他の世界の有力者と結託して、共同謀議をたくらみ、世界を政治的・経済的に統合して『ワン・ワールド政府』をつくろうとしていると考えている者さえいた。

そのように、彼らが批判するのであれば、私は喜んでその追求に対して『有罪である』と認めよう。それどころか、私はそのように言われることを誇りに思っている」

デヴィッド・ロックフェラーは、陰謀という見方で彼を批判する者たちのスタンスに対しては、激しく批判するものの、その行為そのものに対しては全く肯定していると著者の中田氏も述べているように、政治と経済構造が統合された社会を作ろうとしていることは間違いない。
また、国際主義がもたらした経済相互依存主義の効果によって、庶民は恩恵を受けていると考えているようだ。彼を批判する者たちが、その利益については一切語ろうとせずに、陰謀によって世界を動かそうとしているなどとする被害妄想に対して激しく批判している。
しかし現在、彼の基盤であったアメリカの主導的地位はもはやグラグラである。その状況はデヴィッド・ロックフェラーも認識しているはずである。だとすれば、アメリカ主体のワン・ワールド的な社会に見切りをつけ、多極的な経済相互社会に向けて舵を切ったと見るべきだろう。果たしてそれをどのように実現しようとしているのか?まだまだ疑問は残る。

List    投稿者 hiroaki | 2008-03-01 | Posted in 08.近現代史と金貸し2 Comments » 

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コメント2件

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