2018年10月09日

南相馬市立総合病院の事実~原発事故前より成人甲状腺がんは29倍、白血病は10倍に。次の世代のために我々が成すべき事は何か~

下の表は、南相馬市立総合病院の、がん患者数の推移だ。

より詳細の情報は、こちらをご覧ください。

風評被害を拡大したいのではない。あくまで、事実として情報として受け取っていただきたい。

3.11から7年が経過した福島。今、起こっていることを簡単に紹介したい。

にほんブログ村 政治ブログへ

以下の内容は、こちらからの引用です。

 

木下黄太氏からの情報です。

南相馬市議・大山弘一氏が南相馬市立総合病院から病名ごとの患者数推移のデータの提供を受け、
弁護士の井戸謙一氏が子ども脱被ばく裁判の証拠として提出するそうです。

患者数は、原発事故前と比較して、成人甲状腺がんが29倍、白血病が10倍、小児がん、肺炎、心筋梗塞、
その他のがんも軒並みに数倍になっています。

こういったデータが公表された以上、もはや政府、福島県は「福島原発事故で健康被害はなかった」と
シラを切り続けることは不可能です。

健康被害の実態を正直に公表し、一刻も早く住民を汚染のない地域に避難・移住させるべきです。


(木下黄太)

南相馬市の病院データ。 井戸謙一弁護士FBより引用。
成人の甲状腺がんは原発事故前の29倍。 白血病は10倍。 明確になっています。
なお、木下黄太札幌講演会は本日 直接おいで下さい。
【10/8(月・祝)木下黄太札幌講演会】 13時受付開始 13:30~15:30 道民活動振興センター(かでる2.7)
19:36 – 2018年10月7日

「井戸謙一氏 Facebook」 (2018/10/7)
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=841174066091351&id=100005962957611

(重要・拡散希望)衝撃のデータが出てきました。私たちは、フクシマが、住民に健康被害が拡がったチェルノブイリのようになる恐れがあるのではないかと心配していました。

しかし、国も福島県も、小児甲状腺がんを除き、健康調査をしてきませんでした。この度、南相馬市議会議員の大山弘一氏が南相馬市立総合病院から病名ごとの患者数推移のデータの提供を受けました(医事会計システムから主傷病名を抽出したもの)。

事故前の平成22年度と平成29年度を比較すると、なんと、成人の甲状腺がんが29倍、白血病が10.8倍、肺がんが4.2倍、小児がんが4倍、肺炎が3.98倍、心筋梗塞が3.97倍、肝臓がんが3.92倍、大腸がんが2.99倍、胃がんが2.27倍、脳卒中が3.52倍です。

確かにデータ数は多くはなく、一病院のデータだけから全体の傾向に短絡するのは注意が必要です。周辺の医療機関の閉鎖や規模の縮小、住民の高齢化、津波や原発事故に伴う心身の疲れや精神的ストレスなどの影響も検討するべきです。

しかし、同病院の外来患者数は、平成22年度の82954人と比較し、平成29年度は81812人で決して増えていません。南相馬市の65歳以上人口は、平成22年が18809人であったのに対し、平成27年は18452人で、これも増えていません。またストレスは、初期の方がより深刻だったと思われますが、患者数は、この7年間、一貫して増え続けています。

私たち、子ども脱被ばく裁判弁護団は、次回口頭弁論期日(10月16日)にこの証拠を提出して、問題提起をする予定です。


(関連情報)

「順天堂大学・外来患者数 急性白血病は2011年から5年で3.6倍に急増」(拙稿 2017/6/13)http://www.asyura2.com/17/genpatu48/msg/279.html

「メチャ増えてるね。急性白血病 厚生労働省の医療データー、急性白血病から見た原発事故後の日本を見てみる。」 (阿修羅・知る大切さ 2016/3/2)http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/166.html

「激増する白血病 身のまわりでが2人以上発病したという報告が増えている」(拙稿 2015/11/3)http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/259.html

「福島では白血病などで多くの住民がどんどん亡くなっている 今からでも避難・移住を!」(拙稿 2015/7/5)http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/367.html

「ますます深刻化する健康被害 (34) 2018年6月 福島と近隣県で小児白血病激増満床で他県へ患者を送っている」 (拙稿2018/7/1)http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/884.html

「2011-15年に福島県で行われた甲状腺悪性腫瘍手術は1082件以上!山本太郎議員が追及」(拙稿 2017/4/16)http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/783.html

 

また、周産期死亡が、福島と近隣5県と千葉・埼玉・東京で増加しているという情報もある。以下の引用は、るいネットから。

2001年から順調に減少していた周産期死亡(妊娠22週から生後1週までの死亡)率が、放射線被曝が強い福島とその近隣5県(岩手・宮城・福島・茨城・栃木・群馬)で2011年3月の事故から10か月後より、急に15.6%(人数としては約3年間で165人)も増加し、そのまま2014年末まで推移しています。また、被曝が中間的な強さの千葉・東京・埼玉でも6.8%(153人)増加、これらの地域を除く全国では増加していませんでした。これは、チェルノブイリ後に、ドイツなどで観察された結果と同様です。

マスコミは、こうした事実を何一つ、我々に伝えていない。 政治家や官僚は、こうした事実を前に、何一つ方針を出していない。

これからどうする?を考える前に、先ずは今、起こっている事実を真正面から受け止める必要がある。放射能の対策や避難も大事と思うが、それだけを言いたいのではない。

未来の日本、この国に住まう次の世代のために、我々が成すべき事は何なのか。日々に流されるのではなく、マスコミの情報に流されるのではなく、心底で感じている違和感や危機感を、もっと明確に対象化していくことがまず問われていると思う。

 

 

 

 

 

List    投稿者 nihon | 2018-10-09 | Posted in 01.どうする?マスコミ支配, 10.日本の時事問題, 健食医No Comments » 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.nihon-syakai.net/blog/2018/10/8147.html/trackback


Comment



Comment